この稀代の傑作は、昨年2004年6月19日(土)の定期上映会のメイン・プログラムでした(なんちゃって、この映画しか上映していないのですが・・・)。過去に2回Gump Theatreで上映しています。それ位すばらしい映画なんです。
でも今日はこの名作を使って英語力を伸ばすコツを伝授しましょうね。
ゴウ先生が購入したのは、1999年に初めて日本でDVD化された時でした。値段がケースに表記されていませんが、確か3400円前後したと思います。
それがいまはその半額以下の値段で買えるのですから、何だかいやになってしまいます。
でも、価格が下がることでこの60年以上昔に作られた映画を「ひとつ見てやるか」と思ってくれる若者が増えてくれればと思わずにはいられません。有名な映画でも実際に見たことがある人は本当に少ないものですから。
個人的な話をさせてもらうと、ゴウ先生がこの映画と出会ったのは、上智大学の学部3年生の頃でした。この作品が映画史上に残る不滅の大傑作だとは知っていても、それまで意識してきちんと見たことはなかったような気がします。ひょっとすると、TVの映画劇場で見たことがあったかもしれませんが、記憶にはありません。
ところが、大学3年の時大学に新しい図書館が完成しました。その図書館には視聴覚教育用のスペースが用意されていたのです。
ある日その部屋をのぞいてみると、海外のビデオをその場で見られるということが分かりました。当時まだビデオ・デッキも持っていませんでしたから、嬉しくて暇があるとよく通ったものです。
そこで見たのが『マイ・フェア・レディ』であり、この『カサブランカ』でした。(ただし、当時相当のヘビー・スモーカーだったゴウ先生、タバコが吸えない視聴覚室に堪えきれず、次第に足が遠のいてしまったのです。いかんですね、喫煙習慣は。)
『カサブランカ』のカッコよさは、リック役のハンフリー・ボガートのカッコよさにあります。実際は170cmも身長がなかったらしいですが、長身のイングリッド・バーグマンを受け止められる男の色気がありました。
そしていつもタバコを咥えているボギーの口から飛び出す名セリフの数々。覚えました。
代表作が「君の瞳に乾杯!」であり、「昨日のことなんか覚えちゃいない。明日のことなんか何も知らない」ですね。
当時英語の字幕も出ないアメリカ製のビデオで見ましたから、ストーリーを追うのが精一杯でそんな渋いセリフがテンコモリ状態だとは思いもしませんでした。
その後ものの本によって、そうしたおしゃれなフレーズがいっぱいあることに気づかされたのです。
でもいまはDVDを使うと日本語字幕も英語字幕も自由にチェックできます。この映画のシナリオ翻訳も出版されています。本当に時代は変わりました。
1回目、まずは映画を楽しんでください。日本語の字幕を使ってきちんと時代背景とストーリーの展開を頭に入れることです。できれば、上に上げた名セリフを探しながら見ると面白いですよね。ちなみに、「君の瞳に乾杯!」をボギーは3回言いますから、見落とさないでくださいね。
映画が気に入ったら、2回目英語の字幕にチャレンジです。名セリフが英語では何と言われているのかチェックしましょう。必要とあらば、プレーヤーのポーズ・ボタンを押してメモを取るのもいいでしょう。
3回目、好きな場面でリックになったり、エルザ(バーグマン)になったりしながら、実際に声を出して「なりきり音読」をしてみましょうね。そしたらば、この映画が最高の「なりきり音読」の教材だと納得いくはずです。
そして4回目、字幕のボタンをOFFにして、アンチョコなしで音読しましょう。当然画面から出る音量もゼロないしはそれに近いもので自分の発音をしっかりチェックしてください。
ボギーの発音は少し訛っていますが、気にする必要はありません。あなたの発音がもっと訛ってますから(?)。
ここまで来れば、あなたはもうこの英語の虜です。そして成功へのパスポートも手に入れました。次回からあなたが言うのは・・・。
Play it again, Sam.
