ヒルネボウ

笑ってもいいかなあ? 笑うしかないとも。
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『冬のソナタ』を読む  「別れの練習」(下p25~49)

2025-02-22 23:58:07 | 評論

   『冬のソナタ』を読む

     「別れの練習」(下p25~49)

2 ホテルで

カン・ミヒは嫌いだ。

ユジンが春川(チュンチョン)の高校に通っていたとき、自分に似ている人を好きになったのだが、その人が死んだのだとミヒに伝えたとき、当惑した母親が手に持っていたコーヒーカップを落したのだった。どうしてもその姿が眼に焼き付いて離れない。そう言えば別荘でもおかしかった。ミニョンが水に溺れたときの話や、ユジンが春川(チュンチョン)で高校に通っていたと知ったときの驚きに満ちた眼も……。

――なぜだろう。

ミニョンは、ミヒのそんな行動が気になってなかなか寝付けなかった。

(p37)

ミヒ、嫌い。

ホテルも嫌い。

ホテルは、ミニョンの父親である正体不明のイ氏の象徴だろう。

(終)

 

 


萌芽落花ノート  33 月

2025-02-19 22:48:45 | 

   萌芽落花ノート

    33 月

夜の隙間から覗いている人に気づいていましたか

急激に振り返っては焼けた石を星のない夜空へ投げ上げていました

そのころ月は転寝をする老嬢の喉元に向かって元気よくブランコを漕いでいました

(終)


回文 ~ミサイル

2025-02-18 23:24:51 | ジョーク

     回文

    ~ミサイル

会期外 鰻補う 胃が奇異か

(かいきがい うなぎおぎなう いがきいか)

排他的 東欧追うと 来て大破

(はいたてき とうおうおうと きてたいは)

第三次 ミサイル勇み 人災だ

(だいさんじ みさいるいさみ じんさいだ)

雪見たい すごすご過ごす 痛み消ゆ 

(ゆきみたい すごすごすごす いたみきゆ)

(終)