イバニーズ GB-10 ’90年
言わずと知れたジョージ ベンソン先生モデルです。今時は、アイバニーズと呼ぶらしいですが。。。
ふんっ。じじぃにとっては、やっぱり イバニーズ です。お箸の国の人ですから!(笑)
生涯2本目です。1本目は、BSでした。たぶん、81年くらい。
新宿で買ってうれしく歩いてたら、走ってきた岩崎良美さんにぶつかりそうになって、
軽く会釈をされた?思い出深い1本でした。後々そのギターは、MUSIC MANの
アンプに化けそのアンプは、Jugg-Box 2台に化け。。。という運命を辿るのでした。
2本目のこのナチュラルは、ある日何気にY-OHを見てたら、思わず、お手頃な価格で
落札できそうだったので、戦ってみたら、アッサリ勝負がついてしまったのでした。めでたし、めでたし。。。
造りはやっぱり、前のヤツの方が良かったかな?そうでもないか?そうでもないな!
まぁ、やはり日本製の安心感はありますわな。結構丁寧な造りです。
なんといっても、このボディサイズが「売り」ですね。弾きやすさは箱物では、ピカイチ!。(セミアコは除く)
他の箱物と比べようがないですね。このシックリ感!ただ、やはり音のふくらみは17インチには
かなわない感じはします。(しょうがない話!だいたい比べる方がおかしい!)
トータルのバランスで考えると、とても良くできてると思います。やっぱり、あのアンプで鳴らしたくなる1本です。
フェンダー USA ストラト 2000年
そんな訳で、人生初めてのUSAストラトです。
近年式の2点支持のヤツ。マットフィニッシュで。評価の低い?ヤツ。。(笑)
そんなに、悪くないと思うけどな。。。マーなんというか「古い方が良い!」的な
風潮が楽器の中では根強い訳ですけど、なんて事はない自分が気に入るかどうかだけです。
自分にとってネックがかなり判定基準になりますが、これはいいですよ。
太さといい、かまぼこの形状といい、肌触り?といい、万人向け!
鳴りも結構いいと思うし、評価の低いうちに安く買うというのも「手」ではありますよね。
さりとて、後々評価が上がるとは思えませんが。。。(笑) 弾きやすいし、軽いし、投げやすいし?
(いい歳こいて、もうそんな野蛮な事はしません。。。 多分。。。)
評価の割にはいいギターだと思いますよ。ホント。だって浮気な俺がまだ、手放してないもの。はははっ(笑)
MOON オーダーメイド ストラト
そんな訳でもう1本ムーンのストラトです。人生最初で最後のフルオーダーです。
写真では判りづらいですが(だからデジカメで撮れって!?)パープルでトラ目です。
ラミネートシールじゃありません。アルダーとメイプルのラミネートです。
アホですな。。。まったく。だってしてみたかったんだもん。その頃!自分としては、
三条AP オープン記念的に作った記憶ありです。マイクはバルトリーニで、配線は
あーして、こーして(パッシブでも回路を組めたので)と考えまくりで、アームは、
ウリウリウリャーッとやれるようにフロイドローズ!まーどう考えてもストラトの音は
しません。(当たり前)コンセプトは、「1本で済ませたい!」というなんとも、怠け物的な。。。
この頃は、ムーンのストラトと335を持ち変える事が多かったのでそれで、考えた1本なのでした。
なーんも考えずにオーダーしたわけですが、見積書を見て青ざめました。。。
USAが2本近く買える。。。しかーし。。男度胸で「やってくれいっ!頼んじまってくれいっ!」と
引っ込みがつかず?発注したのでありました。(笑)3ヶ月程でできあがってきたのかな?
