映画「君の名は。」…普通の高校生のラブストーリーだと思ってた。「初恋はこんな運命的な恋をしたかった」という理想形の部分を訴求する作品であろうという思い込みが潜在的にあり、「どうせ、みんながいいっていうけど、まあまあやろ。全米が泣いたみたいな、安い涙でしょ」と高をくくって上から目線で鑑賞し始めたのだが…あっという間にその世界に吸い込まれていた。切断・分断と、結合・連繫。時間というテーマはずるいね。そして切ない…。
©2016「君の名は。」製作委員会
今では見慣れたはずの東京の風景が…違って見えた。東京に憧れて上京した頃の…20年以上前に自分が目にした…あの頃見た風景は…三葉が初めて見た東京の風景と同じだった。正確には同じインプレッションだった。田舎モンが東京に行くと上と下ばかり見る。上はビル、下は行き交う大量の人の群れの足。上京した頃のオレと三葉は同じ目線だった。街を歩いている時のワクワク感と不安感…オレはその感覚を知っている。記憶がフラッシュバックした。
オレは地方出身者ということで三葉の目線からも、男性ということで瀧の目線からでも感情移入でき、この作品の世界観に吸引された。
その「君の名は。」の挿入歌の『前前前世』は映画の世界観を見事に反映し、その疾走感は東京の街並みの乱反射とシンクロし、視覚と聴覚、双方のシナジー効果が生まれる。改めて歌詞を追ってみると化学反応のように感傷的な感情がわき起こる…
RADWIMPS - 前前前世(movie ver)
やっと目を覚ましたかい
それなのになぜ目を合わせはしないんだ
遅いよと怒る君
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ
心が体を追い越してきたんだよ
君の髪や瞳だけで胸が痛いよ
同じ時を吸い込んで離したくないよ
遥か昔から知るその声に
生まれて初めてなにを言えばいい
君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけてやってきたんだよ
君が全全全部なくなって
散り散りになったって
もう迷わないまた1から探し始めるさ
むしろ0からまた宇宙を始めてみようか
どこから話すかな
君が眠っていた間のストーリー
何億何光年分の物語を語りに来たんだよ
けれど いざその姿この目に映すと
君も知らぬ君とじゃれて戯れたいよ
君の切れる痛みまで愛してみたいよ
銀河何個分かの果てに出会えた
その手を壊さずどう握ったらいい
君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
その騒がしい声と涙をめがけやってきたんだよ
そんな革命前夜の僕らを誰が止めるというんだろう
もう迷わない君のハートに旗を立てるよ
君が僕から諦め方を奪い取ったの
前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけやってきたんだよ
君が全全全部なくなって散り散りになったって
もう迷わないまた1から探し始めるさ
何光年でもこの歌を口ずさみながら
カタワレ時に「常世(とこよ)」(または「かくりよ」)と「現世(うつしよ)」が繋がり、常世にいた三葉は現世にいた瀧と時空を超え物理的な再会を果たす(今まで同い年として精神的接触はあったが、同い年としての物理的接触はこれが最初で最後になる)。
「瀧くん?瀧くん」「瀧くんだぁ!瀧くんがいる!!」
「お前に、会いに来たんだ」
「ホント、大変だったよ! お前すげえ遠くにいるから」
「え…でも、どうやって?わたし、あの時…」
「三葉の口噛み酒を飲んだんだ」
「あ…あれを飲んだぁ?」「ばか!へんたい!」
「そうだ!それにあんた、わたしの胸さわったやろ!?」
「ど、ど、ど、どうしてそれを…」
「四葉が見とったんやからね!」
「あああ、ごめん!それ、つい…」
「一回だけだって!」
「一回だけぇ?うーん…何回でも同じや!あほ!」
「あ、すまん!」
右手首に巻きつけられている組紐を見て…
「あ、これ…」
組紐をほどきながら
「お前さぁ、知り合う前に会いに来るなよ…分かるわけねえだろ」
「三年、俺が持ってた。今度は三葉が持ってて」
「うん!」
「どうかな?」
「言おうと思ってたんだ、お前が世界のどこにいても俺が必ずもう1度会いに行くって…」
映画「君の名は。」劇中で使用されたのは下記のバージョン
RADWIMPS - 前前前世(劇場ver)
やっと目を覚ましたかい
それなのになぜ目を合わせはしないんだ
遅いよと怒る君
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ
心が体を追い越してきたんだよ
どこから話すかな
君が眠っていた間のストーリー
何億何光年分の物語を語りに来たんだよ
けれど いざその姿この目に映すと
君の髪や瞳だけで胸が痛いよ
同じ時を吸い込んで離したくないよ
遥か昔から知るその声に
生まれて初めてなにを言えばいい
君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけてやってきたんだよ
君が全全全部なくなって
散り散りになったって
もう迷わないまた1から探し始めるさ
むしろ0からまた宇宙を始めてみようか
私たち越えれるかな
この先の未来数え切れぬ困難を
言ったろう二人なら
笑って返り討ちにきっとできるさ
君以外の武器は他にはいらないんだ
前前前世から僕は君を探し始めたよ
その騒がしい声と涙をめがけやってきたんだよ
そんな革命前夜の僕らを誰が止めるというんだろう
もう迷わない君のハートに旗を立てるよ
君が僕から諦め方を奪い取ったの
これじゃあ…涙がどんどん溢れてくる。
泣きながら笑って、名も覚えていない君に言う。
これじゃあ、名前、分かんないよ――――――
やっとわかったから。
私は恋をしている。
私たちは恋をしている。
だから私たちはぜったいまた出逢う。
「君の名は」これで絶対見たくなる! 1本の神動画
