自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

西鉄ライオンズ キャップ

2017-08-19 00:05:00 | ベースボールキャップ
西鉄ライオンズ キャップ

「ライオンズ・クラシック 2008」のイベントにて復刻された1954年~1959年、1962年~1965年モデルの西鉄キャップ。

当時のユニフォーム・キャップサプライヤーだったナイキ製。キャップ後頭部にスウォッシュマークが入っているのは残念だが、サイドパネルは無地となっているので、復刻キャップとしてはいい出来であると思う。

NとLのキャップを着用している#6 中西太

胸番号があるから1962年~1965年かな?

同じくNとLのキャップを着用している#6 中西太


キャップに関しては、おそらく、ニューヨーク・ヤンキースを模したデザインであろうが、その洗練されたデザインは現在でも通用するであろう秀作である。私が生まれる前に消滅してしまった西鉄ライオンズはリアルタイムで見たことはない…しかし、書籍で見たその洗練されたデザインのキャップとユニフォームは印象深いものであった。


しかし、それとは別に私には西鉄ライオンズ・キャップの思い出がある。

大学時代の親友のT君。彼とは趣味も女性の好みも全く異なり、通常なら友達にすらなれるはずもなかっただろうに、何故か彼とは馬が合い、お互いの恋愛話や他愛もない話で夜な夜な盛り上がっていた。そんなT君は、私とは真逆で野球には全く興味がない…はずだったのに、ある日突然、手作りの西鉄ライオンズキャップを着用していた!T君が大好きだったCHAGE and ASKAの「NとLの野球帽(エヌとエルのベースボール・キャップ)」という歌に触発されたらしい。

「ライオンズ・クラシック 2008」で、この復刻された西鉄ライオンズのキャップをショップで見かけた時、その10年前の思い出が一気に脳内を駆け巡った。

そして、この西鉄ライオンズのキャップが復刻されて、もうそろそろ10年…T君が誇らしげに着用していた自作「NとLの野球帽」が20年経った今でも鮮明に思い出される。そっかぁ、もう20年かぁ~お互い2児の父親になったもんねぇ~



NとLの野球帽(エヌとエルのベースボール・キャップ)

もくもくと煙を吐き出す 工場の敷地の裏にある
砂利の山を駈け登りそして滑り落ちる…
でこぼこだらけの空き地で 仲間を待ったんだ

いつも兄貴のお下がりの ぶかぶかの服でバッドを振る
空に突き刺さるあの鉄塔に 狙いを定め…
夢はいつでも どでかいホームラン

1969 光の中生きていた

舵の壊れたこの俺は何処へ行く
迷っては 壁の写真に見つめられる

俺が笑ってる 俺が突っ立ってる
大事そうにシャッターを押す 親父を覚えてる

大人達は働いたんだ 鉄くずにまみれ働いたんだ
豊かな暮らしに憧れて昼も夜も…
咳込みながら俺も大人になったんだ

1969 愛するものが近くにあった

人のすき間からはじかれても もぐり込んだ
孤独なこの瞳を見つめるな

俺が笑ってる 俺が突っ立ってる
不器用そうな親父の背中を おふくろが見ていた

NとLのくたびれた野球帽
失くした物は景色だけさ 一緒に歩かないか

1969 光の中生きてた

1969 愛するものが近くにあった





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