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どんな服を着るか 本当に重要なことですか

2020年08月11日 | 日記

どんな服を着るか 本当に重要なことですか

 

「何を着たらいいのか分からないんです」。アドバイスを求めるこの言葉,よく耳にするのではありませんか。
もちろん,今日のファッション業界は次々に新作を発表することにより,いつでも助けを与えようと,いや,いっそう混乱させようとしています。

最近はドレスアップではなく,ドレスダウン,つまりくだけた服装をするよう勧められることがあり,決めるのがさらに難しくなっています。
90年代のこうした逆行について,あるファッション評論家は,「少しばかり着古され,古び,すり切れ,全体的に色あせて見えても構わないばかりか,
それが望ましいということを知ると,ほっとするかもしれない」と述べています。

確かに近年では,強力な宣伝,テレビに登場する理想像,仲間,自己顕示欲,自分らしさの追求などの影響で,特に若者たちの服装はびっくりするほど変わりました。
流行のスタイルをするために盗みを働く人さえいます。

 

90年代の流行のスタイルの多くは,60年代の西欧社会におけるヒッピー運動のような往年の非主流派文化に端を発しています。
あごひげ,ぼさぼさの長髪,だらしのない服は,伝統的な価値観に対する拒否の表明でした。
しかし,反抗の装いはまた別のものに従わせようとする態度,つまり新たな仲間の圧力を煽ることにもなりました。

 

衣服は自分らしさをより広く,より雄弁に語る道具となっています。
服,特にTシャツは人気のスポーツや花形選手,ユーモア,幻滅感,攻撃性,道徳観やその欠如,商品などを無言のうちに宣伝する広告板となっています。
中にはショッキングなものもあります。最近のニューズウィーク誌(英語)の,「粗暴さはティーンのファッション表現」と題する記事を考えてみてください。
この記事は,21歳の若者が自分のTシャツについてこう語ったと述べています。
「Tシャツを着るのは,自分がどんな気分かをほかの人に知らせることができるからです。僕はだれにも干渉されたくないし,煩わされたくないんです」。

 

胸や背中に誇示されているメッセージは,十人十色かもしれません。
しかし,仲間意識や,広がりつつある反抗の精神,自己主義の精神,投げやりな態度,あるいは暴力的な精神に迎合していることは明らかです。
あるデザイナーは客の注文に応じ,銃で服を撃ち抜いて穴を開けます。「拳銃の穴,ライフルの穴,機関銃の穴のいずれかを選べます。単なるファッション表現にすぎませんよ」と,この人は言います。

 


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