※この作品の魅力についてもっとも説得力があった考察
※三葉の東京生活詳細、糸守の隕石落下等がよく分かる説明
※君の名は。Another Side:Earthbound
※その他Favorite songsはこちら
©2016「君の名は。」製作委員会
今では見慣れたはずの東京の風景が…違って見えた。東京に憧れて上京した頃の…20年以上前に自分が目にした…あの頃見た風景は…三葉が初めて見た東京の風景と同じだった。正確には同じインプレッションだった。田舎モンが東京に行くと上と下ばかり見る。上はビル、下は行き交う大量の人の群れの足。上京した頃のオレと三葉は同じ目線だった。街を歩いている時のワクワク感と不安感…オレはその感覚を知っている。記憶がフラッシュバックした。
オレは地方出身者ということで三葉の目線からも、男性ということで瀧の目線からでも感情移入でき、この作品の世界観に吸引された。
その「君の名は。」の挿入歌の『前前前世』は映画の世界観を見事に反映し、その疾走感は東京の街並みの乱反射とシンクロし、視覚と聴覚、双方のシナジー効果が生まれる。改めて歌詞を追ってみると化学反応のように感傷的な感情がわき起こる…
RADWIMPS - 前前前世(movie ver)
やっと目を覚ましたかい
それなのになぜ目を合わせはしないんだ
遅いよと怒る君
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ
心が体を追い越してきたんだよ
君の髪や瞳だけで胸が痛いよ
同じ時を吸い込んで離したくないよ
遥か昔から知るその声に
生まれて初めてなにを言えばいい
君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけてやってきたんだよ
君が全全全部なくなって
散り散りになったって
もう迷わないまた1から探し始めるさ
むしろ0からまた宇宙を始めてみようか
どこから話すかな
君が眠っていた間のストーリー
何億何光年分の物語を語りに来たんだよ
けれど いざその姿この目に映すと
君も知らぬ君とじゃれて戯れたいよ
君の切れる痛みまで愛してみたいよ
銀河何個分かの果てに出会えた
その手を壊さずどう握ったらいい
君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
その騒がしい声と涙をめがけやってきたんだよ
そんな革命前夜の僕らを誰が止めるというんだろう
もう迷わない君のハートに旗を立てるよ
君が僕から諦め方を奪い取ったの
前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけやってきたんだよ
君が全全全部なくなって散り散りになったって
もう迷わないまた1から探し始めるさ
何光年でもこの歌を口ずさみながら
カタワレ時に「常世(とこよ)」(または「かくりよ」)と「現世(うつしよ)」が繋がり、常世にいた三葉は現世にいた瀧と時空を超え物理的な再会を果たす(今まで同い年として精神的接触はあったが、同い年としての物理的接触はこれが最初で最後になる)。
「瀧くん?瀧くん」「瀧くんだぁ!瀧くんがいる!!」
「お前に、会いに来たんだ」
「ホント、大変だったよ! お前すげえ遠くにいるから」
「え…でも、どうやって?わたし、あの時…」
「三葉の口噛み酒を飲んだんだ」
「あ…あれを飲んだぁ?」「ばか!へんたい!」
「そうだ!それにあんた、わたしの胸さわったやろ!?」
「ど、ど、ど、どうしてそれを…」
「四葉が見とったんやからね!」
「あああ、ごめん!それ、つい…」
「一回だけだって!」
「一回だけぇ?うーん…何回でも同じや!あほ!」
「あ、すまん!」
右手首に巻きつけられている組紐を見て…
「あ、これ…」
組紐をほどきながら
「お前さぁ、知り合う前に会いに来るなよ…分かるわけねえだろ」
「三年、俺が持ってた。今度は三葉が持ってて」
「うん!」
「どうかな?」
「言おうと思ってたんだ、お前が世界のどこにいても俺が必ずもう1度会いに行くって…」
映画「君の名は。」劇中で使用されたのは下記のバージョン
RADWIMPS - 前前前世(劇場ver)
やっと目を覚ましたかい
それなのになぜ目を合わせはしないんだ
遅いよと怒る君
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ
心が体を追い越してきたんだよ
どこから話すかな
君が眠っていた間のストーリー
何億何光年分の物語を語りに来たんだよ
けれど いざその姿この目に映すと
君の髪や瞳だけで胸が痛いよ
同じ時を吸い込んで離したくないよ
遥か昔から知るその声に
生まれて初めてなにを言えばいい
君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけてやってきたんだよ
君が全全全部なくなって
散り散りになったって
もう迷わないまた1から探し始めるさ
むしろ0からまた宇宙を始めてみようか
私たち越えれるかな
この先の未来数え切れぬ困難を
言ったろう二人なら
笑って返り討ちにきっとできるさ
君以外の武器は他にはいらないんだ
前前前世から僕は君を探し始めたよ
その騒がしい声と涙をめがけやってきたんだよ
そんな革命前夜の僕らを誰が止めるというんだろう
もう迷わない君のハートに旗を立てるよ
君が僕から諦め方を奪い取ったの
これじゃあ…涙がどんどん溢れてくる。
泣きながら笑って、名も覚えていない君に言う。
これじゃあ、名前、分かんないよ――――――
やっとわかったから。
私は恋をしている。
私たちは恋をしている。
だから私たちはぜったいまた出逢う。
「君の名は」これで絶対見たくなる! 1本の神動画
※この作品の魅力についてもっとも説得力があった考察
※三葉の東京生活詳細、糸守の隕石落下等がよく分かる説明
※君の名は。Another Side:Earthbound
※その他Favorite songsはこちら