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アメリカ: 23兆円にも及ぶタバコ会社への集団訴訟

2006年09月27日 06時54分43秒 | 離煙ニュース: 海外編
アメリカのタバコ訴訟の規模の大きさには、いかな離煙派のゴウ先生でも恐れ入ります。

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「ライト」巡る米たばこ訴訟、連邦地裁が集団訴訟決定 (読売新聞) - goo ニュース

2006年 9月26日 (火) 10:19

 【ニューヨーク=小山守生】「ライト(軽い)」という表現を商品名に使って健康被害が少ない印象を与え、消費者を欺いたとして、米国の喫煙家がたばこ各社を訴えた訴訟について、ニューヨークの連邦地裁は25日、集団訴訟として取り扱うことを認める決定を下した。

 集団訴訟が認められれば、個別に裁判を起こすより訴訟に伴う負担が軽く、多くの人が参加しやすくなる。原告側は、原告は全米で数千万人、賠償請求総額は2000億ドル(約23兆円)に達する可能性があるとしている。

 フィリップ・モリスUSAなど主要たばこ会社は、決定取り消しを求めて連邦高裁に上訴する方針を表明した。

 訴訟は2004年に起こされた。「ライト喫煙による健康被害は、通常のたばこより少ないわけではない」として、1970年代以降に発売されたたばこの購入者に、一括して賠償金を支払うよう求めた。

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この記事の大元となっていると思しきThe New York Timesの記事“Tobacco Makers Lose Key Ruling on Latest Suits”(タバコ会社、最新の訴訟で重要な裁定に敗れる)を読んでみると、いま現在アメリカで「ライト」系のタバコを吸っているのが、全体のスモーカーの45%だとか。それはだまされたと思うことでしょう。明らかな詐欺ですから。

なお、「ライト」の詐欺表示に関する詳しい内容は、当ブログの姉妹ブログ「映画と本と音楽にあふれた英語塾」の以下の記事をご参照ください。

気になる英語表現: タバコのニコチン量が増やされていた

気になる英語表現: タバコ会社に騙されるな!

ともあれ、日本では制度の違いで起こらない裁判ですが、もしこの集団訴訟(class-action suit)が日本でも可能になるなら、ゴウ先生もJTを訴えたいくらいです。

JTには、向こう岸の火事と傍観を決め込むのでなく、謙虚な反省を求めたいと思います。

もちろん、スモーカーの皆さんがJTの詐欺行為に、タバコと縁を切る離煙の結果不買運動という怒りで応えてもらえればそれが一番効果的なのだと思うのですが。

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