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忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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「腐っても鯛」より「活きの良い稚魚」

2005年04月14日 | 業界四方山話
ソニー陣営に先行したい気持ちは分からないでもないが、
次世代Xboxについてのマイクロソフトの発表が
今ひとつ的を外しているような気がするのは私だけであろうか。
参入メーカーを大々的に発表したと言っても、
主要どころに目をやれば

バンダイ
カプコン
アイドス・インタラクティブ
エレクトロニック・アーツ
フロム・ソフトウェア
コーエー
コナミ
ナムコ
セガ オブ アメリカ
テクモ

と、よくよく見てみれば現行のXboxにも
ソフトを投入しているメーカーばかりだ。
「どこが伸びるか分からないから一応乗っておこう」
というメーカーが早々と名乗りを上げただけではないか。
この中でどれだけのメーカーが
Xboxを本気で一番手に押し上げる心意気を持っているのかは疑問だ。

マイクロソフトが次世代こそ日本市場での成功をと
色々と画策していることは分かるのだが、
引っ張ってきたのがミストウォーカーの坂口氏、
キューエンタテイメントの水口氏、
ゲームリパブリックの岡本氏と聞いた私の第一印象は、

「松阪牛・・・のスジ肉」
「名古屋コーチン・・・の皮」
「薩摩の黒豚・・・の豚足」

という感じだった。
もちろんどれも美味しい。
工夫次第では究極のメニューにも成り得る食材だ。
しかし、やはり第一線を張るメイン食材にはならないと思う。
私のように焼き肉屋に行っても内蔵ばかり食っている人間には
そそられる食材ではあるのだが、
大半の人は焼き肉屋にカルビやロースを食いに来ているはずなのだ。

鴨などは、して1週間ほど経過し、
目から蛆が湧いてきた頃が食べ頃だと聞いたことがある。
「肉は腐りかけが一番美味い」というのは事実だ。
しかし、腐りかけの肉を店先にぶら下げても、
見た目だけで判断する客(ライトユーザー)は寄り付かないのではないか。
このお三方の名前に引き寄せられるようなコアユーザーでは
次世代Xboxを成功には導けないと思うのだが。

「腐っても鯛」を有り難がるのではなく、
「活きの良い稚魚」を見つけ出すことに目を向けてみてはどうか。
コメント (62)
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