
赤い花火には、空が真っ赤に染まった。
口を開けて花火を眺めている人達の顔もきっと
赤く染まっていたに違いない。
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8/3の長岡まつり大花火大会。
素晴らしかったです。
長岡市民としてもう何回も何回も花火を見て
来ていますが、ほとんどの長岡市民が花火を
見て泣いたことなど、これまで一度もなかった
んじゃないかと思うのです。
生まれた時から当たり前のように毎年夏に
見ることができていたから。
それが、今回ばっかりは涙が出ました。
うちの奥さんも
「花火を見てたら、地震の頃のこととか、
いろいろ思い出しちゃって、涙が出そうだった」
と、帰りの車の中で言っていました。
音楽や歌と同じで、誰かの強い思いや、
願いや祈りがあってこそ、花火も人を
感動させられるのじゃないかと思いました。
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正三尺玉。
自分で打ち上げるわけでもないが(笑)、長岡市民が
みんな自分のもののように愛している花火。
大きな大きな枝垂れ柳が長岡の空を覆う。
どすーんという音が、腹の底まで響き渡った。
どうだ、今年の三尺玉は素晴らしかったでしょ!?
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最後の震災復興花火「フェニックス」では、歌手の
平原綾香が「Jupiter」を生で歌いました。
ラジオを通してその声を聞きながら、見た花火は
なんと美しいことか。
平原綾香の歌も素晴らしかったけど、復興と花火に
かける大勢の人の気持ちと執念と祈りが、長岡の
空いっぱいに広がっていくようで、涙が出ました。
この写真だと全体をとらえるために小さくしか
映ってませんが、実際は、見えてる空の半分くらいが
花火でいっぱいになっていました。
Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
深い胸の奥で つながってる
わたしのこの両手で 何ができるの?
痛みに触れさせて そっと目を閉じて
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じてあげられないこと
愛を学ぶために 孤独があるなら
意味のないことなど 起こりはしない
私たちははだれも ひとりじゃない
ありのままでずっと 愛されてる
望むように生きて 輝く未来を
いつまでも歌うわ あなたのために
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帰り道に聞いていたラジオ「FMながおか」では、
繰り返し平原綾香の「Jupiter」が流れていました。
北島三郎の大花火音頭や、長岡市民謡会の「長岡甚句」
に代わって、新たな長岡花火の定番ソングになりそうな
予感がしました。
いや、もうなってるのかな?
この歌は、地震の後に、繰り返し地元のFM曲で
リクエストされていたそうです。
地震後の中越の人達の心をこの歌が癒し励まして
くれたのでした。正直、川上は聞いていたラジオでは
あまり流れた記憶はなかったのですが(笑)。
でも、詩も音楽もとてもすてきです。そして平原綾香の
静かだけど力強い歌声も、素晴らしい。
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それとなぜ震災復興花火が「フェニックス」なのか?!
単に不死鳥を言っているだけではないのです。
昨日の投稿でも書きましたが、長岡のシンボルマークを
思い出してください。
「長」の字をかたどった青い鳥。あの鳥の姿こそが、
まさしくフェニックス=不死鳥なのです。
↓ これです
つまり、フェニックス = 長岡市なのです。
長岡市は戊辰戦争、第二次大戦の長岡大空襲、
そして昨年の中越地震と度重なる災禍に遭って
きましたが、そのたびに力強く立ち上がってきた
という姿が、そのまま長岡の象徴となっている
のです。
力強い花火の姿に、自分たちの姿と思いを映すので、
花火にあれほどまでに感動したのでしょう。
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さぁ、いつまでもお祭りとも言っていられません!
きょうからまた育英センターも開きます。
キャンプに向けて、そして合奏の練習に、とことん
頑張っていきましょう。
あっちぇーけど、まぁ頑張っていこうてば!
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ガンバロウ長岡!!!
ガンバロウ育英!!!
by 川上