天狗さん・・・修験道の仏神。
詳しくは知りませんが、
「肉体を持ったまま」天狗になる者、
「死後」、天狗になる者、
あるみたいです。
天狗には、
「護法天狗」(神仏に仕える、神仏を守る、良い天狗) と、
「外法天狗 (げほうてんぐ) 」(人々に障りを成す悪い天狗) と、
あるみたいです。
天狗の精霊神は見たことはありませんが、
「尊像」でなら、
「護法」「外法」いずれも見たことがあります。(詳細は割愛)
「外法」と書いてあるわけではないですが、
わかります。
「護法」さんは、御姿は厳つく怖くても、「頼りがいがある」雰囲気が出ている。
「外法」と思われる尊像は、「見た瞬間、怖い」。
天狗像の中に「違うモノが入っている」と感じる。
数で言えば、「外法」の方がだいぶ多い。(悪い方の天狗が多い)
ただ、いずれにしろ、霊山では色々厳しい神仏のルールがあるみたいです。
霊山の「石」「草木」「物」など、霊山神仏の所有物を持って帰ってはいけない。
私は、僧侶兼修験者に、「この石きれいなんで、持って帰っていいですかね?」と聞き、「ああ、ええよー」と許可を得たので石2つ持って帰ったのですが、あとあと、大昔の説話集で「神仏霊山の、石、草木、物は絶対に持って帰ってはいけない」と言う件を読んで、
お玉串と謝罪の文を添えて、その霊山を統括する神社に「石を」お送りしました。
神職からあいさつ文と、受け取った了解と、お土産のお皿と御神札をお送りいただきました。
霊山は今は登山道が整備され、国立・国定公園になってますが、
毎年、滑落・遭難ほか事故があります。
そのことをよくよく考えてみてください。
ちなみに、「高野山」にも天狗伝説はあります。
「毘張尊師 (びちょうそんじ)」。
「覚海大徳」
奥之院には「高林坊」。
強い護法天狗さんたちです。
どなたか名前忘れましたが、昔、高野山教報に載っていた天狗伝説で、大火災から高野山の寺々を守るために、自らの「不死の命」を捨てて守り抜いた天狗様もおられたそうです。
火事は風向きが変わり、高野山の寺々は守られた後、「一枚の大きな金色の羽」が落ちていたのだとか。
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