写真はSector22の大きなマーケットで、この街にもインドらしい雰囲気のマーケットがあります。
最初は偶然に立ち寄ったらあれ?なにここ、青空市場で面白いと何度も行きましたが、先に住まれていた日本人の方もたまにここに行くと聞いた事がありました!
チャンディーガルはインドらしくないとか、コンクリート・ブロックばかりで人の活気を感じさせない、観光客にとっては住民の姿が殆ど見えない、という感じかもしれません。それはコルビュジェの計画によって、マーケットがセクター内部にあるので車道からは住民の様子が殆ど見えないからです
Sector22は計画により、最初は住宅地として発展して行った場所なのだそうです。
彼のコンクリート・ブロックと呼ばれるデザインの、日本の団地に少し似た造りの住宅が並ぶ場所でもあります。
しかしそれ以前このSector19、20、22辺りはこの街ができる以前から存在した村とマーケットがあったそうです。チャンディーガルは何もない平原や森林だったという話もありますが、実は村が幾つかあったんですね!
Sector19辺りはある理由があり、当初の計画では何のアクティビティにも利用されないセクターとなっていたそうです。
そのある理由についてはまた別記事にしますが、それをいい事に動かない状態を続けたそうです。
そこにあった彼らのマーケットは当然ですが、インドらしいマーケットだったのでしょう。
行政の圧力もあったにも関わらず、とにかくそれはパワフルで根深く立ち退かない。
結局、更地に戻す事は困難とされ行政にとっては「邪魔」な存在だったそうです
結局は彼らに対して立ち退きを成功させる事ができず、嫌味のように「正式ではないセクター」というレッテルが貼られています
が、地元民にはお祭り時の路上の出店などインドらしい雰囲気が受け、行政側も容認するべきだという声があります。そして村出身の人達が起こすトラブルや治安の悪さなどについては今でも問題視されています。
またSector20と写真のSector22にも村とマーケットがあったそうで、現在もインドの衣類や食品、生活用品のマーケット。値段が安く地元民に貢献し、雰囲気は全くインドそのもので大きく発展し、安くて楽しい買い物の場として連日賑わっています。
コルビュジェの構想した街作りだけだったら、今のチャンディーガルはもっと違っていたのかもしれませんね。
Sector22のマーケットにはネットで知った観光客も来るようで、この辺りでは一番大きなものです。
住民達はここが大好きで「大型モールは値段が高すぎるからこっちがいい!何でもあるよ!」とドライバーからもよくお勧めされました。
モールとは違う楽しさがここにあり、何を買うわけでもなく何度か足を運びチープで可愛い物を買いました。
次回はそのSector22のマーケットの紹介です