goo blog サービス終了のお知らせ 

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
*当サイトは商品やサービスへのリンクにアフィリエイトを使用しています。

丸みを帯びた箱庭世界「ポンコツ浪漫大活劇・バンピートロット」

2005年04月06日 | 作品紹介(ゲーム)


■PS2:「ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット(廉価版)」


「スクーン」「スペランカー」などの
発光ダイオード付きカセットの時代から続く
私のアイレム好きは現在も続いている。
「R・TYPE」「イメージファイト」「Mr.HELIの大冒険」
「レジェンド・オブ・ヒーロー・トンマ」「迷宮島」
「ぐっすんおよよ」「海底大戦争」「最後の忍道」
「ビジランテ」「激写ボーイ」「カートンくん」・・・
いずれ劣らぬ佳作揃いだ。
バランス取りや間口の狭さなどから
傑作、名作と呼べる物は意外と少ないが、
私はそんな職人気質なところも含めてアイレムが好きだ。

アイレムには長い沈黙の期間がある。
1994年に発売された「ソル・モナージュ」というPCエンジンのソフトは
エンジンファンには知名度の高いタイトルだと思うが、
当時の在籍スタッフも思い入れが強いらしく、
「何とか手に入れたい」と依頼されたことを今ふいに思い出した。

その後、FC時代に生み出した「大工の源さん」をキャラクターに据えた
パチンコ台が大ブレークし、見事復活と相成るわけだが、
復活後も守りに入ることなく
「三洋パチンコ」「R・TYPE」などのシリーズ物と同等以上に
「絶体絶命都市」「U-underwater unit-」「桜坂消防隊」などの
オリジナル作品も精力的に制作されている。
そんなアイレムから発売されるのが、
「ポンコツ浪漫大活劇・バンピートロット」である。

二足歩行の「トロット・ビークル」というロボットは
農業・土木・輸送等、人間の生活をサポートするため、
様々な場面で活用されていた。
ある朝、何故か浜辺で目覚めた主人公は
名も知らぬ少女と出会い、取り敢えず行動を共にするのだが・・・
というのが導入部分だ。

バンピートロットの操作方法は決して簡単ではないが、
序盤のイベントでトレーニングが組み込まれているので
そこでしっかり鍛えておけば後はすんなり馴染めると思う。
ビークルのカスタマイズも改造ゴコロを刺激する。
舞台となる世界は撮影用の大掛かりなセットというか、
ユニバーサルスタジオのような箱庭世界を再現しており、
リアル指向とはまた違う暖かみを持っている。
「ゼルダの伝説・風のタクト」より、
「ダーククロニクル」に近い感じだ。
(ただし、グラフィックで言えば「クロニクル」に負けている)

一応頂いた体験版の最後まではプレイしたのだが、
大きな問題がひとつ。
声優を変更出来ないならせめて音声オフ+字幕のモードを
用意してくれというほどに掛け合いが下手なのだ。
特に主人公と行動を共にする少女役、
私は現在活躍中の声優には疎いので
彼女が本職の声優なのかどうかも知らないのだが、
正直「聞いちゃおれんな」というレベルであった。
制作費等々の問題もあるかとは思うが、
下手な音声をつけるぐらいなら無しの方が私は有り難い。

初回特典はゲーム中で主人公が吹いている
ハーモニカをミニチュア化したキーチェーンなのだが、
入荷数の100%に付属するとのこと。
数十万本を見込める「ドラゴンボール」ですら
初回の何割だのと狡っ辛い商売をするバンダイあたりは
是非見習っていただきたい。

出来に不満がないわけではないが、
このご時世にオリジナル作品を発売し続ける
アイレムに敬意を表して紹介してみた。

*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 タイトル:ポンコツ浪漫大活劇・バンピートロット
   機種:PS2
 メーカー:アイレム
  発売日:2005年5月19日
   価格:7140円(税込み)
公式サイト:http://www.bumpytrot.com/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (34)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする