それでは、重要単語の解説です。(前編を確認されたい方は、ここをクリック)
pacifist 「平和主義の」という形容詞と「平和主義者」という名詞があります。もちろん、ここでは前者。
なお、ここでは「平和主義」と訳していますが、本当は「不戦主義」の方が正しいかもしれません。本来、元となっている動詞pacifyは「…をなだめる、…を鎮定する」という他動詞だからです。戦争をさせなくする結果、平和になるという案配です。昭和憲法の精神を見事に言い表している単語だと言えるでしょう。知っておかないと、日本人ではありません。
さらに、動詞pacifyから派生した名詞pacifierには「なだめる人」とか「調停者」という意味以外に面白い意味があります。赤ちゃんが口に咥える「おしゃぶり」。これがpacifierなのです。アメリカ人が発音すると「パッサファイアー」となります。
ゴウ先生の最初の子はアメリカで生まれなもので、このpacifierにはずいぶんお世話になりました。やっぱり、おしゃぶりは平和主義の産物です。
constitution 「憲法」。この見出しにあるcharterと同義語として覚えておいてください。ただし、後者はよく「憲章」と訳されるケースが多いです。
defeat 「敗北、敗戦」。「…を負かす、打ち破る」という他動詞の働きもあります。
draft 「草案、草稿」。
Self-Defense Forces 「自衛隊」。
新しい憲法で「自衛軍」と明記されるようになっても多分同じ英語が使われるのだと思うんです。だったら、すでに「自衛軍」だと言ってもよいような気がゴウ先生にはしてしまうんですが、乱暴すぎるでしょうか・・・。
explicitly 「明白に」。
troop 「部隊」。
contingents 「派遣隊」。形容詞だと「付随する」だとか「偶発的な」とかいう意味がある単語です。海外派兵がアメリカの意向に引きずられた、日本の国際貢献が見えないものにならないことを願いたいものです。
legislation 「立法化、法制化」。
collective self-defense 「集団的自衛」。
ally 「同盟国、協力者」。ally X with Yで「XをYと同盟(縁組)させる」という他動詞としても働きます。
measures 「手段」。複数形で使われる場合にはこの意味であることが多いとしたものです。同義語はmeans。同じくsを最後につけますから、面白いですね。もちろん、measureもmeanも色々な意味と働きを持っている点でも似ていることは言うまでもありません。ペアで覚えてください。
parliamentary 「国会の、議会の」。
coalition 「連立、提携」、「合体、融合」。
clause 「項」。
article 「条」。ゆえに、「(憲法)9条第2項」を英語で言うと、“Clause 2 of Article 9”となるわけです。これまた覚えておくと便利です。
national referendum 「国民投票」。
commensurate with 「…と同等の」という形容詞。withを使うことが多いのですが、toを伴うと「…と比例した」というような意味合いが強くなります。
lawmaker 法律を作る人という意味から「議員、代議士」という意味になります。よい法律を作ってもらいたいものです。
divine 「神の、神聖な」という形容詞。
water down これは面白い熟語です。「…を水で割る」という意味から、「品質を落とす」とか「手加減する」という意味が生まれました。ここでは「…を弱める」という意味で使われているようです。
separation of church and state 「政教分離」。靖国神社はchurchじゃない、とか言わないでください。慣用句として覚えましょう。
それにしても、神社に参拝する程度で「政教分離の概念を弱める」とか言われると、国の代表は何の信仰心も持ってはいけなくなるのかと問いたくなります。これでは、宗教(心)の存在を許さない唯物主義に基づくゴリゴリの共産主義です。ということは、中韓に配慮をして総理の靖国参拝に反対しているマスコミや一部の政治家も実は隠れ共産主義者だということなのでしょう。ともあれ、安易に、靖国問題と政教分離の概念をつなげる発想にはついていけません。
sitting 「座っている」から「現職の」。standingにはこの意味はありませんから、ご用心。なお、同義語は、少し難しいのですがよく使われる、incumbent。日曜のTOEICに絶対(?)出ますよ!
outrage 「乱暴」、「無礼」、「激怒」。
patriotism 「愛国心」。
populace 「大衆」。ただし、この文語、多少軽蔑の意味が込められています。使う時には用心してください。中国と韓国の当局者がこういう風に日本人を見ているとWashington Postは判断している結果の使用だとは思いますが。
(前編を確認されたい方は、ここをクリック)
++++++++++
おおむね正確に伝えられている記事だと思います。New York Timesのオーニシ記者のそれとはエライ違いです。
それでも、事実とはいえ、第2段落の冒頭、「この憲法は、1945年の日本の敗戦後アメリカによってもともと書かれた」と述べられると、自国の憲法を自分たちで決められなかった恨みは大きいとしか言えません。
憲法改正(the revision of the constitution)というよりも新しい憲法を制定してもらいたいと願う根拠でもあります。その点、現在の自民党案は、現行憲法のよくて「修正」(amendment)でしかないところが残念です。
国家としての日本の大切な背骨が、この憲法。われわれ国民もじっくり考えて納得できるものを仰ぎたいものだと思います。
++++++++++
それでは、TOEIC・TOEFL受験者の皆さん、ベストを尽くして、試験を楽しんできてください!楽しめれば、きっとよい結果がやってきます。
INDECは、夢と希望にあふれた若者を応援しています!
