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「大月孝行」と書かない毎日新聞と東京新聞の愚かさ

2012年02月21日 07時17分53秒 | 時事放談: マスコミ編

異様なり、毎日新聞。光市母子殺害事件の犯人に死刑が確定したのに、まだ「元少年」扱い。被害者の気持ちをないがしろにしたものです。

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光市母子殺害:元少年の死刑確定へ…当時「18歳30日」

 山口県光市で99年に母子を殺害したとして殺人や強姦(ごうかん)致死罪などに問われた当時18歳の元少年(30)の差し戻し上告審判決で、最高裁第1小法廷=金築誠志(かねつき・せいし)裁判長=は20日、被告側の上告を棄却した。小法廷は「何ら落ち度のない被害者らの尊厳を踏みにじり、生命を奪い去った犯行は冷酷、残虐で非人間的。遺族の被害感情もしゅん烈を極めている」と述べた。無期懲役を破棄して死刑を言い渡した広島高裁の差し戻し控訴審判決が確定する。

 ◇上告を棄却

 無期懲役を最高裁が破棄・差し戻したケースで死刑が確定するのは、19歳で連続4人射殺事件を起こした永山則夫元死刑囚を含め戦後3例目。事件当時、「18歳と30日」だった元少年の死刑確定は記録が残る66年以降、最年少となる。また、死刑判決を判断する際の「永山基準」を示した永山元死刑囚への第1次上告審判決(83年)後に死刑求刑された少年事件では2件4人の死刑が確定しているが、いずれも殺害被害者は4人で、被害者2人のケースは初めて

 第1小法廷は「平穏で幸せな生活を送っていた家庭の母子が白昼、自宅で惨殺された事件として社会に大きな影響を与えた。殺害を当初から計画していたものでないこと、更生(立ち直り)可能性もないとはいえないことなどの事情を十分考慮しても刑事責任はあまりにも重大」とした。

 ◇裁判官1人、差し戻し求める異例の反対意見

 第1小法廷の横田尤孝裁判官は広島高検検事長として事件に関与したとして審理を回避したため、裁判官4人のうち3人の多数意見。宮川光治裁判官(弁護士出身)は再度の審理差し戻しを求める反対意見を述べた。死刑判断に反対意見が付くのは、無人電車が暴走・脱線し6人が死亡した「三鷹事件」の大法廷判決(55年6月)以来とみられる。

 宮川裁判官は「精神的成熟度が18歳を相当程度下回っている場合は死刑回避の事情があるとみるのが相当で、審理を尽くす必要がある」と主張。これに対し金築裁判長は補足意見で「精神的成熟度を判断する客観的基準があるだろうか」と疑問を呈した。【石川淳一】

 ▽最高検の岩橋義明公判部長の話 少年時の犯行とはいえ社会に大きな衝撃を与えた凶悪な事件であり、死刑判決が是認された最高裁判決は妥当なものと考える。

 ▽元少年の弁護団の声明 反対意見があるにもかかわらず死刑を言い渡すのは、死刑は全員一致でなければならないとする最高裁の不文律を変更するもので強く非難されなければならない。誤った判決を正すため今後とも最善を尽くす。

 ◇光市母子殺害事件◇

 99年4月14日、当時18歳の元少年(30)が山口県光市の本村洋さん(35)方に排水管検査を装って上がり込み、妻弥生さん(当時23歳)を絞殺して強姦、長女夕夏ちゃん(同11カ月)を絞殺。遺体を押し入れなどに隠し、財布を盗んだ。1、2審で起訴内容を認め無期懲役とされたが、上告審で差し戻され、差し戻し控訴審では殺意などを否認。一方で遺族は被害者支援を訴え、犯罪被害者等基本法成立などにつながった。

 ◇おことわり…少年法理念尊重、匿名報道を継続

 毎日新聞は元少年の匿名報道を継続します。母子の尊い命が奪われた非道極まりない事件ですが、少年法の理念を尊重し匿名で報道するという原則を変更すべきではないと判断しました。

 少年法は少年の更生を目的とし、死刑確定でその可能性がなくなるとの見方もありますが、更生とは「反省・信仰などによって心持が根本的に変化すること」(広辞苑)をいい、元少年には今後も更生に向け事件を悔い、被害者・遺族に心から謝罪する姿勢が求められます。また今後、再審や恩赦が認められる可能性が全くないとは言い切れません。

 94年の連続リンチ殺人事件で死刑が確定した元少年3人の最高裁判決(11年3月)についても匿名で報道しましたが、今回の判決でも実名報道に切り替えるべき新たな事情はないと判断しました。