1本目で惚れ込んだ作りの良さは、やはり正解!でなかなかの「いい仕事っぷり」で
大変満足のいく1本に仕上がってきたのでした。マーやはり、時代的には?な感じも
しますが、思い込みの強さといったらやはり手持ちの中ではダントツ?かな。。(笑)
ギャンギャン歪ませても、指でモワーッと弾いても芯のくずれない使いやすい音です。
とても思い出深い1本なのでした。。。
MOON ウォールナット ストラト
20年くらい前に購入。本当は「本家」のストラトが欲しくて東京で何本か試奏して
決めようと思い上京、御茶ノ水で何本か弾くものの「なんかピンと来ないな。。」と
キョロキョロすると、これを発見!弾いてみると「いい!」当時の自分の好みとしては
「本家」よりかなりいけてました。 でも「本家」を買いにきたんだよな~っ。。。と
結構悩んでしまい、なんと何も買わず帰ってきちゃいました、
それから数週間して「MOONだな!」と納得して新潟のAPに電話して、Yちゃんに
「MOONのウォールナットのストラト、一本頂戴!」と発注をかけたのでした。
マー仕様としては、今時?的な仕様ではありますが当時はエフェクトバリバリ路線だったので、
EMGはかなり重宝したりしたのでありました。
オリジナルのPGはブラスだったのですが、例の傷み方をしてきたので、MOONに
お願いして黒のワンピース仕様に変更しました。(シブッ! 地味?)
造りの丁寧さはピカイチで、手にシックリくる1本なのでした。
フェンダー ムスタング ’78年
小振りなわりに、低音弦側は野蛮な音がします。
三条のAPでボディをリペイントに出しました。(どっかのリペア屋に出したと
思いますが)さすが職人!いい色いい質感に仕上げてくださいました。
(マーけっこうな費用がかかりましたけど。。。)ところが、鳴らない!
笑っちゃうくらいに鳴らない!。わかってるつもりだったけど、思った以上に
鳴らなくなってしまいました。。「抜けねーとだめらな。」と思ってから、2年位
してから、ようやく復活!という具合でしょうか?おもしろいもんですな~。。
マイクで拾って音を出すくせに、関係無さそうな事でも大きく影響してしまう。
だから、やめられんのかもですな~。。。弾いてるとだんだんラフになっていって
しまう気がしてしまうのは、私だけでしょうか?。
フェンダー テレキャスター ’78年
北海道の楽器店に「ナチュラル」として出てました。
?うーん。。。たぶん「間違ってるな!」と思って何点か写真をお願いしてから
購入。届いてみると、案の定「ブロンド」(本当は、元ホワイト)。。。
まったく、近頃の若いモンは! 木目が透けてるのでそう思っちゃったのかな?
ネック バンバン。ボディ 年代相応。との事でしたが。。。
ネック 見事!順反り。 ボディ クリーニングくらいしてからよこせ!的な。。。
ネックは、今回 ケチって、久しぶりに自分でしてみますか。。。
昔は、よっぱら自分でいじったもんですが。。。さて、ネックをはずして、
プラスのネジでウリウリと、締めていじめていきます。こんなもんか?で
装着!もうちょっとらな。でもう一度はずして、締めて、装着! こんなもんだな。
あとは、弦高を調整して終了。まったく!これ位してからよこせつーの。。
次!ボディをきれいに。。細目のコンパウンドで軽く磨いていきます。
ほーら。。こんなに、綺麗になりました。まったく。「なまけてんなよー!」です。
最近、生意気にも70年代のギターが値段が上がりぎみですけど、安く手に入れられたので、
「マッ!いいっか。。」ですけど。。。「勉強せいっ!」です。じじぃとしては。
メイプルらしいカラッとした音はやっぱり気持ちがいいですな。
何気に、指でパチーンと弾くのもいい感じがします。ただ、電気系が、30年も
たってくると、ちょっと心配な部位もありますが。。。
4.5kg?もありますので、ちょっと大リーグボール養成ギター?的な所も
ありますが、これは、この頃の個体差でしょうがないので、身体を鍛えますか!?
ギルド D50 ’69年
ロックな音(Y・T氏談)が欲しくてかなり探してやっと見つけた1本です。
しかし、過渡期物で、シリアルがかなり?です。まったくアメリカって奴ぁーっ。
くらいなモンです。ちなみに、これが、購入した楽器店の回答。。。
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シリアル/年代の件ですが、、、
確かにGRUHN BOOK等の資料でも 698で終わっております。
PREFIX製はご存知のとおり70年代には存在しませんので
過渡期物ということで69という判断をさせていただいております。
ひょっとして70年初期までこの制度が存在した可能性もあるかもしれませんが
資料としては私どもも見つけることは出来ておりません。
ですので1969とさせていただいております。
どうぞご了承いただければ幸いです。
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つまり、よくわかんないという事?です。
外注さんがアリモノで1本仕上げて親方を通したのか、通さないのか。。。
よくわかんないけど、世に流通してしまったという。。。なんとも、アメリカンな話。
音はカリンッカリンッみたいなワイルドな音です。弾かないとすぐ鳴らなくなります。
存在から、音までワイルド奴なのでした。。
ちなみに、一応”アノ”甘いニオイはします。。。
マーチン D-35 '76年
Y-OHで安く出ていたので思わず衝動買いをしてしまったという。。。
しかし、思った以上にダメージが深く読み?がはずれて、購入価格より
修理費がかかってしまったという。。。しょうがないよね!
