【忘れずに感謝の言葉を述べますか】
きょうも食事をしましたね。― だれが作ってくれましたか。― たぶん,お母さんかだれかでしょう。
でも,食事に対してまず神に感謝しなければならないのはなぜですか。― なぜなら,人の食物となるものを育ててくださるのは神だからです。
けれども,食事を作る人や出してくれる人にも感謝する必要があります。
親切にしてもらっても,感謝の言葉を述べるのを忘れることがありますね。
偉大な教え手が地上におられた時,今はハンセン病(らい病)と呼ばれる病気にかかっていた人で,感謝の言葉を述べるのを忘れた人たちがいました。
ハンセン病(らい病)とはどんな病気か知っていますか。― ハンセン病(らい病)になると,体の肉がくずれてしまうことさえあります。
イエスが地上におられた時,ハンセン病(らい病)の人はみんなからはなれて暮らさなければなりませんでした。
また,人がやって来るのを見たら,近寄ってはいけない,と大声でさけばなければなりませんでした。
近寄りすぎると同じ病気にかかるかもしれないからです。
イエスはこの病気の人にとても親切でした。
ある日のこと,エルサレムに向かっていたイエスは,小さな町を通らなければなりませんでした。
その町に近づくと,この病気にかかっていた10人の人がイエスに会いにやって来ました。
イエスには,あらゆる種類の病気を治す力が神からあたえられている,と聞いていたからです。
その人たちはイエスに近寄らないで,遠くはなれた所に立っていました。
でも,イエスならこの病気を治せると信じていたので,偉大な教え手を見ると,『先生! イエス! わたしたちを助けてください』と大声でさけびました。
病気の人のことをかわいそうだと思いますか。― イエスはそう思いました。
イエスはこの病気がどれほどつらいものかをご存じでした。
それで,その人たちに,「行って,自分を祭司たちに見せなさい」と答えました。
『そして,エルサレムに進んで行かれる途中,イエスはサマリアとガリラヤの真ん中を通っておられた。
そして,ある村に入って行かれる際に,十人のらい病(ハンセン病)の人が彼に出会ったが,彼らは遠く離れたところで立ち上がり,声を上げてこう言った。
「イエスよ,先生,わたしたちに憐れみをおかけください!」それで,彼らを見かけた時,イエス]はこう言われた。
「行って,自分を祭司たちに見せなさい」。すると,出かけて行く途中で,彼らは清められたのである」』。
(ルカ 17:11~14)
*実家の近くにハンセン病の国立療養所があります
【クリック】
「東北新生園」
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/hansen/sinseien/index.html
があり小学生の頃、よく出入りしてました。
この中の映画館で映画(無料)みてました。
重度の人から軽度の人まで、東北各地出身のハンセン病の方々が住んでいます。
軽度の人たちは、近隣の家庭の増改築等のボランティアを(実家にも手伝いに来ていただきました)