毎日新聞 2012年2月20日 20時59分(最終更新 2月20日 23時58分)

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太字で示したところで感じられるように、毎日は犯人に対して同情的。信じられない愚かさです。遺族の名前はこれだけ露出しておいて、この扱いの違いには、偽善的としかいえません。実際、こうしたマスコミの報道のために本村さんはどれだけ苦労したかを知るべきです。

見出しからして、「当時『18歳30日』」などと「元少年」を強調する異常さ。毎日新聞の偏向的報道のあり方がにじみ出ています。

ちなみに、同様の対応をしているのが、東京新聞。本名を明かしません。

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元少年の死刑確定へ 光市母子殺害

2012年2月21日 07時10分

光市母子殺害最高裁判決後、会見前にじっと目を閉じる本村洋さん=20日午後、東京・霞が関で
写真

 山口県光市で一九九九年四月に起きた母子殺害事件で殺人と強姦(ごうかん)致死などの罪に問われた犯行時十八歳一カ月の元少年(30)の差し戻し上告審判決で二十日、最高裁第一小法廷は、元少年の上告を棄却した。最初の上告審で一、二審の無期懲役を破棄、高裁に差し戻した後、死刑とした控訴審判決が確定する。金築誠志裁判長は「犯罪の性質が甚だ悪質で結果も重大。少年だったことを考慮しても死刑を認めざるを得ない」とした。 

 少年事件で死刑確定の被告としては最年少。最高裁が永山則夫元死刑囚の最初の上告審判決(八三年)で死刑適用基準を示して以降、死亡被害者が二人の事件で犯行時に少年だった被告の死刑が確定するのは初めて。最高裁が無期懲役判決を破棄して差し戻し死刑が確定するのは成人も含め三件目で、少年事件では永山元死刑囚以来となる。

 判決は四人の裁判官のうち三人の多数意見。宮川光治裁判官(弁護士出身)は反対意見を述べ、「元少年の人格形成が与えた影響や、精神的な成熟度を再検討する必要がある」と再び高裁に差し戻すよう主張。金築裁判長(裁判官出身)は多数意見の補足意見で「精神的な成熟度の審理は尽くされた」と反論した。

 横田尤孝(ともゆき)裁判官は広島高検検事長として事件に関わったため、審理に加わらなかった。

 同小法廷は判決理由で「被害者を殺害して乱暴し、発覚を逃れるために子どもまで殺害した」と悪質さを批判。「遺族の被害感情は峻烈(しゅんれつ)を極めている」などと指摘した。

 その上で、▽犯行時に少年だった▽計画的ではない▽更生の可能性もないとはいえない-点などを考慮しても、死刑を避ける事情がないとした。

 元少年は当初は殺意を認めたが、一度目の上告審の途中から否認に変わった。同小法廷は「激しく抵抗されたため、殺害した上で乱暴しようと決意した」と、殺意を認めた。

 乱暴の目的では、「被害者を生き返らせるため」とする元少年の説明を「不合理な弁解で、反省の情をうかがうことはできない」とした。

 弁護側は上告審で「元少年は反省を深めており更生できる」と、傷害致死罪の適用を主張し、死刑回避を求めていた。

(東京新聞)
 
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ただし書きこそつけませんが、東京新聞も毎日と同類項です。

その意味では、朝日新聞が実名公開に踏み切ったのには驚かされました。

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光市母子殺害の元少年、死刑確定へ 最高裁、上告棄却(朝日新聞) - goo ニュース

2012年2月21日(火)03:23

 山口県光市で1999年に起きた母子殺害事件の差し戻し後の上告審で、最高裁第一小法廷(金築誠志裁判長)は20日、犯行当時18歳1カ月の少年 で、殺人と強姦(ごうかん)致死などの罪に問われた大月孝行被告(30)=犯行時は福田姓=の上告を棄却する判決を言い渡した。死刑とした差し戻し後の二 審・広島高裁判決が確定する。

 大月被告は最高裁に統計が残る66年以降、犯行時の年齢が最も若い死刑確定者になるとみられる。第一小法廷 は「犯行時少年だったことなどを十分考慮しても、死刑はやむを得ない」と言及。判決を踏まえ、少年による凶悪犯罪の裁判では、犯行時の年齢や立ち直りの可 能性よりも結果の重大さが重視される流れがさらに強まりそうだ。

