高倉健さん、元気な姿で文化勲章親授式に出てきてくれました。パチパチパチ!
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日本人に生まれ良かった…文化勲章に高倉健さん(読売新聞) - goo ニュース
2013年11月3日(日)19:43
文化勲章の親授式が3日、皇居・宮殿で行われ、初めて映画分野だけの俳優として受章した高倉健さん(82)ら5人が、天皇陛下から勲章を手渡された。
ほかの受章者は、書家の高木聖鶴(せいかく)さん(90)、電子工学者の岩崎俊一さん(87)、日本文学・比較文学者の中西進さん(84)、医化学・分子免疫学者の本庶佑(ほんじょたすく)さん(71)。天皇陛下は「長年努力を重ね、文化の向上に尽くされたことを誠に喜ばしく思います」と述べられた。
その後の記者会見で、高倉さんは「日本人に生まれて本当に良かった」と語った。58年の俳優人生を振り返り、「一生懸命やっていると見ていてもらえるんだと思いました」と、はにかむような笑顔を見せた
健さん受章会見詳細 「一生懸命やろうと思ってます」
朝日新聞 2013年11月3日19時54分
3日の文化勲章親授式後の記者会見で映画俳優、高倉健さんが語った主な内容は以下の通り。
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――受章の感想をお願いします。
「日本人に生まれて本当に良かったと今日、思いました。文化のために何をしたのかな、という反省も大きくあります。一生懸命やろうと思っています。以上です」
――本日、天皇陛下にお会いして、どのような印象を受けましたか。
「前回(お会いしたのは)、文化功労者の時だったでしょうか。ちょっと健康を害されているのかなと、それが気になりました」
――緊張はされましたか。
「そんなに緊張はしませんでした」
――天皇陛下からは何と声をかけられましたか。
「特別僕個人にお話をされたわけではないので。お年を召されたなというのが、自分はとても気になりました」
――アウトローも含め、さまざまな日本人を演じてこられたと思います。「日本人で良かった」という言葉にはそういう感慨が込められていると思いますが、改めておうかがいできれば。
「二百何本という膨大な数字の本数をやらせていただきましたけれども、ほとんどが前科者をやりました。今、ここ(宮内庁内の記者会見場)の中に入ってみて、ああ、ここ、撮影で来たような気がするな、『動乱』(1980年公開)じゃなかったかな、とか。そういう役が多かったのに、こんな勲章をいただいて、一生懸命やっているとちゃんと見ていてもらえるんだなあと、素直にそのことを思いました」
「(皇居は)とっても気持ちの良い場所でした。日本にこんな空気の場所があるんだな、というくらい」
「僕は辞退したいと思っていたのですが、日本でたった5人しか選ばれない1人に、映画俳優をやっていても(選んで)いただけたということが、とてもうれしかったです。すみません、あまり僕ばかり(質問して)攻めないでください」
――今回の受章をお母様にどのように報告したいですか。
「もう、しましたけども」
――どのように報告されましたか。
「あまり言いたくありません。すみません」
――実際に勲章を胸にされてみて、その重みはいかがですか。
「今、興奮してますから、ちゃんと見ていないんですが。これからは責任重大だと思います。映画俳優で1人、と言われますと、うれしいよりも責任重大」
――受章決定時に出したコメントの中にあった、お母さんの「辛抱ばい」という言葉は、どんなところで言われた言葉ですか。
「あまり電話もかけてなかったものですから、手紙がよく来まして、『入れ墨を入れたり、寒いところへ行ったり、あなたがひどい目に遭っているのが見ていてつらい』と。『もうちょっといい役をやらせてもらいなさい。もう20年も、あんたやってるんだから』と。なんかね、気楽なことをよく手紙でくれましたね。そんなに簡単に仕事はもらえないんだよという話で。学生のときから『辛抱ばい』というのは言われていましたね」
「印象に残っているのは『家族に恥ずかしいことをしなさんな。あなた、気が短くて、よくけんかするんで』と(言われた)。ちょっと、そのおそれがあったんでしょうね、母親としては。それをとてもよく覚えています」
――お母様にはその勲章を見せに行きますか。
「はい」
――これまでの映画人生を振り返って、今回受章したことに対するお気持ちと、今後の映画づくりへの抱負を改めて。
「勲章をいただいて、心構えがそれほど急に、まだ変わってはおりません。大勢の映画人、映画俳優の中からいただいたと言うので、これからの作品選びとかは、章に恥じないものをやらなければいけないと、そういう風に思っています」
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ニュース映像は、次のサイトで見られます。
http://news.tbs.co.jp/20131103/newseye/tbs_newseye2045582.html
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00257144.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/txn/news_txn/post_53369
ファンとして気になるのは、次回作のことばかり。一日も早く銀幕に復帰されることを祈念しております。
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