INDECは銀行員の会員諸君のおかげで今日に至っていると申し上げても過言ではありません。
金融危機が叫ばれる1998年冬にINDECを設立した関係か、創立メンバーの大半が入行1年目、2年目の銀行員でした。彼らのかなり明確な将来への不安が、こうした零細英語塾を利用してでも、銀行員としての実力をつけたいと自己研鑽の道を選らばせたのでしょう。
高額な広告が打てないINDECでは紹介が紹介を呼ぶ形で会員を増やすしかできませんでした。そんなわけで、最初に声をかけてくれた創立メンバーが富士銀行員でしたので、一時期は会員の80%以上が富士銀行員という状態になりました。冗談で、もう富士銀行員は要らない!と叫んでいたものでした。
それゆえ、みずほフィナンシャル・グループが誕生する時には大変でした。情け容赦ない異動の嵐が続き、やむなく退会する諸君が後を絶たないこともあったのです。
そういうことを振り返ると、通常は面白みのない職業だといわれる銀行員の仕事が実は悲喜交々のドラマに彩られていることに驚きを覚えたりするほどです。
そのみずほFGにおいて有力支店の支店長まで勤めた江上さんが金融ジャーナリストの須田さんと語りおろした本が、今日の推薦図書です。
色々な読み方ができるのでしょう、この本は。しかしまずもって読んでもらいたいのは、悩める若き銀行員そしてサラリーマンの皆さんです。
入社1、2年の若者たちと話していると、年上の人間の扱い方が下手だなあと思わされることがしばしばあります。これで上司・先輩とうまく仕事をやれているのだろうかとさえ心配になるほどです。
INDECではこういうタイプの会員を多く抱えてお世話させてもらっていますから、言わせていただくのですが、これには本人の責任もありますが、上司・先輩の責任も大きいと思われます。
昔ならば、仕事帰りに気軽に一杯やって、部下・後輩とのコミュニケーションを密に取っていたものでした。その中で若手は悩みを上司・先輩に打ち明けて、同時に上司・先輩の薫陶をうけてきたのです。ところが、そういう雰囲気がなくなった現在の銀行では、孤立して疎外感を感じている若手が山ほどいるのが現実です。
そんな若手がこの本を読むと、勇気づけられるとゴウ先生は確信します。原作が映画化され本人役を役所広司が演じてくれるようなエライ人の話だと思ってはいけません。ごく普通というか少し落ちこぼれ気味に第一勧業銀行に入った江上さんが、銀行員として一歩一歩成長していく物語が綴られているのでしょう。
ですから、小説のネタになった派手な話も面白いでしょうが、江上さんのヒラの時のこぼれ話など、いま現在銀行支店で働いている諸君はウンウンと頷きながら読めるはずです。そして江上さんが支店長時代の話などを読めば、ああこんな支店長の下で働きたいと思うかもしれません。
少し元気のない若手銀行員に大推薦の本です(特に合併を控え、迷えるUFJ銀行員には)。
ゴウ先生ランキング:A
恐ろしい顔をした(失礼!)江上さんと須田さんですが、語り口はソフトでお説教臭くもありません。淡々と思い出話を続けます。安心して読んでください。
付記:2000年頃江上さんは第一勧銀の高田馬場支店長だったのですね。ゴウ先生行ってました、当時。すれ違っていたのかもしれません。こんなことを考えると、何か少し嬉しくなるのはなぜなのでしょう・・・。単純すぎますか。
金融危機が叫ばれる1998年冬にINDECを設立した関係か、創立メンバーの大半が入行1年目、2年目の銀行員でした。彼らのかなり明確な将来への不安が、こうした零細英語塾を利用してでも、銀行員としての実力をつけたいと自己研鑽の道を選らばせたのでしょう。
高額な広告が打てないINDECでは紹介が紹介を呼ぶ形で会員を増やすしかできませんでした。そんなわけで、最初に声をかけてくれた創立メンバーが富士銀行員でしたので、一時期は会員の80%以上が富士銀行員という状態になりました。冗談で、もう富士銀行員は要らない!と叫んでいたものでした。
それゆえ、みずほフィナンシャル・グループが誕生する時には大変でした。情け容赦ない異動の嵐が続き、やむなく退会する諸君が後を絶たないこともあったのです。
そういうことを振り返ると、通常は面白みのない職業だといわれる銀行員の仕事が実は悲喜交々のドラマに彩られていることに驚きを覚えたりするほどです。
そのみずほFGにおいて有力支店の支店長まで勤めた江上さんが金融ジャーナリストの須田さんと語りおろした本が、今日の推薦図書です。
銀行員諸君!新潮社このアイテムの詳細を見る |
色々な読み方ができるのでしょう、この本は。しかしまずもって読んでもらいたいのは、悩める若き銀行員そしてサラリーマンの皆さんです。
入社1、2年の若者たちと話していると、年上の人間の扱い方が下手だなあと思わされることがしばしばあります。これで上司・先輩とうまく仕事をやれているのだろうかとさえ心配になるほどです。
INDECではこういうタイプの会員を多く抱えてお世話させてもらっていますから、言わせていただくのですが、これには本人の責任もありますが、上司・先輩の責任も大きいと思われます。
昔ならば、仕事帰りに気軽に一杯やって、部下・後輩とのコミュニケーションを密に取っていたものでした。その中で若手は悩みを上司・先輩に打ち明けて、同時に上司・先輩の薫陶をうけてきたのです。ところが、そういう雰囲気がなくなった現在の銀行では、孤立して疎外感を感じている若手が山ほどいるのが現実です。
そんな若手がこの本を読むと、勇気づけられるとゴウ先生は確信します。原作が映画化され本人役を役所広司が演じてくれるようなエライ人の話だと思ってはいけません。ごく普通というか少し落ちこぼれ気味に第一勧業銀行に入った江上さんが、銀行員として一歩一歩成長していく物語が綴られているのでしょう。
ですから、小説のネタになった派手な話も面白いでしょうが、江上さんのヒラの時のこぼれ話など、いま現在銀行支店で働いている諸君はウンウンと頷きながら読めるはずです。そして江上さんが支店長時代の話などを読めば、ああこんな支店長の下で働きたいと思うかもしれません。
少し元気のない若手銀行員に大推薦の本です(特に合併を控え、迷えるUFJ銀行員には)。
ゴウ先生ランキング:A
恐ろしい顔をした(失礼!)江上さんと須田さんですが、語り口はソフトでお説教臭くもありません。淡々と思い出話を続けます。安心して読んでください。
付記:2000年頃江上さんは第一勧銀の高田馬場支店長だったのですね。ゴウ先生行ってました、当時。すれ違っていたのかもしれません。こんなことを考えると、何か少し嬉しくなるのはなぜなのでしょう・・・。単純すぎますか。
元気をもらえる本と紹介をいただきありがとうございます。
江上元支店長のように銀行を変えていくという気概を持って、真っ直ぐに職務に来週よりあたります。
ご紹介いただき、ありがとうございました。
こんな支店長がいてくれたら、支店での仕事に対する思いも大分変わると感じました。江口さんのように開店時に入り口に立つ支店長なんて出会ったことがありません。
合併を控え、これから更にバタバタとしてきますが、ご紹介頂いたこの本を読んで気持ちがとても前向きになりました。月曜日から気合をいれて戦っていきます。
タイトルにも力を感じました。
紹介して頂いてありがとうございます。
感謝しております。
とにかく読みます。そして行動します。