 少年法は18歳未満の少年への死刑適用を禁じており、主な争点は18歳になったばかりの少年に適用することの是非だった。当初の一、二審は被告が立ち直 る可能性を重視して無期懲役としたが、2006年に最高裁が「少年であることは死刑を回避すべき決定的事情ではない」と述べ、無期懲役判決を破棄。差し戻 し後の二審判決は死刑としたため、2度目の最高裁の判断が注目されていた。

 第一小法廷はこの日の判決で「何ら落ち度のない被害者の命を奪った冷酷・残虐で非人間的な犯行。心からの反省もうかがえず、遺族の被害感情も厳しい」と 指摘。犯行時の年齢や立ち直りの可能性など、被告にとって有利な事情を踏まえても、「刑事責任はあまりにも重大で、死刑を是認せざるをえない」と述べた。

 裁判官4人中3人の多数意見。弁護士出身の宮川光治裁判官は「犯行時の年齢に比べ、精神的成熟度が相当低かったことがうかがえる以上、改めて検討し直す 必要がある」として、審理を高裁に差し戻すべきだとの反対意見を述べた。最高裁が死刑と結論づけた刑事裁判の判決で、かかわった裁判官から反対意見が示さ れたのは、無人電車が暴走し6人が死亡した「三鷹事件」の大法廷判決(55年)以来とみられる。

 第一小法廷の裁判官5人のうち、検察官出身の横田尤孝(ともゆき)裁判官は広島高検検事長時代に事件に関与したため、審理から外れた。判決には訂正を申し立てられるが、認められる可能性はほとんどない。

 被告は裁判が始まった当初、起訴内容をすべて認めていた。00年の一審・山口地裁、02年の二審・広島高裁はいずれも無期懲役としたが、差し戻し前の上告審で一転して殺意を否認し、傷害致死を主張するようになった。

 しかし、08年の差し戻し後の高裁判決は「虚偽の弁解で死刑を回避できなくなった」と述べていた。

 今回の上告審で弁護側は、犯行状況を再現した独自の鑑定をもとに「殺意はなかったという現在の主張が真実」と訴えた。また、母親を自殺で失った被告の成育歴などを踏まえ、精神的な未熟さを強調して「死刑は重すぎる」と主張していた。

 一方、検察側は「極めて悪質な犯行。遺族の処罰感情は峻烈(しゅんれつ)で、社会的影響も重大。犯行時の年齢や反省の度合い、立ち直りの可能性を考慮しても、死刑を回避すべき事情はない」と反論していた。(山本亮介)

     ◇

 〈おことわり〉 朝日新聞はこれまで、犯行時少年だった大月被告について、少年法の趣旨を尊重し、社会復帰の可能性などに配慮して匿名で報道してきまし た。最高裁判決で死刑が確定する見通しとなったことを受け、実名での報道に切り替えます。国家によって生命を奪われる刑の対象者は明らかにされているべき だとの判断からです。本社は2004年、事件当時は少年でも、死刑が確定する場合、原則として実名で報道する方針を決めています。

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なお、他の報道機関は、たいてい実名報道に切り替えています。断り文だけを抜粋しましょう。

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光母子殺害事件、元少年の死刑確定へ…上告棄却(読売新聞) - goo ニュース

2012年2月21日(火)03:01

 読売新聞は、犯罪を犯した未成年者について、少年の健全育成を目的とした少年法の理念を尊重し、原則、匿名で報道しています。しかし死刑が確定す れば、更生(社会復帰)の機会はなくなる一方、国家が人の命を奪う死刑の対象が誰なのかは重大な社会的関心事となります。このため20日の判決から、光市 母子殺害事件の被告を実名で報道します。

元少年の実名報道について
産経新聞 2012.2.20 16:59 [光市母子殺害事件]

 産経新聞社は原則として、犯行当時に未成年だった事件は少年法に照らして匿名とし、光市母子殺害事件も被告を匿名で報じてきました。しかし、死刑が事実上確定し、社会復帰などを前提とした更生の機会は失われます。事件の重大性も考慮し、20日の判決から実名に切り替えます。

母子殺害、元少年の死刑確定へ=犯行時18歳、上告棄却―「責任あまりに重大」(時事通信) - goo ニュース

2012年2月20日(月)16:03

◇おことわり

 山口県光市で起きた母子殺害事件は、当時18歳の元少年の犯行だったため、更生を図る目的などから氏名の公表を禁じている少年法の規定を踏まえ、 これまで匿名で報道してきました。しかし、死刑が確定することで更生の可能性がなくなったことや事件の重大性などを総合的に判断し、実名での報道に切り替 えました。 

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あとは、バカな民主党の法務大臣が死刑執行に踏み切るかどうか。毎日や東京のような愚かな新聞を気にしそうで心配になります。


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