お猫には・・・
「人に感じられないものを」、
「感じる」
「能力がある」。
私のお袋が亡くなって間もない頃・・・
私のお猫が、うちの仏壇前の座布団に、自分の宝物である「ウサギのぬいぐるみ」を置いていた。
しかも、何度片づけても、定期的に置いていた。
ある日、早めに帰宅して仏間に行くと、宝物の「ウサギのぬいぐるみ」を仏壇前に置いて出てくるお猫を目撃した。
私が目の前にいるのに、
私に気づくことなく、恍惚の表情で「とことこ」歩いていく。
ははあ・・・この子 (お猫) にとって、「ウサギのぬいぐるみ」を仏壇前に置く行為は、ほとけさまにお供えすることを意味にしてるんだな・・・と、その時の「お猫の恍惚の表情」を見て気づいた。
前住んでいた家では、その前に暮らしていた「お猫」は、
仏壇前に・・・「お猫が狩ってきた、ムクドリみたいな鳥を」、何度かお供えしていた。
まあ、「ウサギのぬいぐるみ」であれ、「お猫が狩ったムクドリ」であれ、お猫にとっては、「宝物」。
その宝物を、ほとけさまに御供すると言う気持ちを私は汲む。
「お猫えらいぞ」と言いつつ、ムクドリの遺骸は外に放ち (他の猫か、カラスが食べる) 、ぬいぐるみは、元の位置に戻した私である・・・・・。
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