ヒルネボウ

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(書評)   石津ちひろ・文/古川タク・絵『てんしのだじゃれ 並べ替え遊び』(河出書房新社)

2024-07-30 21:47:31 | 評論

   (書評)

  石津ちひろ・文/古川タク・絵『てんしのだじゃれ 並べ変え遊び』(河出書房新社)

正確には、「だじゃれ」ではなく、アナグラム。

文中の「語の下にひそむ語」としての音は、深層意識を紡ぎ、個体・世代をこえた意味体験をテクスト(発話・記述されたもの)に織り上げる。これが現代文学・思想における「テクスト相互関連性」の分析に用いられるようになった。

(『ブリタニカ国際大百科事典』「アナグラム」)

こういうのはどうかな。

なつかしいあのじだい

(なつかしいあの時代)

あいつのかなしいじだ

(あいつの悲しい字だ)

(『天使のだじゃれ』p43)

「獣さ・酒だもの」(p24)なんてのもあるよ。

(終)


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