横浜ベイスターズは2018年シーズンよりビジターキャップのロゴを地名”YOKOHAMA”の頭文字である『Y』をあしらったデザインに変更!!
昨年まではDeNAの頭文字である『De』を配していたクソみたいなキャップだったが、これは非常に素晴らしい!
前身球団を含めて「Y」を使用するのは初めてというのは、今更という気もしないわけでもないが、地道に取り組んできた地域密着をさらに打ち出したことは高く評価できる。
ラミレス監督は「Yがつくことには特別な意味がある。日本シリーズまで1つになって戦っていくことが大事」とコメントを残している。
地元「YOKOHAMA」への強い思いを感じ取ることのできるこのキャップは、1月18日球団公式HPで発表された約2時間後には、オンラインショップで全10サイズが「品切れ中」と表示される爆発的人気となったのも当然であろう。
この事実をNPB各球団は改めて認識して欲しい。アホみたいに企業名を強調する広告色の強いビジター用ユニフォームなんかよりも、野球ユニフォームのセオリーである「地域名」を入れたほうが商業的にも成功するということを、今回の横浜が証明した。
球団は企業だけの所有物ではない。街全体の共有物である。企業のエゴむき出しの企業名表示ユニフォームなど野球の品位を陥れているだけでなく、ホームタウンへの冒涜である。そもそもプロ野球は都市対抗戦の形式から発展した。よってMLBでは当然のように地域名を冠し、その街の代表であることを明確にするため地域名をビジター用ユニフォームには表記、キャップのロゴも地域名のイニシャルをほとんどの球団が採用している。それがフランチャイズ意識を高めることとなり、結果としてグッズ売上拡大にもつながる。
正直、今回の横浜の「Y」のロゴ自体はカッコイイとはいい難い。東京ヤクルトの前モデルのキャップロゴにも似てるので新鮮味もない。
でも、素晴らしいコンセプトのもとに生まれた今回のビジター用キャップは北海道日本ハムのビジター用キャップ(下記写真参照)同様、理想的な仕様であろう。
ちなみにDeNA買収後の歴代横浜ビジターキャップ
●初代
☆の意匠を採用。多くのNPB球団が採用しているニックネームのイニシャル同様、ホームタウンへの敬意は感じられないが企業色が廃されている点は最低限の処置とはいえ一定の評価に値する。
●二代目
企業名のイニシャルを採用。クソ以外何者でもないキャップ。
ここまでは地域名を表記しない球団の姿勢を非難したが、地方自治体にも責任はある。MLBの様に地方自治体から大きなバックアップが受けられない現状では、所有企業が自社広告手段として企業名を全面に押し出さないと投資額を回収できない。よって本来ならば「地域名」+「ニックネーム」の球団名が理想ではあるが、NPBにおいては「地域名」+「企業名」+「ニックネーム」の折衷案でも仕方ないと思う。これ以上は球団の好意だけに頼るのではなく地方自治体も自分たちの「地域名」をチーム名に組み込んでもらえるように、さらにはユニフォームやキャップにも表記してもらえるよう資金的な援助も含めたサポートが必要だ。
1950年代初頭、西鉄ライオンズのビジター用ユニフォームには企業名の「NISHITETSU」表記されていたが、福岡市の支援により1958年シーズン途中から「FUKUOKA」の文字がユニフォームに表記されることになった。西鉄と福岡市の事例のように民間企業と官界の協力関係が目に見えるような形で形成されるのが理想である。
とは言え税金を使用してのサポートになるので地域住民の理解が必要でハードルが高いことは重々承知しているが、球団が地域密着を謳っている現在、地方自治体もそれに寄り添うべきであり、相互の協力体制が発展していくことを期待している。
参考までに過去に「地域名」のイニシャルをキャップに採用したことがあるNPBの球団(一例)
●名古屋軍※名古屋ドラゴンズ時代も「N」キャップ採用実績あり
#6 バッキー・ハリス
●東京セネタース
●大阪タイガース
●広島カープ/広島東洋カープ
●東京オリオンズ
●福岡ダイエーホークス(企業名・ダイエーの「D」のイニシャルも含む)
●北海道日本ハムファイターズ(ビジター)
※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)
昨年まではDeNAの頭文字である『De』を配していたクソみたいなキャップだったが、これは非常に素晴らしい!
