まったくよく分からないのが、菅首相が使う「熟議」という言葉。「受苦偽」(受けるのが苦しいウソ)にしか思えないのですが。
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通常国会開会 反省ない首相、また大風呂敷(産経新聞) - goo ニュース
2011年1月25日(火)08:00
菅直人首相は24日の施政方針演説で「熟議の国会」を繰り返し、社会保障と税の一体改革、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)問題など重要課題で与野党協議を呼びかけたが、不実な過去の言動がブーメランとなって跳ね返り、その実現を難しくしている。相手を説得するにはそれなりの人徳と実績が必要だと、当たり前のことを改めて実感させた演説だった。
◆「熟議」訴え
「1年半前、自公政権下で設置された安心社会実現会議は、社会保障と給付のあり方について、『与野党が党派を超えて討議と合意形成を進めるべき』とした」
首相はこう指摘した。だが、平成19年に自民党政権が呼びかけた「社会保障国民会議」への参加を拒否したのは民主党だった。首相から過去の党の対応に関する説明はなかった。
首相が入閣させた与謝野馨経済財政担当相は、社会保障改革の政府方針に消費税率の引き上げ幅を明記したい考えだが、民主党内は異論も強くバラバラだ。
TPPについては、「自民党は、3月中に党の賛否をはっきりさせる意向を明らかにしている」と野党の議論進展に期待を寄せたが、これも民主党内を一つにまとめるのが先だろう。
「平成の開国」、成長と雇用、中小企業支援などで「有言実行を一つ一つ仕上げ、今年を日本経済復活に向けた跳躍の年にする」と言葉は躍るが、首相には“前科”がある。
昨年10月の所信表明演説に対する衆院代表質問。社民党の重野安正幹事長に「実際の行動力が伴わなければ信を失うだけだ」と有言実行を疑問視された首相は、こう開き直った。
「大風呂敷を広げたんですよ!」
今回の演説も、単なる「大風呂敷」だとの疑念はぬぐえない。実際、首相は昨年夏から「一に雇用、二に雇用、三に雇用」と連呼しているにもかかわらず、今春の大学卒業予定者の就職内定率は68・8%と過去最低を記録した。
「議員定数削減など、国会議員も自ら身を切る覚悟を国民に示すことが必要だ」
首相はこの日の演説でこうも強調した。その意気やよしだが、これは21年の衆院選マニフェスト(政権公約)で、すでに「衆院定数を80削減」と明記されている話だ。首相は昨年10月の所信表明で「党内で徹底的に議論し、年内に方針を取りまとめたい」と述べたが、いまだ実現の見通しはまったくたっていない。
「『国民の知る権利』の強化を図る」
首相はこうも訴えた。だが、昨年秋、海上保安庁が準備を進めていた尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の映像公開を止め、情報隠蔽を図ったのは菅政権だ。
◆揚げ足とり
参院本会議で、首相が「国民は国会に何を期待しているでしょうか」と問いかけると、野党からは待ち構えていたように「衆院解散だよ」とヤジが飛んだ。
首相が危機感をあおり、「責任は与野党の国会議員全員が負っている」と強調するほど、ひたすら政府・与党を攻撃し、揚げ足をとっていた野党時代の首相が目に浮かぶ。
民主党は13日の党大会でマニフェストの見直しを表明し、党幹部からは23年度予算案の修正容認発言が相次いでいるにもかかわらず、演説にはそのことへの反省や謝罪もない。
20日の外交演説で首相は、幕末の志士、吉田松陰の名を挙げて「松陰は時局に臨んで何もしない為政者を厳しく指弾した志士だった」と述べ、「先人に恥じない国づくり」を誓った。だが、これもいつか「大風呂敷だった」と言い出すのではないか。
松陰について、明治・大正期の言論人で政治家の徳富蘇峰はこう評している。
「彼が一生は、教唆者に非ず、率先者なり。夢想者に非ず、実行者なり。彼は未だかつて背後より人を扇動せず、彼は毎に前に立ってこれを麾けり」
大きなことを言っては引っ込め、責任転嫁するばかりの首相とは似ても似つかない。(阿比留瑠比)
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マニフェストを修正するということは、一昨年の総選挙は「詐欺」で勝ちましたと宣言するようなもの。にもかかわらず、解散総選挙をしようとしない。
それでいて、訳の分からない「熟議」などという言葉を使う。国会というのは、昔から話合いをする場所。いまさら新語を使う必要などありません。粛々と熱い議論を戦わせればよいのです。
やるべきことをやれない菅内閣。この内閣がある限り、日本の夜明けは来そうにありません。
日時・内容:
平成23年1月29日(土)
10時00分 デモ準備 常盤橋公園集合
13時00分 デモ前集会 常盤橋公園
(東京都千代田区大手町2-7-2)
14時00分 デモ行進出発
常盤橋公園~八重洲~銀座~有楽町~日比谷公園
16時00分 国民大集会 日比谷公会堂(~19時)
【登壇予定】※1月24日現在
「尖閣問題シンポジウム」
仲間 均(石垣市議会議員)
箕底用一(石垣市議会議員)
山本皓一(フォト・ジャーナリスト)
イリハム・マハムティ(世界ウイグル会議日本代表)
石 平 (評論家)
鳴 霞 (月刊「中国」編集長)
「TPP問題シンポジウム」
西部 邁(評論家)
東谷 暁(ジャーナリスト)
中野剛志(京都大学助教)
三橋貴明(経済評論家・作家)
片桐勇治(元国民新党広報部長・政治アナリスト)
平沼赳夫(衆議院議員)
小田村四郎(元拓殖大学総長)
赤池誠章(前衆議院議員)
馬渡龍治(前衆議院議員)
梅原克彦(前仙台市長)
土屋敬之(東京都議会議員)
三宅 博(前八尾市議会議員)
すぎやまこういち(作曲家)
西村幸祐(評論家・ジャーナリスト)
saya(シンガー)
松浦芳子(杉並区議会議員)
永山英樹(「台湾研究フォーラム」会長)
三輪和雄(「日本世論の会」会長・「正論の会」代表)
水島 総(「頑張れ日本!全国行動委員会」幹事長)
ほか 地方議員多数
※登壇者によっては予定が変更になる可能性もございます。
※日章旗以外の旗の持ち込み禁止。民族差別的プラカードの持ち込み禁止。
主催:
「頑張れ日本!全国行動委員会」
草莽全国地方議員の会
チャンネル桜ニ千人委員会有志の会
お問い合わせ:
頑張れ日本!全国行動委員会(代表田母神俊雄)
TEL 03-5468-9222
http://www.ganbare-nippon.net/
◆チャンネル桜公式サイト
http://www.ch-sakura.jp/
http://www.youtube.com/user/SakuraSoTV?gl=JP&hl=ja#g/u