陽気もよく春らしくなってきましたね
いつもの病院へ行き
補液をしてもらっていると
受付の看護師さんに
何やら相談している方がいました
小さい病院なので
会話は私のところまで筒抜け
なーんとなく聞いていると
野良猫を捕まえて
避妊手術を受けさせたいが
捕まらないので
捕まえるのを手伝ってくれる
団体さんとかを知らないか
ということらしい
近くの保護猫カフェや
他の動物病院などにも
問い合わせたがどこもダメで
外猫の手術に協力的な
こちらの病院を誰かに聞いて
藁をもすがる思いで来たらしい
口を挟むつもりはなかったのだけど
困ってる様子を見ているのが忍びなく
つい声をかけてしまいました
費用負担をしっかりして貰えれば
捕獲のお手伝いはできますと
お話しさせていただいたところ
きちんとしてそうな方だったので
連絡先を交換して
後日現場で落ち合うことになりました
あああ…
またもや余計な首を突っ込んでしまったと
いつもながら思うんだけど、仕方ない…
翌日待ち合わせて現場へ行くと
すでに目的の3匹が待っていました
早速捕獲器を仕掛けました
お腹すかせてそうなので
すぐ入るかなと思っていたけど、
どのこも一向に入る気配なし…
捕獲器の手前のゴハンすら食べないし、
やたらと用心深い
仕掛けたエサが悪いのか
誰かが既に餌をあげてしまったのか
少しするとたまにしか来ないという
黒猫が現れました
写真は後日明るい時に撮影。
捕獲時は真っ暗なので
耳カットはすぐ確認できませんでした
しかし、捕獲器を見た途端
物凄い早さで逃げていきました
何という用心深さ
これはかなり手強いな…
見知らぬ私に警戒してるのかもしれないので、捕獲器から離れたところで美味しいエサをあげて様子をみることにしました。
お皿に入れて近くに置いて上げようと
近づいたときに、「耳カット」がくっきり見えました!ちょうど街灯の灯りがあたるところに猫たちがきてくれたお陰で確認する事ができました。
どおりで入らないはずだよね…
えさやりさんにその事を伝えると
とても驚いていました
一ヶ月くらい前近隣の方に
餌をやるなと肩をグイッと捕まれ
痣になるほど揺さぶられ
かなり痛い思いをしたそうで
それ以来誰にもみつからないよう
コソッと餌を置いて帰るという
えさやりスタンスだったため
猫達の異変には気づけなかったのでしょう
えさやりさんには
とにかく頭数を増やさないことを
一番に考えるようお話ししました
そのためには避妊去勢手術が必要なこと
頭数を把握するために置き餌はしないこと
耳カットの有無を全頭確認し、カットのないこは手術をすること
新しい猫が来たら様子を見ずすぐ手術を考えること
今はちょっと大変かもしれないけど
避妊手術を徹底すれば3年後、5年後、
必ずいい結果に繋がるので頑張って欲しいです
今回耳カットされてた猫達を産んだ母猫が、えさやりさんが肩を掴まれる事件があってから姿を見なくなってしまったとのことでした。
もともと10匹くらいいて、去年出産した2匹がいなくなってるらしい…
暖かくなってから子猫を連れてでてくる可能性があるので、
今回は結果オーライな空振りだったけど、
これからも気が抜けない現場となりそうです…