有名な奈良の風物詩、「東大寺のお水取り」。
昨年、コロナ下の中、出仕僧一人も感染できない厳格な状況の中、お水取りは行われました。
NHKの特集番組、生中継で初めて見る「お水取り」。
私は、お水取りは、いつもニュースで見るクライマックスのシーンだけなのかと思っていました。
実際に、長期にわたった修されるお水取りは、日本の「神仏習合」の「原点」を見るような真剣勝負でありました。
ウィキより、
「お水取り(おみずとり)は東大寺二月堂で行われる、修二会という法会の中の一行事。目的は、仏の前で罪過を懺悔すること(悔過)であり、2020年現在は3月1日から14日までおこなわれている。その間、心身を清めた僧(練行衆)が十一面観音の前で宝号を唱え、荒行によって懺悔し、あわせて天下安穏などを祈願する[1]。 「お水取り」はあくまで行中の一部であり、旧暦2月に行われていたため「修二会(しゅにえ)」と呼ばれるが、正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)である[2]。
二月堂本尊の十一面観音を祀る懺悔祈祷の厳行であり、752年(天平勝宝4年)、良弁(ろうべん)の高弟実忠(じっちゅう)によってはじめられたと伝えられている。お水取りの通称は、東大寺領であった若狭の荘園から水を運搬して来たことに由来する。 古代には、天災や反乱などの国家的な災いは「国家の病気」によるものと考えられ、その病気を取り除く十一面悔過は国家的な宗教行事であり、「不退の行法」として引き継がれている[3]。
この行のハイライトは達陀(だったん)の行法であり、練行僧が松明を持って走る姿は奈良の風物詩となっている。 近畿地方では、「お水取りが終わると春が来る」という」
昨年、NHKの生中継を観ていて、
その神秘性の神髄を見た気がします。
特に、達陀 (だったん) は、なんとも言えない神秘の儀式に見えました。
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