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12月7日、8日は、64年経ってもやっぱり・・・

2005年12月09日 07時56分55秒 | 時事放談: マスコミ編
テレビを見ていたら、12月8日がジョン・レノンの命日であることを思い出しました。1980年の昨日、ニューヨークの自宅(ダコタ・ハウス)前で射殺されたのです。

ゴウ先生は、特に熱狂的なビートルズ・ファンでも、レノン・ファンでもありませんでした。それでも、翌週に発行されたNewsweekの表紙にレノンの顔が大写しで出ていたという記憶が強く残っています。

そんな思いで、日課となっているNew York TimesのOn This Dayのコーナーをのぞいてみました。

ひょっとして、レノンの事件が載っているかと思うではありませんか。地元ニューヨークでの事件でしたし、左がかったNew York Timesにはレノンの平和主義はいまのBush政権批判につながることでもありますから。

ところが、そうは問屋が卸しません!

New York Timesにとっての12月8日は、1941年の12月8日なのです。あくまで、前日の真珠湾攻撃を受けて、ルーズベルト大統領と議会が日本との開戦を決めた日なのです。レノンの暗殺事件は、メインでは今年も取り上げてくれませでした・・・。

12月7日の同紙はこちらで12月8日の同紙はこちらでご確認ください!

嗚呼!

思い出してください。このOn This Dayというコラムは、主に小中高校生対象に、毎日アメリカにちなんだ歴史を同紙の記事を使って紹介するというものです。

そのコラムに(アメリカ時間で)12月7日と8日の二日にわたって、(アメリカいわく)日本のだまし討ち攻撃が取り上げられているのです!これをどう理解すればよいのでしょう。

二日にわたって取り上げるということは、New York Timesが、64年経っても(!)、アメリカ(並びに世界中)の若者たちに日本が姑息な不意打ち攻撃をアメリカに仕掛けてきたのだと教え続けたいということを意味するとしか解釈できません。

しかも、ご丁寧に、その動きにあわせて、昨日の朝日新聞は、社説でも(「開戦の日 真珠湾だけではない」)、く天声人語でも日本の開戦を振り返っています。

New York Timesはさすがに社説では取り上げていませんが、連日の真珠湾攻撃紹介です。どういう意図があるのでしょう。やはり、噂どおり、New York Timesは朝日新聞と手を組んで、中国の後押しを続けるつもりでしょうか・・・。

ブッシュ政権のイラク戦争主導を痛烈に批判するNew York Times。同じく、小泉政権を右傾化の一里塚と断罪する朝日新聞。いま戦争反対を訴え、良心の固まりのようにしている両紙。

しかし、先の大東亜戦争で、両紙は、それぞれの国民を戦場へと向かわせる働きをしていたのです。戦時中の朝日新聞が、大本営発表以上に戦意発揚マスコミであったように、New York Timesもルーズベルト大統領にべったり寄せた記事を書いています。

これからも、マスコミだって間違いを犯し続けうるのです!

ゆえに、後世の人間は、戦争の悲惨さを知り不戦の誓いを肝に銘じるとともに、本来政府のチェック機関たるべきマスコミが政府の言いなりになったことが過去にあることを知るべきなのです。

++++++++++

というわけで、どのようにNew York Timesがあの戦争を報道したか、確認してみたくなりました。INDECの裏ブログ「映画と本と音楽にあふれた英語塾」において、12月7日の同紙の記事を「気になる英語表現」として分析しています。ぜひお読みください。こちらをクリックしてもらえれば、ジャンプします!

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1 コメント

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NYタイムスって… (super_x)
2005-12-10 05:31:54
東京支社は、朝日新聞内にあるようですね。

大西という記者が書いているようですよ。

朝日かぶれの…
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