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20代男性、国内初のカフェイン中毒死

2015年12月22日 07時34分18秒 | 健康

カフェインを大量摂取すると、死んでしまうんです。恐ろしい……。

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20代男性がカフェイン中毒死=エナジードリンク大量摂取か―福岡大

 エナジードリンクと呼ばれるカフェイン入り清涼飲料水などを常飲していた九州地方の20代男性が、カフェイン中毒で死亡していたことが、福岡大法医学教室の分析で21日、分かった。男性が眠気覚ましに日常的に飲んでいたことから、同教室はカフェインの大量摂取が原因とみている。

 同大法医学教室の久保真一教授によると、自殺を除くカフェイン中毒による死亡が確認された例は国内ではないという。

 男性は24時間営業の勤務先で深夜帯を担当。眠気を覚ますため、カフェインを配合したエナジードリンクや錠剤を日常的に摂取し、死亡する約1年前からめまいやおう吐など体調不良が続いていた。死亡した当日も、帰宅後に吐き寝込んでいたところ、家族が異変に気付き救急搬送されたが、間に合わなかったという。

 久保教授は警察からの依頼を受け、司法解剖を実施。胃の内容物と血液から致死量のカフェインが検出され、カフェイン中毒と診断した。

 久保教授は「カフェインの大量摂取は健康被害が起きる可能性があるので、とくに若い人たちにその危険性を知ってほしい」と話した。

 厚生労働省生活衛生・食品安全部は「過去10年のデータを調べたが、カフェインによる中毒死の報告例はない。大学側と連絡を取りたい」としている

カフェイン中毒で死亡 エナジードリンクや錠剤を多用
朝日新聞 2015年12月21日22時48分

 九州に住む20代男性が昨年、カフェインを過剰に摂取し、中毒死していたことが分かった。解剖した福岡大法医学教室の久保真一教授が21日、記者会見で明らかにした。カフェインを含む清涼飲料水などを短時間にたくさん飲んだとみられ、久保教授は過剰摂取に注意を呼びかけている。

 久保教授によると、男性は深夜勤務のある仕事に従事し、夜勤明けに自宅で吐き、その後亡くなった。死因・身元調査法に基づき解剖したところ、血液1ミリリットル中のカフェイン含有量は致死量に達する182マイクログラムで、胃からは粉々になったカフェインを含む錠剤も検出された。男性が服用したとみられる。

 男性に既往症はなかったが、亡くなる1年ほど前から眠気覚ましに、カフェインを含む「エナジードリンク」と呼ばれる飲料を飲むようになったと家族は教授に説明。3、4度吐いたことがあり、亡くなる1週間ほど前からは眠気で仕事に支障が出ていたとも話した。

 久保教授は、こうした状況から、摂取した時期や量は分からないものの、男性がカフェインを含む飲料や錠剤を比較的短時間にたくさんとったことにより、急性カフェイン中毒で死亡したと結論づけた。10月に神戸市であった学会で発表したという。

 カフェインを摂取しすぎると、イライラするなどの症状に加え、重い場合には頭痛やけいれん、嘔吐(おうと)などの中毒症状が出る。致死量は数グラム~10グラム程度。男性が飲んでいた飲料にはカフェインが1本あたり150ミリグラム程度含まれていた。

 久保教授は会見で「こうした飲料は手軽に買えるため、眠気覚ましの市販薬との併用で致死量に達したり、カフェイン入りの様々な商品と併用することで中毒症状が出たりすることもある」と注意を促した。

 厚生労働省の生活衛生・食品安全部は、カフェインが原因となった死亡例について「把握していない」と説明。摂取量の上限に定めはなく、同部は「情報収集した上で対応を検討したい」とする。

 カフェイン入りの清涼飲料水を製造・販売する製薬会社によると、容器には多量の飲用を避けることなどを記しているという。

カフェイン中毒死
血中濃度、致死量…短期間に大量摂取か

毎日新聞 2015年12月21日 22時06分(最終更新 12月22日 07時13分)

