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家族の中に病人がいるとき・あなたはどのように感じますか~聖書

2020年04月01日 | 日記

《家族の中に病人がいるとき》

あなたはどのように感じますか

病気が非常に重く,生活のリズムが根底から長期にわたって崩されてしまう場合はどうですか。
例えば,家族のだれかが脳卒中で体が麻痺しているとか,アルツハイマー病で体が不自由であるとか,
そのほかの病気で衰弱している,という状況になったならどうでしょうか。
また,家族のだれかが精神分裂病のような精神障害で苦しんでいたらどうですか。最初の受け止め方としては,かわいそうだと思うのが普通です。
愛する者がそれほどまでに苦しんでいることを悲しむ気持ちです。しかし,かわいそうだと思う気持ちに続いて,別の感じ方をするようになることもあります。
家族の者たちは,一人の人の病気のため自分たちに多大の影響が及び,自由も制限されていることに気づいて,憤りを覚えるようになるかもしれません。
「どうして私がこんな目に遭わなくてはならないのか」と考えるかもしれません。

 

ほかの人の病気のせいで生活がすっかり変わってしまうと,多くの人はいらいらし,腹を立てることさえあります。
それでも,自分の置かれている状況についてよく考えるクリスチャンは,結局はその状況が自分の愛の純粋さを実証する機会になることを悟るようになるはずです。
真の愛「辛抱強く,また親切です。……自分の利を求め……ません。……すべての事に耐え,すべての事を信じ,すべての事を希望し,すべての事を忍耐します」。

「愛は辛抱強く,親切です。愛は嫉妬しません。愛は自慢せず,思い上がらず,下品な振る舞いをせず,自分のことばかり考えず,いら立ちません。
愛は傷つけられても根に持ちません。愛は不正を喜ばないで,真実を喜びます。愛は全てのことに耐え,全てのことを信じ,全てのことを希望し,全てのことを忍耐します」。
(コリント第一 13:4~7)

ですから,悪感情に左右されるのではなく,最善を尽くしてそうした感情を制御することが絶対に必要です。
「わが子よ,それらを見失ってはならない。役立つ知恵と思考力を守れ」。
(箴言・格言 3:21)

 


家族の一人が重い病気にかかっているとき,家族の霊的福祉や感情面での福祉を守るためにどんなことができるでしょうか。
もちろん,どんな病気にもそれぞれ特定の看護や治療の方法がありますし,この出版物で何らかの療法や在宅看護の方法を勧めるのはふさわしいことではないでしょう。
しかし神様は,霊的な意味で,「かがんでいるすべての者を立ち上がらせておられます」。

「主(神)は倒れようとする人をひとりひとり支え,うずくまっている人を起こしてくださいます」。
(詩編 145:14)

ダビデ王はこのように書きました。
「立場の低い者に対して思いやりをもって行動する人は幸いです。災いの日に神(エホバ,ヤハウェ)はその人を逃れさせてくださいます。
神ご自身が彼を守り,彼を生き長らえさせてくださるのです。……神(エホバ,ヤハウェ)ご自身が病の床にある彼を支えてくださいます」。
(詩編 41:1~3)

神様は,ご自分の僕たちが限界を超えるほど感情的につらい思いをしているときでさえ,僕たちを霊的に生き長らえさせてくださるのです。
「しかし,私たちはこの宝を土の器に入れて持っています。そのため,普通を超えた力が私たちから出るのではなく,神から来るということが明らかです」。
(コリント第二 4:7)

家庭の中で重い病気という問題に直面している多くの人は,詩編作者の次の言葉に共鳴してきました。
「わたしは大いに苦しめられました。神(エホバ,ヤハウェ)よ,あなたのみ言葉にしたがってわたしを生き長らえさせてください」。
(詩編 119:107)