☆なお、このブログだと英文の行末処理がうまく行っていないし、前編・後編に分けられている(これはgooブログだと字数制限があるからなのです)ので読みにくいと思っていらっしゃる方は、INDECの姉妹ブログ映画と本と音楽にあふれた英語塾http://blog.indec.jp/に同じ内容の記事が読みやすい形で掲載しておりますので、どうぞご利用ください
pacifist 「平和主義の」という形容詞と「平和主義者」という名詞があります。もちろん、ここでは前者。
なお、ここでは「平和主義」と訳していますが、本当は「不戦主義」の方が正しいかもしれません。本来、元となっている動詞pacifyは「…をなだめる、…を鎮定する」という他動詞だからです。戦争をさせなくする結果、平和になるという案配です。昭和憲法の精神を見事に言い表している単語だと言えるでしょう。知っておかないと、日本人ではありません。
さらに、動詞pacifyから派生した名詞pacifierには「なだめる人」とか「調停者」という意味以外に面白い意味があります。赤ちゃんが口に咥える「おしゃぶり」。これがpacifierなのです。アメリカ人が発音すると「パッサファイアー」となります。
ゴウ先生の最初の子はアメリカで生まれなもので、このpacifierにはずいぶんお世話になりました。やっぱり、おしゃぶりは平和主義の産物です。
constitution 「憲法」。この見出しにあるcharterと同義語として覚えておいてください。ただし、後者はよく「憲章」と訳されるケースが多いです。
defeat 「敗北、敗戦」。「…を負かす、打ち破る」という他動詞の働きもあります。
draft 「草案、草稿」。
Self-Defense Forces 「自衛隊」。
新しい憲法で「自衛軍」と明記されるようになっても多分同じ英語が使われるのだと思うんです。だったら、すでに「自衛軍」だと言ってもよいような気がゴウ先生にはしてしまうんですが、乱暴すぎるでしょうか・・・。
explicitly 「明白に」。
troop 「部隊」。
contingents 「派遣隊」。形容詞だと「付随する」だとか「偶発的な」とかいう意味がある単語です。海外派兵がアメリカの意向に引きずられた、日本の国際貢献が見えないものにならないことを願いたいものです。
legislation 「立法化、法制化」。
collective self-defense 「集団的自衛」。
ally 「同盟国、協力者」。ally X with Yで「XをYと同盟(縁組)させる」という他動詞としても働きます。
measures 「手段」。複数形で使われる場合にはこの意味であることが多いとしたものです。同義語はmeans。同じくsを最後につけますから、面白いですね。もちろん、measureもmeanも色々な意味と働きを持っている点でも似ていることは言うまでもありません。ペアで覚えてください。
parliamentary 「国会の、議会の」。
coalition 「連立、提携」、「合体、融合」。
clause 「項」。
article 「条」。ゆえに、「(憲法)9条第2項」を英語で言うと、“Clause 2 of Article 9”となるわけです。これまた覚えておくと便利です。
national referendum 「国民投票」。
commensurate with 「…と同等の」という形容詞。withを使うことが多いのですが、toを伴うと「…と比例した」というような意味合いが強くなります。
lawmaker 法律を作る人という意味から「議員、代議士」という意味になります。よい法律を作ってもらいたいものです。
divine 「神の、神聖な」という形容詞。
water down これは面白い熟語です。「…を水で割る」という意味から、「品質を落とす」とか「手加減する」という意味が生まれました。ここでは「…を弱める」という意味で使われているようです。
separation of church and state 「政教分離」。靖国神社はchurchじゃない、とか言わないでください。慣用句として覚えましょう。
それにしても、神社に参拝する程度で「政教分離の概念を弱める」とか言われると、国の代表は何の信仰心も持ってはいけなくなるのかと問いたくなります。これでは、宗教(心)の存在を許さない唯物主義に基づくゴリゴリの共産主義です。ということは、中韓に配慮をして総理の靖国参拝に反対しているマスコミや一部の政治家も実は隠れ共産主義者だということなのでしょう。ともあれ、安易に、靖国問題と政教分離の概念をつなげる発想にはついていけません。
sitting 「座っている」から「現職の」。standingにはこの意味はありませんから、ご用心。なお、同義語は、少し難しいのですがよく使われる、incumbent。日曜のTOEICに絶対(?)出ますよ!
outrage 「乱暴」、「無礼」、「激怒」。
patriotism 「愛国心」。
populace 「大衆」。ただし、この文語、多少軽蔑の意味が込められています。使う時には用心してください。中国と韓国の当局者がこういう風に日本人を見ているとWashington Postは判断している結果の使用だとは思いますが。
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おおむね正確に伝えられている記事だと思います。New York Timesのオーニシ記者のそれとはエライ違いです。
それでも、事実とはいえ、第2段落の冒頭、「この憲法は、1945年の日本の敗戦後アメリカによってもともと書かれた」と述べられると、自国の憲法を自分たちで決められなかった恨みは大きいとしか言えません。
憲法改正(the revision of the constitution)というよりも新しい憲法を制定してもらいたいと願う根拠でもあります。その点、現在の自民党案は、現行憲法のよくて「修正」(amendment)でしかないところが残念です。
国家としての日本の大切な背骨が、この憲法。われわれ国民もじっくり考えて納得できるものを仰ぎたいものだと思います。
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それでは、TOEIC・TOEFL受験者の皆さん、ベストを尽くして、試験を楽しんできてください!楽しめれば、きっとよい結果がやってきます。
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