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感謝の念を培う~聖書

2020年01月18日 | 日記

感謝の念を培う

 

感謝の念を培うにはどうすればよいでしょうか。
まず,親切な行為に対しては,それがどんなものであっても,決して当然と考えないことです。
心から「ありがとう」と言うだけのことがさほど難しいとは思えません。
所によっては,間違った伝統があって,人々は「どうぞ」とか「ありがとう」と言うことなど必要ではないと考えています。
しかし聖書は,「感謝を抱いていることを示しなさい」と勧めています。
(コロサイ 3:15)

 

次に,ほかの人たちがしてくれる事柄に対する感謝の気持ちを深めることです。
ここで言うほかの人には,わたしたちが接するほとんどすべての人,とりわけ家庭内の最も身近な者たちが含まれます。
妻は1週間に七日間買い物,洗濯,食事の支度,掃除,子供の世話をします。
長時間に及ぶ仕事です! 妻に感謝していることを,言葉だけでなく行ないによっても示すでしょうか。
それとも歳月が流れるにつれて,妻の努力を当然のこととみなすようになっているでしょうか。
最近,このように自問してみたことがありますか。
妻は我が家を外の厳しい世界からの避難所にしてくれているが,そのすべての働きにふさわしい感謝を自分は表わしているだろうか。
他方,妻の立場にある人々は,多くの場合気落ちさせられるような厳しい状況に毎日のように直面する仕事の世界で,
夫が一家の稼ぎ手として払う努力に対して十分に感謝していることを示すでしょうか。

 

このごろは働きに出る主婦が多いので,圧迫が加わります。家事の多くはためておいて晩か週末に一度に行なわなければなりません。
そのために時々犠牲になるものの一つは感謝の念です。疲れている人々は短気になりやすく,礼儀正しく親切に振る舞う余裕がなくなる傾向があります。
そういう状態の時には家族全員が,それを大目に見て,快く許す気持ちを持つことが大切です。

 

また子供たちに対する感謝の念についてはどうでしょうか。
子供たちが親の訓練と世話にこたえて心身共に成長するのを見守る時,あるいは子供たちが家族というチームの一員であることを
教えられたために自分に割り当てられた仕事を一生懸命に行なうのを見る時,親に対する子供たちの信頼と確信を感じる時,
おやすみなさいのキスをする時の愛情のこもった子供の腕を首の回りに感じる時,大いに報われた気持ちになるものです。
かに子供たちに感謝すべき理由,子供たちを訓練するために多くの時間を費やす母親に感謝する理由,
また最も重要なこととして家族の創始者であられる神に対して感謝すべき理由はたくさんあります。

 

家庭の外では,職場の同僚や,さまざまな便宜を図ってくれる多くの人々が皆わたしたちの福祉に寄与しています。
ですからそういう人たちのする事に対しても感謝すべきです。普通ならお礼に何らかの親切を示すことができます。
それはほほえみや,心から「ありがとう」と言うだけのことかもしれません。
大切なのは,忙しさにかまけて心からの感謝を表わすのを怠ることがないようにすることです。
お金のやり取りとは全く別に,してもらった事柄と,それをする際に示された精神とを高く評価していることを示しましょう。
そうすることは人を幸福な気持ちにさせるでしょう。そしてそれは生活の中で常に心がけるべき良い事柄でもあります。