でも今日はこの名作を使って英語力を伸ばすコツを伝授しましょうね。
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ゴウ先生が購入したのは、1999年に初めて日本でDVD化された時でした。値段がケースに表記されていませんが、確か3400円前後したと思います。
それがいまはその半額以下の値段で買えるのですから、何だかいやになってしまいます。
でも、価格が下がることでこの60年以上昔に作られた映画を「ひとつ見てやるか」と思ってくれる若者が増えてくれればと思わずにはいられません。有名な映画でも実際に見たことがある人は本当に少ないものですから。
個人的な話をさせてもらうと、ゴウ先生がこの映画と出会ったのは、上智大学の学部3年生の頃でした。この作品が映画史上に残る不滅の大傑作だとは知っていても、それまで意識してきちんと見たことはなかったような気がします。ひょっとすると、TVの映画劇場で見たことがあったかもしれませんが、記憶にはありません。
ところが、大学3年の時大学に新しい図書館が完成しました。その図書館には視聴覚教育用のスペースが用意されていたのです。
ある日その部屋をのぞいてみると、海外のビデオをその場で見られるということが分かりました。当時まだビデオ・デッキも持っていませんでしたから、嬉しくて暇があるとよく通ったものです。
そこで見たのが『マイ・フェア・レディ』であり、この『カサブランカ』でした。(ただし、当時相当のヘビー・スモーカーだったゴウ先生、タバコが吸えない視聴覚室に堪えきれず、次第に足が遠のいてしまったのです。いかんですね、喫煙習慣は。)
『カサブランカ』のカッコよさは、リック役のハンフリー・ボガートのカッコよさにあります。実際は170cmも身長がなかったらしいですが、長身のイングリッド・バーグマンを受け止められる男の色気がありました。
そしていつもタバコを咥えているボギーの口から飛び出す名セリフの数々。覚えました。
代表作が「君の瞳に乾杯!」であり、「昨日のことなんか覚えちゃいない。明日のことなんか何も知らない」ですね。
当時英語の字幕も出ないアメリカ製のビデオで見ましたから、ストーリーを追うのが精一杯でそんな渋いセリフがテンコモリ状態だとは思いもしませんでした。
その後ものの本によって、そうしたおしゃれなフレーズがいっぱいあることに気づかされたのです。
でもいまはDVDを使うと日本語字幕も英語字幕も自由にチェックできます。この映画のシナリオ翻訳も出版されています。本当に時代は変わりました。
1回目、まずは映画を楽しんでください。日本語の字幕を使ってきちんと時代背景とストーリーの展開を頭に入れることです。できれば、上に上げた名セリフを探しながら見ると面白いですよね。ちなみに、「君の瞳に乾杯!」をボギーは3回言いますから、見落とさないでくださいね。
映画が気に入ったら、2回目英語の字幕にチャレンジです。名セリフが英語では何と言われているのかチェックしましょう。必要とあらば、プレーヤーのポーズ・ボタンを押してメモを取るのもいいでしょう。
3回目、好きな場面でリックになったり、エルザ(バーグマン)になったりしながら、実際に声を出して「なりきり音読」をしてみましょうね。そしたらば、この映画が最高の「なりきり音読」の教材だと納得いくはずです。
そして4回目、字幕のボタンをOFFにして、アンチョコなしで音読しましょう。当然画面から出る音量もゼロないしはそれに近いもので自分の発音をしっかりチェックしてください。
ボギーの発音は少し訛っていますが、気にする必要はありません。あなたの発音がもっと訛ってますから(?)。
ここまで来れば、あなたはもうこの英語の虜です。そして成功へのパスポートも手に入れました。次回からあなたが言うのは・・・。
Play it again, Sam.
ハンフリー・ボガードの格好良さを存分に味わいながら、お洒落な英語をどんどん覚えていきたいです。
色気のある男になりたいです。
英語力の磨き方も2本に渡ってその方法をご教授いただきました。早速、トライします。