いなっち日記

気持ちは「ナウなヤング」でも身体がちょっぴりついてこなくなってきた、アラフォーライダーの自転車と何気ない日々のお話・・・

取り越し苦労

2007-11-13 21:54:27 | その他
朝起きたら、母は父と別室で寝ていた。
両親は今朝、どんな顔で朝を過ごすんだろう、と気にしながら出勤。

仕事をしながらもいろんなことを考えていた。
昨日のように、父が帰ってくるのを見計らってまた母は温泉に行くのか?
「もう、いっさい家事はしない。自分達のことは自分でやって!!」
といって、これからは僕らが家事をすることになるのか?
もしかして、母は出て行ってしまい
今後、ずっと父と2人で過ごすことになるのか?
いろんなことを想像していて仕事に身が入らなかった。

そして仕事が終わり帰宅。
はたして帰ってきてるのだろうか?と心配しながら家に向かう。
ドキドキしながら家を見ると電気が着いていた。
「ただいまぁ」
と家に入ると、父の叔父さんが家に来ており母が相手していた。
お風呂を見るとすでにお湯が張ってあった。
母が叔父さんを相手している間に早々とお風呂に入った。

そしてちょうど上がった頃、家の電話が鳴る。
電話に出ると父からだった。
「今、スーパーにいるんだけどいるものあるか?」
少しドキドキしながら母に「何かいるもんある?」
と聞く。すると「酒の肴はないから買ってこないとないよ」
とのこと。その旨を伝えて電話を切る。
振り返ると母は、父が飲む焼酎のお湯割用のお湯をポットに注いでいた。

しばらく母と会話した。
内容は他愛もないもの。
機嫌はすっかり治っている様子。
すると父が帰ってきた。
かなりドキドキする。

父が「ただいまぁ」と入ってくると
母は「おかえり」とふつーに返す。
そして母が「そろそろコタツにしない?」
と父に尋ねる。
すると父は「コタツ布団はどこやったっけ?」と返す。
昨日のことが嘘のようないつものやり取りが行われている。
そして夕食時もいつものような団欒。
昨日のことが何事もなかったかのごとく、いつもの日常が始まった。

俺の心配はなんだったんだ・・・
三十数年も夫婦をやっているとこんなもんなんだろうか?

でも、父の顔はいつもよりも嬉しそうな顔をしていた。
コメント
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