
■GC:「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」
次のうち正しいのはどれでしょう。
レディゴー。
1:「ファイアーエムブレム」
2:「ファイヤーエムブレム」
3:「ファイアーエンブレム」
4:「ファイヤーエンブレム」
カンカンカン。
ということで今回のお題は「蒼炎の軌跡」である。
据え置き機用としてはSFCの「トラキア776」以来、
5年振りのリリースとなる。
シリーズ元祖の「暗黒竜と光の剣」が1990年発売なので、
かれこれ15年も続いている人気シリーズだ。
四半世紀に及ぶ私のゲームライフにおいて
おそらく最も時間を費やしたのが「暗黒竜と光の剣」である。
(オンライン関連はチャットなどの時間も含まれるので除外)
エンドロールで総プレイ時間が出るのだが、
確か200時間以上だったように記憶している。
キャラが死んでしまった時は、例えそれまでに何時間かかっていようと
リセットしていたので、300時間以上はプレイしたと思う。
クリア後も何度か再プレイした。
発売直前のファミ通のクロスレビューは
「7・7・7・5」とあまり芳しいものではなかったが、
「シミュレーションロールプレイングの幕開け」という
キャッチコピーに新時代の到来を感じ発売日に購入、
その日から文字通り、明けても暮れてもプレイしていた。
隠しショップの位置から増援部隊の来るタイミング、
ユニットの強弱のバランスまで全てを把握し、
雑誌や攻略本の記事に対し
「こいつ何もわかっちゃいないな」と憤慨したりしていた。
ペガサスナイトのように長距離移動出来るチキや
弓矢で撃たれてもダメージを受けないペガサス三姉妹を作り上げ
「ここまでプレイしたのは世界でも俺ぐらいだろう」
と、井の中の蛙状態で悦に入っていたのを思い出す。
その後も「外伝」「紋章の謎」とプレイしたが、
「聖戦の系譜」あたりから急激に難易度が上がっていき、
「トラキア776」はついに途中で断念してしまい現在に至る。
シミュレーションRPGについては
ストーリーやバランスなど時間をかけなければ分からないことが
多過ぎるため触った感触だけを述べるが、
インテリジェントシステムらしい、
非常にきっちりとした仕事がされており、
ユーザーインターフェイスにおいては何の不満もない。
ユニットの選択、移動先の指定、武器選択など、
「ゲームボーイウォーズアドバンス1+2」の快適さを引き継ぎ、
かつGCならではの演出をプラスした王道の作りだ。
元のイメージを壊さない程度にショーアップされた
戦闘シーンもかなり良い感じに仕上がっている。
私は「エムブレム」のシステムは既に完成されており、
今以上の大きな変化は必要ないと思っているので充分楽しめたが、
システム面での変化を望むファンには刺激が足らないかも知れない。
シリーズの売り上げがどれも安定していることから推察するに、
そういうファンは少ないと思っているのだが・・・
ちなみに任天堂の販売目標は15万本。
GBA版はどれも20~30万本を売り上げているが、
普及台数の差とGCのユーザー層を考えれば妥当な線であろう。
「ミリオン!ミリオン!ミリオン!」よりずっと現実的だ。
14日に発売される大作RPGの出来にはNAMIDAした私だが、
こちらはオールドファンにも安心してお勧め出来る。
唯一の問題は、私に当時ほどの情熱も時間もないことだ。
カンフル剤を打って頑張ることにしよう。
発売日の4月20日は水曜日なのだが、
これは1990年4月20日が「暗黒竜と光の剣」の発売日のため、
15周年記念日ということで決定したそうだ。
こういうのは、ジジィ心をくすぐる。
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:ファイアーエムブレム・蒼炎の軌跡
機種:GC
メーカー:任天堂
発売日:2005年4月20日
価格:6800円(税込み)
公式サイト:http://www.nintendo.co.jp/ngc/gfej/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★