 「エナジードリンク」と呼ばれるカフェインを含む清涼飲料水を大量に飲んだ九州の男性が中毒死した問題で、福岡大(福岡市)は21日、解剖の結果、カフェインの血中濃度が致死量に達していたことが分かったと発表した。胃の中からカフェインの錠剤も見つかり、解剖した同大の久保真一教授(法医学)は記者会見で「短期間の大量摂取は危険だ」と注意を呼びかけた。

 同大によると、男性は20代前半ガソリンスタンドで深夜から早朝まで勤務し、眠気覚ましとして1年以上前からカフェイン150ミリグラム程度を含むエナジードリンクを飲んでいた。亡くなる約1週間前から家族に体調不良を訴え、吐くこともあった。昨年のある日、午前11時半ごろ大量に吐き、寝ていたが、午後4時ごろ家族によって意識を失った状態で見つかり、死亡が確認された。

 解剖で男性の血液1ミリリットルから致死濃度(79〜567マイクログラム)に当たる182マイクログラムのカフェインを検出した。胃からもカフェイン錠剤の粉末が見つかり、中毒死と結論づけた。

 血中濃度から推定される経口摂取による致死量は3000ミリグラム(3グラム)程度血中濃度が半分に下がるのは3〜6時間後で、短期間に大量摂取すると頭痛やめまい、吐くなどの中毒症状が表れる。

 カフェイン錠はビタミン剤などと同じ「第3類医薬品」などとして市販され、1錠でコーヒー2杯に相当する100ミリグラムを含んでいるものや、それを超える商品もある。

 厚生労働省によると、過去10年間にカフェイン中毒による死亡例はない。久保教授は「自分の知る限り国内初の死亡例。エナジードリンクを大量に飲んだり、カフェイン錠を併用したりすると、知らないうちに血中濃度が高くなり中毒になる可能性がある。アルコールと同時に摂取すると、カフェインを分解する能力が低下し危険だ。注意してほしい」と話した。【関東晋慈】

若者らに人気…エナジードリンク

 エナジードリンクに定義はないが、清涼飲料水にカフェイン、ビタミン、アミノ酸などを含有した炭酸飲料で若者らに人気がある。

 公益財団法人「日本中毒情報センター」(茨城県つくば市)によると、1本(160〜500ミリリットル)当たり14〜180ミリグラムのカフェインを含有し、中には眠気覚ましと称して1本(50ミリリットル)に100〜150ミリグラムを含有する商品もある。20〜30本を一気に飲むと致死量に達する計算だ。

 内閣府の食品安全委員会は食品中の摂取許容量を設定していない。

 ただ、同委が2011年に発表した資料は「中枢神経系の刺激によるめまいや心拍数の増加、興奮、不眠症などの急性作用をもたらすことがある」としている。【川上珠実】

「エナジードリンク」常用で中毒死 カフェイン多量摂取 国内初

「エナジードリンク」常用で中毒死 カフェイン多量摂取 国内初

久保真一・福岡大教授

(西日本新聞)

 「エナジードリンク」と呼ばれるカフェイン入り清涼飲料水を長期にわたって頻繁に飲んでいた九州の20代の男性が、カフェイン中毒で死亡していたことが福岡大学法医学教室の分析で分かった。男性はカフェインの錠剤も飲んでいたが、同教室は飲料の大量摂取が中毒の主な原因とみている。厚生労働省は「国内でのカフェイン中毒死は聞いたことがない」としており、常用による中毒死の報告は国内初とみられる。
 
 同教室によると、男性は24時間営業のガソリンスタンドの従業員で、深夜から早朝に勤務。そのまま夕方まで起き、しばらく寝てから出勤する生活を繰り返していた。眠気を覚ますためにエナジードリンクを日常的に多用し、カフェイン錠剤も併用していたという。
 
 男性は昨年、帰宅後に吐いて寝込んでいて容体が急変。数時間後に同居する家族が気付き、救急搬送したが、手遅れだった。死亡の約1年前から体調不良を訴え、吐いて動けなくなることも数回あったという。
 
 警察の依頼で福岡大の久保真一教授(法医学)が男性を解剖し、カフェインの中毒死と判断、警察に報告した。血中に少量のアルコールが残っており、胃の内容物や血液、尿から高濃度のカフェインが検出されたという。目立った外傷などはなく、状況から自殺などの目的で故意に大量飲用したのではないという。
 
 胃の内容物にはカフェイン錠剤とみられる破片もあったが、事件性がなかったことなどから詳しく調べられず、錠剤がどの程度、死亡に影響したかは分からないという。
 
 海外では、若者を中心にカフェインの過剰摂取が問題化。2000年代からエナジードリンクが販売されている米国では、11年に14歳の少女がエナジードリンクを飲んだ後に死亡する事故が起きたと報道された。米国では、このほか十数件の死亡例が報告されているという。国内では死亡例の報告はこれまでなく、摂取許容量などの基準は国内にはないという。
 
 久保教授は「眠気覚ましのため、受験勉強や仕事で、普段から服用するものが使い方によっては健康を害するほど危険なものであることを知ってほしい」と話している。
 
▼耐性できやすく体に負担

 松本俊彦国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の話 カフェイン中毒の死亡例は国内では知られていないが、これまでにもあったはずだと思う。カフェインは心臓に作用して心拍数を上げる。利尿作用もあり、脱水気味なのに心臓にむちを入れることになる。疲れている人が大量摂取すると身体への負担が大きい。耐性ができやすく摂取量を増やしていかないと効かなくなるし、作用が切れたときの頭痛などの離脱症状も強くなる。身近なカフェインだが、多量摂取やアルコールとの併用は危険だ。
 
■「1日コーヒー3杯分」成人の目安
 
 コーヒー豆や茶葉などに含まれる食品成分のカフェインは、眠気を覚ます効用がある一方、多量に摂取すると不整脈や不眠、胃腸障害が出ることがあり、注意が必要だ。
 
 内閣府の食品安全委員会によると、現在、国内では食品中のカフェインの摂取許容量は設定されていない。海外のリスク管理機関などが目安として勧告している摂取量は、健康な成人で1日当たり400ミリグラム(コーヒーマグカップ3杯分)▽4〜6歳の子どもで同45ミリグラム(355ミリリットルのコーラ飲料1缶分)▽妊婦は同200〜300ミリグラム(コーヒーマグカップ2杯分)−など。
 
 国内で販売しているエナジードリンクのカフェイン含有量は多くて200ミリグラム程度。海外では300ミリグラム近いものもある。苦いコーヒーと違って甘い味付けなので子どもにも飲みやすく、気付かないうちに大量摂取してしまう恐れもある。個々のカフェインの摂取量範囲に従って飲むことを呼びかけているメーカーもある。
 
 久保真一教授によると、カフェインを大量に摂取することで起こる中毒症状はめまいや動悸(どうき)などで、けいれんを起こすこともあるという。「刺激を求めてさまざまな種類のエナジードリンクを併用する人もいる。カフェインは用法用量をよく守り、注意して飲んでほしい」と話している。
 
【ワード解説】エナジードリンク
 
 明確な定義はないが、効果効能を明確に表示することができない清涼飲料水の一種で、カフェインやアミノ酸などが含まれている。海外で開発され、眠気覚ましとして若者や運転手などで広がっている。メーカーによると、海外では、過剰摂取による中毒症状が年に数件報告されている。エナジードリンクとは別に、肉体疲労時の栄養補給を目的とする医薬品や医薬部外品として販売される栄養ドリンクもある。
 
=2015/12/21付 西日本新聞夕刊=
 
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コーヒーや緑茶には体によい成分が大量に入っていますが、それも量問題。ましてエナジードリンクとやらは(すいません、これまで一度も飲んだことがないもので)、その何倍もカフェインを含んでいるとか。ヤバイです。
 
確かに、以前、コーヒーを300ml以上入る大きなマグカップで6、7杯飲んでいたときには、動悸と吐き気がして本当に気分が悪くなったものです。あれが、カフェイン中毒だったのでしょう。無知とは怖いものです。
 
「眠気覚ましにカフェイン」という発想を捨てて、カフェインに頼らなくても眠たくならないくらいに、きちんと睡眠をとるという発想に切り替えないといけないということでしょう。
 
しかも、お酒との併用があぶないとか。コーヒー、紅茶、緑茶はもちろん、お酒も大好きな貧乏英語塾長、心しないといけません。

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