インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
コルビュジエ建築物、街&生活情報
 

最初のマスタープランと街の拡張

2018-03-24 | コルビュジェの構想&街の造り Le Corbusier's plan


以前の記事→元は村だったセクターのマーケットで、セクター19は何のアクティビティにも利用されないセクターだったと書きました。

その理由は、Sector19と20は当初の計画であるマスタープランの端っこ(角)だったからだそうです。

実は、そもそもコルビュジェが最初の計画で与えられた土地面積は随分と小さく、現在のチャンディーガルの半分にも満たない面積でした。

街の中央から南も拡張してできて行ったセクターだそうです。

黒線で囲んだ部分が最初の計画の面積。
たったこれだけの小さなものだったのですね!



Sector19と20は角だったんです。
そしてSector26~30は街の面積拡張で慌ててそこに振り分けて付けられたナンバーなので、Sector7、19、20、の横に突然26~30という数字が並んでいるのだそうです。

住んでいた当時、なぜ番号が続いてないんだろう~?と疑問に思っていました。

また街の南部はどんどん拡張を続けてSector57~65は最終的にはパンジャーブ州のMohali(モハリ)にまで食い込んでしまっている状態なんですね。

一見、チャンディーガルのように見えますが、実際はモハリと被っています。
赤枠内のサヒブザダ・アジット・シン・ナガー=モハリ。






本当はSector56までで終わりのつもりが、更に拡張してしまったそうです



食い込んでしまった所は実際の住所としてはMohaliになっているそうですが、本来はチャンディーガルの街の拡張でできたセクターだそうです。

新しくできたチャンディーガル国際空港も両方の街に跨ってしまっているそうで、エア・ターミナルの住所はMohaliなんですよね!



2020年、新たにチャンディーガル郊外のエリアもセクターに含まれ拡張されました。
セクターナンバーにWestが付いて。
今まで存在しなかったSector13までも追加されました!