きっとこのギターも喜んでくれてると思うし。。。
だいたい、もっと大切にして欲しいさ!まったく。。
皆さん!持ったからには大切にしましょうね。
音はというと28よりもしかして、万能な感じもします。
ワイドレンジというか、全帯域で無難に鳴るというか。。
年をとってきたらなんかスキになってきたというか。。。年寄りにやさしい?感じ。
28のほうは、野蛮な鳴り方というか、ピンポイントで官能的というか、弾き手を
選ぶというか。。。なんというか、好みが分かれるとこですね。。
30年以上もたってくるとさすがに、グローバーも「甘さ」を否めませんが
まだとりあえずは、いけそうな雰囲気。なんともアメリカン?な音が欲しい時には
弾きたくなるのでした。28を弾いている時より、何故か自分が品が良くなったみたいな
錯覚を起こさせてくれる楽しい1本なのでした。
マーチン 000-28 ’93年
比較的最近?のギターです。15年前のギターでも最近のものと
感じてしまうあたりがギター弾きの変なところでしょうか?マー変です。世間的には。
ちなみに、AJです。あんまり買う時に気にしませんでした。SQより安いし、かえって
いいんじゃねぇくらいのつもりで購入しました。日本だけだって、SQ好きなの。
地球温暖化もあるし、日本なんてガンガン温度上がっていくんだから絶対AJのほうが
いいって。。。だって、目の前で鳴るAJと鳴らないSQ聴き比べして当てられる自信
無いもの。俺。弾き比べも同じ。ブラインドで弾きくらべて当てられる自信無い。
鳴りなんて個体差もあるし、ちゃんと鳴らしているかでも全然違うし。。。
ちなみに音の好き好きもあるし。。。
まーAJ&SQ談義はこれくらいにして。。。
000-28は、高校の時にマーチンの総合カタログ?を見た時から”恋”が
始まったのでした。「いつか」必ず「いつか!」と同時に、アレを買ったら次は絶対!
次は絶対!と後回しにされた観はありますが、ようやく入手したのでした。
パワーを楽しむというモデルでなくシャラーンもしくは、シャリーンと行きたい
モデルではあります。マイクで録る時はいいコンデンサーマイクで録りたいですね。
弾きやすさは、なんといってもボディが小振りですし、薄いのでかなり弾きやすいです。
こればっか弾いてるとDタイプに持ち替えた時の違和感は、けっこうなものです。
抜けのいい音で、楽に弾くには最適なモデルかもしれませんね。
マーチン D-18 '79年
マホな音が欲しくて入手。やっぱりマホな音がします。
パワー感は無いものの、その分マホな柔らかい音が魅力的です。
ある意味、マーチンっぽい思い入れはこの音なのかもしれませんなぁ。。
高音弦のやさしい響きは、”イメージ”の中のマーチンらしいというか。。。
値段的に、もうちょっとがんばれば28に手が届いてしまうので、意外と
持ってる人が少ないような気がするギターではあります。
ペグはグローバーが付いているという過渡期のモデルです。
(28はもうシャーラーに変わっていた時期)
これからも、”アノ音”を弾きたくなる一本ではあります。

ヘッドフォンです。これを知ってる人は結構特殊?な人かもです。
持ってる人?それは一般人の場合かなり特殊な人です。
何年も見かけてなかったので、水害の時に、ガサモクと一緒に捨てちゃったのかなと
思ってあきらめていた(忘れていた)のですが本日ひょんな事から発見!
うれしくて思わず写真撮りました。。。TVなどで録音ブースが映った際に、
赤や黄色や青のヘッドフォン見かけませんでしたか?ちょっと前ですけど。
これ、それです。何年も前ですが、急に欲しくなりアレヤコレヤ調べてみると
アシダボックス マル特A スタジオというらしい。。。マジ?ダサッ!と
思いつつも、すぐ発注。色の指定はできずに、クロが届きました。
イザ装着!うーん。サウンドモニターの意味を思い知ります。
一応 ST-31という機種名で今でも入手可能なのかな?
