めがね屋店長の日常

小さな町の個人商店主の日々のあれこれ。仕事ネタから趣味のブロンプトンネタまで色々。

大原美術館イブニングツアー

2014年08月11日 | アート

午前中の台風の影響でどうなるんだろうと思っていましたが、17時過ぎからの大原美術館イブニングツアーは予定通りの開催とのことで、いそいそ3時過ぎに出かけていきました。

少し早めの到着でしたが台風一過の美観地区、からっとという訳にはいきませんが快晴の微風です。コーヒー店で小休止のあと、ちょっとだけ近くを散策。

有隣荘を過ぎれば美術館です。

有隣荘の屋敷の角、先般書き込んだダニエルオストの新聞記事にあった写真を同じ方向から近づいて撮ったのがこれ。

写真じゃ伝わりにくいのですが、瓦の色がものすごく良いのです。寂びた緑色で、なんとも言えぬ色です。

 これは本館の壁と空、台風の後の名残の雲と対比させて見ました^^;

今回初めてイブニングツアーという催しに参加したのですが、目的はARKOで今年描かれた谷保玲奈さんの大作でした。

冒頭から民芸の蒐集品の説明だったので、それはそれで勉強になって楽しかったのですが目的の絵になかなかたどり着けなかったのです。

意図的かどうかは分かりませんが、谷保さんの絵は棟方志功の版画の大作に挟まれて展示されており、工芸館の流れに沿って案内されたというわけです。

 釈迦十大弟子というモノクロの大作にはさまれて、鮮やかな色彩の特別大きい日本画に圧倒されました。

学芸員の方の説明を聞きながら観るのはものすごく分かりやすく、また小さな疑問にもその都度答えてくださり、大いに楽しむことが出来ました。

あっという間の1時間少々、外に出ると日も落ち風も気持ちよく休日の締めくくりにはもったいないくらいの脱力感でした。

門を閉じた本館のかっこいいこと!!

ゲートを出ると先程の有隣荘・・・

またこの時間に来てみたいですね。