いやはや、中国らしい恐ろしい「密告」システムです。
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北京で喫煙“密告”制度 年末までに10万人動員
産経新聞 2015.8.24 16:53
職場など屋内での喫煙を全面的に禁止する世界的にも厳しい禁煙条例を6月1日に施行した北京市が今週から、違反して喫煙をした人を見つけ出して当局に“密告”するボランティア制度を導入する。現在約1万人の要員を年末までに10万人に増やす方針という。中央人民放送が24日までに伝えた。
中国で密告は大規模政治運動、文化大革命の際に盛んに行われ、現在も反腐敗運動で国民に不正幹部に関する通報を奨励するなど、共産党の統治手段の一つ。制度導入で条例に実効性を持たせる狙いがあるとみられる。
ボランティア要員は写真を撮るなどして通報し、関係当局が違反者対応を行う。現在の要員のうち、最年少は14歳、最高齢は81歳。要員も発見時は、喫煙をやめるよう注意する。通報は聞き入れられない場合の対応という。
北京、喫煙者「密告」ボランティア10万人に増員へ
TBS8月24日(月)19時21分
6月から屋内での喫煙が全面的に禁止されている中国の北京で、喫煙者を「密告」するボランティアが年末までに10万人に増やされることがわかりました。
北京では今年6月から、飲食店やオフィスなど公共の屋内での喫煙を全面的に禁止する条例が始まっていて、違反した場合、最高で4000円ほどの罰金が科されます。
市民ボランティアが違反者の証拠写真を撮って当局に通報する「密告制度」もあり、中国人民放送によりますと、北京市の衛生当局では、現在およそ1万人いるボランティアを年末までに10万人に増やす方針だということです。
中国の男性の喫煙率は50%を超えていますが、北京で2022年の冬のオリンピック開催が決まったことなどもあり、「密告制度」の強化で、より多くの市民に禁煙を促す狙いがあるものとみられます。(24日14:12)
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禁煙区域でタバコを吸うのは決して感心しない行為ですが、ここまでやるのはいかがなものか。気持ち悪くて、中国には行きたくなくなります。
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