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ぜん息を理解する

2021年03月03日 | 日記

ぜん息を理解する

ぜん息は世界中で見られる病気です。ここニュージーランドでは,10人に一人がこの病気にかかっていると推定されています。
患者の中には,若い人や年配の人,都会の人や田舎の人,筋肉労働者や事務員がいます。

それにもかかわらず,ぜん息は,特にその病気にかかっていない人々からはほとんど理解されていません。
ぜん息を患う人でさえ,自分に何が起きているかを理解していないことがよくあり,そのために不安が募り,症状を一層悪化させることになりかねません。
ニュージーランドでの経験と調査に基づく以下の説明は,そうした理解の不足を幾分かでも補うのに役立つことでしょう。

 

ぜん息とは何か

典型的なぜん息の発作が起きると,患者は胸が息苦しくなります。患者はぜいぜいと息をしたり,咳こんだりしながら,なんとか呼吸しようとします。
これは恐ろしい経験です。ぜん息の発作はひどいものもあれば,ごく穏やかなものもあります。
発作の頻度が一様でないように,症状も一様ではありません。中には激しさは違うものの,いつもぜん息の症状を呈している人がいます。

何がこの不快な感覚の原因なのでしょうか。ご存じかもしれませんが,空気は気管支を通って肺に運ばれています。ぜん息患者の多くは,この気管支がアレルギー反応で過敏になっています。
気管支壁の筋肉が収縮し,気管支の内側の粘膜が腫れて,気管支内の腺は過剰な粘液を分泌します。すると,どんな結果になるでしょうか。
気管支が細くなるのです。ぜん息を患う人が呼吸困難になるのも,不思議なことではありません。


ぜん息の原因は何か

何がぜん息の発作を引き起こすのでしょうか。病原菌への感染,感情的な動揺,何かの物質に対する激しいアレルギー反応などがその原因と思われます。
しかし,一度ぜん息を起こすと,幾つかの抗原,つまり特定の物質が気管支を過敏にすることもあります。
そして,気管支がこれらの物質に対して敏感になってしまうと,気温や湿度の変化,感情的な動揺や運動といった他の要因も発作の原因となることがあります。

医師にはぜん息の発作を引き起こす抗原の幾つかを見分けることができるかもしれませんが,必ずしもそのすべてを見つけることができるわけではありません。
抗原が見つかったとしても,いつもそれを避けることができるとは限りません。ぜん息の原因とそれを扱う最善の方法を徹底的に探るには時間がかかるかもしれません。
患者の側にも医師の側にも多大の辛抱強さが求められるでしょう。しかし,そのように時間をかければ,症状を制御しやすくなるようです。

 

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