仏 (仏陀=ブッダ) とは、「目覚めた人」「覚者」と言う意味。
神とは、天の衆生。人間界より上にあるとされる「天上界」。
1つ上から無数に上はあるそうですが、高い天上界になればなるほど、その天の神々の寿命は「とてつもなく長い」。大梵天など、寿命が1.5劫と言う途方もない寿命。大梵天よりさらにまだ上の天があるので、無色界の天になると、もう、人間の頭では理解できない。
日本で言う、神 (カミ) は、天と同じだと思っていいです。
本来、古代の日本では、それぞれの国の族長を「カミ」(一族の守護神的存在) として祀る風習があり、その最たる神が、「古代の王の霊」であったのでしょう。
私にとって、日本の神とは、「古代の神々」にほかなりません。広義では、神の使いの鳥獣や昆虫も「神」に類するかも知れませんが、狭義では、古代の「人間の神」。
が・・・明治以降、「精神が捻じ曲がって」しまった現代日本では、なんにでも「神社」とつければ「神」になってしまう風習ができ、「頭狂っとんか」と思えるほど、本来の正しい智慧とは「真逆」になってしまっている現代。その原因は、私は知ってますが、ここでは書かない。
さて、日本の神々・・・「人間の神々」は、代表的な神々で言えば、そう多くは無いと思う。国家守護神的な神々は、少数であると思う。
配下には多くの神がおられると思うが・・。
どこの国にも、神話があり、古代には神々がいたとされるが、そのほとんどは、「自然神」だと思われる。
日本の神話も、海外の神話をモデルに作られたと言われる。ただ、ある程度、史実に則って作られていると思う。
日本のように、体系だって祀られ、出自がけっこう「はっきりと」わかっている神々は、世界的に見ても珍しいと思う。(歴史上実在した「人」であること)
日本霊異記だったか何だったか忘れたが、古い時代の話で、ある僧侶か天皇の夢に、日本の神で出で、
概ね「私は、○○命である。元はインドの神で、神としての寿命が尽き、インドのある国王に生まれ変わった。そして、人間の国王としての寿命が尽き、日本の (ある) 国王に生まれ変わり、寿命が尽き死んだ後、日本の神として生まれ変わった。私のために、法華経を講じて欲しい」というもの。
この話が事実なのかどうかは解らないが、あながち、作り話では無いかも知れない。なぜなら、正式な純密が、弘法大師の手で伝わる以前から、日本では、「雑密 (ぞうみつ) 」が山岳修行者に広まり、正式に伝わってもいないのに、修験道には「柴灯大護摩 (野外で炊く大護摩) 」があった。弘法大師の孫弟子に当たる、理源大師聖宝尊師が始めたと伝えられるが、どのような経緯で始まったのか。なにかで読んだが、インド人が、柴灯大護摩を見た時、「インドのホーマ (護摩) とそっくりだ」と言ったらしい。
純密の、堂内で修される護摩は、弘法大師から正式に伝わっているが、柴灯護摩のような、野外で修される護摩・・・インド人が「ヒンドゥー教の護摩とそっくりだ」と言う柴灯護摩・・・もしかしたら、日本の古代の神々が、もともとインドの神々と繋がっていた「から」「かも」知れない。
インドの古い神である「インドラ (サッカ) 」(帝釈天) は、三十三天の王であり、配下神に四天王がいる。ヴァジュラ (独鈷所)から雷を発する。人々に罰を与える神でもある。戦いの神の性格も持つ。
スサノオノミコトは、日本の古代の神々の「王」的存在。私見だが、「あまり表に立たれないイメージはある」。雷の神でもある。冥府の神としての性格も持つ。英雄神。
結構、共通点はある「気が」する。
ではまた。
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