白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
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問題解答

2018年08月21日 23時59分59秒 | 問題集
<本日の一言>
金足農業、大躍進でしたね。
秋田の方々は大喜びでしょう。
もっとも、甲子園で酷使されたピッチャーは選手寿命が縮まるというデータもあるようですが、これはなかなか難しい問題ですね。
個人的には7回制への変更が良いような気がしています。


皆様こんばんは。
本日は昨日の問題の解答を発表します。



1図(正解)
白△が正解です!
左下隅は白Aの抜き、白Bの下がりという2つの手段がありますが、黒の対応を見てどちらかを選ぼうという作戦です。
個人的に、この類の手筋を後出しの手筋と読んでいます。





2図(正解)
黒1なら白2が先手になるので、白4を選択します。
白6まで、黒2子を取っては大成功です。





3図(正解変化)
黒1と取れば、白2を利かして辺に1眼できるので、白4を選択します。
白6まで、大きく生きることができました。
これが双方最善の進行であり、真の正解図ですが・・・。





4図(別解?)
実は初手白1と打っても生きることができます。
いわゆる「詰碁」であれば、初手が2通りあってはいけないので、失題ということになってしまいます。
ただ、本問は白の最善を問うているので、1図~3図が正解となります。
本図は3図と比べると白が7目ほど損をしています。


問題の完成度はさておき、1図白△のような手筋で決める問題は好きです。
パンダ先生が悩むような問題は、頭が痛くなります(笑)。