自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

【Bリーグ】2018-19シーズンから川崎の経営権が東芝からDeNAに移行するので、ちょっとだけ私見を…

2018-05-16 00:05:00 | 野球、その他スポーツの話
激戦が続くBリーグ・チャンピオンシップ。先週末開催されたクォーターファイナルにて千葉ジェッツに惜敗した川崎ブレイブサンダースは2017-18シーズンの幕を閉じた。



それは同時に68年にわたる東芝のバスケットボールの歴史が幕を閉じた瞬間でもあった。2017年12月6日、東芝グループの経営危機により、翌シーズンよりDeNAが新設する同社子会社(株式会社DeNAバスケットボール)に運営が譲渡されることが発表された。来季も練習拠点やホームアリーナは変わらず引き継がれるが、ユニフォームやチームカラーは未定となっている。「ブレイブサンダース」のニックネームが継承されるかどうかも確定していない。

古くからの東芝ないし川崎ブースターは愛着あるニックネームである「ブレイブサンダース」の変更は望んでいないだろうが…万が一、変更せざる得ない場合は、DeNAが保有するNPB球団「横浜ベイスターズ」とニックネームを共有して「川崎ベイスターズ」または「ベイスターズ川崎」にできないだろうか?


Bリーグ「新潟アルビレックスBB」とサッカーJ1「アルビレックス新潟」が『アルビレックス』のニックネームを共有しているようなイメージである。

NPB球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」を保有する『楽天』はサッカーJ1「ヴィッセル神戸」の運営会社の全株式を取得しているが、本拠地が離れている等の理由からか、せっかく競技が異なる球団を各々保有しているのにも関わらず双方の相乗効果はあまり感じられない。もし、ニックネームを両球団共有することができたら、先述した「アルビレックス」の様に一体感が生まれ、競技の垣根を超えて互いのファンの関心を促すきっかけになるのでは?とは常々思っていた。

そして、DeNAも横浜に本拠地を置くNPB球団とお隣川崎に本拠地を置くBリーグ球団を保有することになる。本拠地の自治体は異なるが両球団の地理的隔離はない。ここが楽天との大きな相違点である。両球団のニックネームを「ベイスターズ」に統一することにより野球とバスケの一体感を創造し、野球ファンがすぐ隣の川崎のバスケに興味を持つきっかけを、バスケファンがすぐ隣の横浜の野球に興味を持つきっかけを作り出せるチャンスかも知れない。そこから生まれるシナジー効果は絶大なものだと思う。

というのが、勝手なオレの私見であり、妄想。

とは言え、古くからのブースターの心境を考えれば、やっぱり「ブレイブサンダース」のニックネームを残すのがベストな選択であることは間違いないが。



蛇足だがDeNAは当初「横浜ビー・コルセアーズ」に経営権の譲渡を持ちかけていたらしい。この話が2017年9月上旬に頓挫したため、急遽方針を転換して川崎ブレイブサンダースと交渉した。

DeNAは2017年3月から「横浜スポーツタウン構想」を掲げ、横浜ベイスターズ、横浜スタジアム、さらに横浜DeNAランニングクラブという3組織の活動を通して、街づくりや産業創出を推進するという取り組みがこの構想の趣旨である。


横浜ビー・コルセアーズを保有するのであれば、この方針に適した決断だった。が、なぜ『川崎』ブレイブサンダースになったのかか???構想として掲げた『横浜』との関係をもっと盤石にするのが最優先ではないのか?

例えば、ニューヨーク・ヤンキースが2015年からメジャーリーグ・サッカー(MLS)に進出したが、そのチーム「ニューヨークシティFC」は当然ニューヨークに本拠地を置いている。ヤンキースを母体とするチームが仮にボストンにあったら、応援するファンは生まれるのか?今回の買収は、これまでDeNAが目指していた方向性に合致するものなのだろうか?

とは言え、バスケットは野球のオフシーズン中に稼働できる魅力的なコンテンツ。NPBで革新的なファンサービスを次々と行ってきたDeNAが、今度はBリーグでどんな策をしかけるのか興味は尽きない。また横浜と川崎は先述通り隣接した自治体であることから地域の連携が産まれ易いだろう。その際には双方の化学反応による相乗効果は計り知れない(歪んだ「ねじれ」現象を引き起こす危惧もあるが)。「神奈川県」という大きな枠内で共に盛り上がることを期待したい!


こんなシナジー効果が現れるといいよね!



【追記 2018/5/23】スポーツナビで東芝からDeNAへ親会社変更に関する記事があった!

【追記 2018/7/4】DeNAに事業移譲後もチーム名は引き続き「川崎ブレイブサンダース」を使用することが決定。但しロゴは変更。

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