一度駆け足で読んで、アレおかしい、と感じました。おなしな現象が見当たりません。自殺する人もいません。でも、映画にもなって、ゴールデングローブも取ったんでしょう。短編なので、もう一度読んでみます。
妻とは家福(主人公)が29の時出会って、49のとき死別してます。ドライバーのみさきは24です。家福の子供が生きていれば24というので、妻が死んでから5年程度は過ぎている設定のようです。みさきのお父さんの年齢も、家福と同じでした。家福の子供は、数日しか生きなかったようです。そう言えば、「国境の南、太陽の西」の島本さんも、赤ちゃんが生まれるとすぐ死んでます。ハジメは一人っ子、みさきも一人っ子。ゴチャゴチャしそう。
普通の考えでは、家福は後ろの席に乗るのが、本来ですが、家福は助手席に乗っているようです。まあ、カセットテープの操作の必要があったのでしょう。携帯電話はあったようです。
家福の車はサーブ900コンパチブル、本では黄色でしたが、映画では赤です。
何ヶ月して、家福とみさきは、プライベートな話もします。家福は友達がいません。みさきもいません。家福は、友達みたいなものを作ろうとしたことはあった。しかも、妻と男女関係になったであろう、俳優です。家福は、妻と男女間の関係だったと確信してますが、確証はないわけで、しらを切れる状態だと思います。家福は妻の相手の俳優に、痛い目に遭わせることも考えていたようですが、その俳優も妻を一時的にしろ好きだったわけで、家服ももちろん好きだったわけです。
家福が実際は、何もしない。死んだ妻を愛していた。それが俳優である家福の役だったのか?本心だったのか?。