SONY MDR-CD900ST(こちらはサウンドリスニングにもOK)に
”スタジオ標準”の座を奪われた観がありますが、一時代を築いた名機だと思います。
マーチン D-45 '91年
これを買ったら最後にしようと思って手に入れたのですが。。。
逆に、より深みにはまってしまったような。。。
「45?ふんっ!貝がいっぺ入ってるだけさ。音なんか変わらんさ!」
というノリと勢いで大阪のショップで見つけて買ってしまったのでした。
実際2回ほど試奏はした事はあったのですが例によって「オモイッキリ」
弾くわけにもいかず、音に対してある意味、期待?はしていなかったのかも。。
しかし、これが。。。アタリが良かった?というわけでもないのでしょうが、
とにかく音がデカイ。鳴る!というより単に音がデカイ?。。。
音がまっすぐにドーンと届くというか。押し出しが強い。これは、これですごい。
いわゆる胴鳴りで音量をかせぐのではなくトップ一面からパーンと鳴るような。
「鈴鳴り」という言葉がよく使われますが倍音成分(噛み砕けばリバーブ感?)も
この「まっすぐ感」あってこそのたまものではないかと。。。
音の減衰カーブがある意味独特。いつまでも鳴ってる的な。。
生楽器で音がデカイという事はかなり有利ではあります。
そんなこんなで「貝だけじゃねーんだよ!」と思い知らされるのでした。
ちなみに、ひとつクレームが。時代的なものなのかな?
バインディングがよく剥がれてきやがります。もう2回ほどリペアしました。
現在も、チョイ剥がれ個所有りです。 前出の看板屋のA氏に言わせると
「環境がわーりんだいや!」との事です。そう言われましても・・・
マー今後も剥がれては直し!が続きそうではあります。
マーチン D-28 '81年
生涯3本めの28です。一番思い出深いのは、やっぱり1本めのヤツです。
高校の時にバイトをして買いました。たぶん当時79年くらいだと思います。
三条のO楽器屋さんにて。店員のT君に「ゼン貯まったっけ、28注文して!」
とお願いします。T君「なにぃ?やったな!すげぇーな」と言われ、問屋さんに連絡を
してもらいます。「一ヶ月くらいじゃねーからって」と言われ、ずーっとウキウキして
いたのを覚えています。「来たろっ!」という電話が来たのは、3週間くらいしてからでした。
(1週間早く来たのをよく覚えていました。)チャリをとばし急いでお店へ。
T君は、ダンボールを開けずに待っててくれました。(ただメンドクサカッタだけ?)
一緒に開けはじめます。 ん?ケースごと真空パックされてます。
スゲェーとか言いながら、カッターでプツッ、ピリピリと切っていきます。
二人同時にクンクン「アメリカのニィがしゅう。。(ニオイがする)」と言って
大笑いです。(この時点でかなりHighになってます。)
いよいよ、ケースを開けてご対面です。おうーっ。。。
どっから見てもモーリスの18000円です。地味です。
チューニングを終え、弾いてみます。うーん。。違う!というより、お店で
試しに弾かせてもらうのではなく、オモイッキリゴーンと弾ける事がうれしかったです。
毎日うれしくて気が狂ったように弾いておりました。当時。はい。
しかしこの思い出深い28は、約5年後に麻雀中の不慮の事故で、私のもとを去って
いくのでありました。「もう恋なんてしないなんて♪言わないなんて言わない。♪」?
字余り。そんな訳で、もう28なんて持たないつもりでいたのですが、病気が。。。
20年後の再発。ついつい、「やっぱいるな。28」のノリで。。。
2本めは81年だったのですが、(3本めと同じ)ネックと鳴りも良かったのですが、
いかんせん、なんと言いましょうか、熱唱するような人が持つべきかなみたいな。。ギターで。
仲間のギター好きな看板屋のA氏に「なじら?買わねぇ?」といって譲ってしまいました。
そしてこの3本めです。今、弾くとなんとなくヒステリックな鳴り方に感じて
しまうのは、もはや「ジサ耳」になってしまったのでしょうか?
(私、生は、かなり強めに弾くタイプかもです。)
なんだかんだ言っても、日本人のスタンダード?的な28、今後また音が枯れていくのが
楽しみではあります。