前身球団を含めて「Y」を使用するのは初めてというのは、今更という気もしないわけでもないが、地道に取り組んできた地域密着をさらに打ち出したことは高く評価できる。
ラミレス監督は「Yがつくことには特別な意味がある。日本シリーズまで1つになって戦っていくことが大事」とコメントを残している。
地元「YOKOHAMA」への強い思いを感じ取ることのできるこのキャップは、1月18日球団公式HPで発表された約2時間後には、オンラインショップで全10サイズが「品切れ中」と表示される爆発的人気となったのも当然であろう。
この事実をNPB各球団は改めて認識して欲しい。アホみたいに企業名を強調する広告色の強いビジター用ユニフォームなんかよりも、野球ユニフォームのセオリーである「地域名」を入れたほうが商業的にも成功するということを、今回の横浜が証明した。
球団は企業だけの所有物ではない。街全体の共有物である。企業のエゴむき出しの企業名表示ユニフォームなど野球の品位を陥れているだけでなく、ホームタウンへの冒涜である。そもそもプロ野球は都市対抗戦の形式から発展した。よってMLBでは当然のように地域名を冠し、その街の代表であることを明確にするため地域名をビジター用ユニフォームには表記、キャップのロゴも地域名のイニシャルをほとんどの球団が採用している。それがフランチャイズ意識を高めることとなり、結果としてグッズ売上拡大にもつながる。
正直、今回の横浜の「Y」のロゴ自体はカッコイイとはいい難い。東京ヤクルトの前モデルのキャップロゴにも似てるので新鮮味もない。
でも、素晴らしいコンセプトのもとに生まれた今回のビジター用キャップは北海道日本ハムのビジター用キャップ(下記写真参照)同様、理想的な仕様であろう。
ちなみにDeNA買収後の歴代横浜ビジターキャップ
●初代
☆の意匠を採用。多くのNPB球団が採用しているニックネームのイニシャル同様、ホームタウンへの敬意は感じられないが企業色が廃されている点は最低限の処置とはいえ一定の評価に値する。
●二代目
企業名のイニシャルを採用。クソ以外何者でもないキャップ。
ここまでは地域名を表記しない球団の姿勢を非難したが、地方自治体にも責任はある。MLBの様に地方自治体から大きなバックアップが受けられない現状では、所有企業が自社広告手段として企業名を全面に押し出さないと投資額を回収できない。よって本来ならば「地域名」+「ニックネーム」の球団名が理想ではあるが、NPBにおいては「地域名」+「企業名」+「ニックネーム」の折衷案でも仕方ないと思う。これ以上は球団の好意だけに頼るのではなく地方自治体も自分たちの「地域名」をチーム名に組み込んでもらえるように、さらにはユニフォームやキャップにも表記してもらえるよう資金的な援助も含めたサポートが必要だ。
1950年代初頭、西鉄ライオンズのビジター用ユニフォームには企業名の「NISHITETSU」表記されていたが、福岡市の支援により1958年シーズン途中から「FUKUOKA」の文字がユニフォームに表記されることになった。西鉄と福岡市の事例のように民間企業と官界の協力関係が目に見えるような形で形成されるのが理想である。
とは言え税金を使用してのサポートになるので地域住民の理解が必要でハードルが高いことは重々承知しているが、球団が地域密着を謳っている現在、地方自治体もそれに寄り添うべきであり、相互の協力体制が発展していくことを期待している。
参考までに過去に「地域名」のイニシャルをキャップに採用したことがあるNPBの球団(一例)
●名古屋軍※名古屋ドラゴンズ時代も「N」キャップ採用実績あり
#6 バッキー・ハリス
●東京セネタース
●大阪タイガース
●広島カープ/広島東洋カープ
●東京オリオンズ
●福岡ダイエーホークス(企業名・ダイエーの「D」のイニシャルも含む)
●北海道日本ハムファイターズ(ビジター)
※他にもユニフォームのこと、球場のこと、ゴチャゴチャ言ってます(笑)