アメリカという社会が透けて見える結果です。
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[ワシントン 5日 ロイター] 米調査会社ギャロップが5日発表した調査によると、米国人は肥満の人よりも喫煙する人を軽蔑する傾向が強いことが分かった。調査は7月7─10日に実施し、無作為に選ばれた成人1016人に対する電話調査に基づいている。
それによると、4人に1人(25%)が、喫煙者に対する敬意は薄いと回答。1991年の調査では、この数字は17%前後であり、喫煙者に対する風当たりが年々強さを増していることが示された。喫煙者の割合も1991年の27%から今回は22%に低下している。
一方、過体重の人に対する尊敬の念は薄いと答えた人は12%で、2003年の16%と比べて少なくなった。
喫煙比率が低く、喫煙者に対して軽蔑的な傾向が最も強かったのは、大学教育を受けた所得の高い年配者。また、過体重の人に対して厳しい目を向ける傾向が強かったのは、高所得の大卒者だった。
ただ、今回発表の調査では、回答者の半数以上が自分は体重過多であると答えている。
毎日新聞 2011年8月8日 10時53分
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この調査結果が明らかにしているように、アメリカでたばこを吸うと、自ら教育のなさと所得の低さを表しているようなもの。表に出るにせよ出ないにせよ、喫煙者に対する明らかな差別は内在しているという証拠です。
この点、禁煙後進国日本は、平和。アメリカのたばこ会社が作ったたばこ製品をありがたく輸入して、健康被害者を日々作り出しています。差別もあるのだか、ないのだか。彼我の違いの大きさに、唖然とさせられます。
ともあれ、アメリカでのビジネスや留学での成功を夢見るのなら、たばこと縁を切る離煙からスタートすべきであると実証されたことは間違いありません。
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