waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

房日投稿・災害警戒区域の回答を受けて

2020-08-19 16:53:39 | Weblog・新着
2020年8月18日
房日新聞読者コーナー
今年8本目で通算126本目の投稿掲載
ひとつ前の千葉県からの回答とあわせて、この原文をご覧ください。



先月、この場の投稿で、土砂災害警戒区域の指定予定などについて書きました。
先日、千葉県側より回答が届きました。
回答はいただきましたが。

回答が届く前に、私の自宅の裏山含め、127号の勝岩トンネルから富山ふれあいコミセン、岩井袋手前までのあいだにかけて5箇所の区域指定予定があることがわかりました。

私以外に警戒区域の指定予定に住んでいる方より、


手紙の趣旨はわかるが、千葉県として何をしてくれるのかがわからない。移転勧告になった場合のお金の問題が一番こまる


という声が少なくありません。

県として制度に基づいて、災害リスク回避の観点から区域の指定と、場合によっては移転勧告を出すことになっています。しかし、移転費用は公的な融資でやりくりできるとはいえ、十分とはいえない。

私の自宅近くある2つの公共建物。
東京練馬の岩井少年自然の家について。建物の裏山は対象ではないが、千葉県の公開されているサイトでは、市道から自然の家に至る進入道路の斜面は、警戒区域の指定予定になっています。
道路の付け替えを含めた工事について、練馬区、千葉県、南房総市で協議を検討をされるだろうか。

富山ふれあいコミセンについては、建物全体が災害で危険が生じるゾーンになっているようです。ただ、その裏山は民有地だそうです。
避難場所になっている建物であり、千葉県、南房総市、裏山の地権者のあいだで、その防災対策について検討されるでしょうか。
万一、富山ふれあいコミセンが、南房総市の出先機関としての機能できない場合に備え、そのバックアップとして、平群にある富山コミセンに一時的に代替することも視野になるのではないでしょうか。

国道127号の勝岩トンネル近くの斜面についても、警戒区域の指定予定に。127号は指定国道であり、千葉県は国と地権者で調整をされているでしょうか。

コロナの影響で、私の隣近所にある別荘には、長期に滞在をしている家主さんが少なくないです。私がいただいた手紙をこれらの方々が、目を通されたかどうか。
あらゆるツールを使って、そういった災害の警戒区域などの情報は、確実に伝えるべきではないでしょうか。

今回、警戒区域の指定予定の手紙を発送したのは、制度への理解と、身の安全を考慮した避難行動のお願いになっています。
しかし、コロナの状況も含め、いざそのような事態になった場合、千葉県がお願いするシナリオ通りには行かない場合があると思います。
なにゆえに指定を受ける予定になったのか、どれだけの被害影響が生じるか、避難の段取りをどうするか。やはり、移転となれば金銭含め、具体的にどう手当をするか。
今ある制度に限りがあれば、使い勝手いいように千葉県が国に改善を働きかけることも必要になるでしょう。

今から4年前。
千葉県より、県内17箇所の災害危険箇所と、それらに福祉施設が所在をしていることを発表。しかし、具体的な施設名までは明らかにしませんでした。
風評被害や法人さんの了解を得ていないなどの事情があったかもしれません。
実は私の家族、知人がお世話になっている福祉施設近く、また少し離れた箇所が警戒区域の指定予定になっています。
しかし、近年の自然災害は甚大です。こういうときに、あえて公表をすることで、たとえば避難準備情報がでれば、優先して施設の利用者さんを避難させることが可能ではないでしょうか。

昨年秋からの千葉県に対する災害対応についての厳しい声に、真摯に向き合い、できることからの取り組みを切望します。
コメント

その前に千葉県からの

2020-08-19 16:53:19 | Weblog・新着
この次の書き込みで、18日に掲載になりました房日の私の投稿の原文を公開をする前に、千葉県からの回答内容を若干、手直しをした上で公開します。
そのあとに投稿を


2020年7月29日の千葉県庁河川環境課からの、土砂災害警戒区域の指定に関わる回答です。


知事は急傾斜地の崩落等が発生した場合、特別警戒区域内に存ずる居室を有する建築物に損壊が生じ、住民等の生命または身体に著しい危害を生ずるおそれが大きいと認める時は、当該建築物の所有者、管理者等に対し、当該建築物の移転等の土砂災害の防止等のために必要な措置をとることを勧告できるとされています。
この勧告は改善措置を強制するものでなく、自主的行動を促すための手段であり、勧告に従うかどうは、あくまでも所有者・管理者等の意思によるとされます。

なお、移転勧告の実績は全国的に実例はないと、国土交通省より聞いております。
移転費用については、県または南房総市で財政的な支援制度はないが、移転勧告の対象になった場合は、住宅金融支援機構の融資制度がある。



富山ふれあいコミセンの裏山については、ハード対策はされていません。東京都練馬区の岩井少年自然の家については、土砂災害警戒区域等の指定予定地にはなっていません。
富山ふれあいコミセンについては、災害時の避難場所になっていることから、その防災上の位置づけについて、南房総市で検討中と聞いています。



別荘にお住まいの方へは、住民のみなさま同様、資料を郵送または居住地のポストに投函し周知を行い、問い合わせに対応するよう丁寧な説明に努めています。



県では、土砂災害防止法に基づき、土砂災害から県民の生命を守るため、土砂災害のおそれがある区域についての危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地抑制等のソフト対策を推進するため区域指定を進めています。
この区域指定を進める中で、まずは住民の方々にその危険性を周知し、自発的な避難行動や市から避難勧告等が発令された時に速やかに避難するなど、命を守る行動をとっていただきたいと考え、土砂災害防止法に関する資料を送付をしています。



以上が千葉県からの回答です。
ごらんになって、千葉県の災害対策についての姿勢をどうとらえますでしょうか。
コメント

また前日ほか

2020-08-19 01:07:37 | Weblog・新着
昨日は久々の突発の雨が降りました千葉県内。そのおかけで、今夜は涼しさたっぷりであります。


連日すいません。
山梨県の市川三郷町の市川大門駅への地域としての取り組み。ぜひ、ふるさと納税の寄付を通じての支援をお願いします。


昨日は地元の新聞に投稿が掲載。しかし、今回は。
実はあるお役所からの回答文とセットでの掲載を依頼をしましたが、紙面の都合で投稿本文のみ。
まだ、準備中ですが、原文公開は回答文とあわせて出しますのでお待ちください。


千葉県内の3箇所程度の役所の部署に、問い合わせ連絡を。詳しいことは、こちらの手の内に関わりますので、こちらもお時間を。


袖ヶ浦市民が望む政策研究会のブログに必見が。


今年3月までに地元市町村の福祉の部署にいた方が、福祉団体へ移籍を。
地域福祉計画でやりとりをさせていただきましたが、今度は立場を変えて、関わるようであります。
仕方がないことですが、お役所で距離感を感じない方と、できる限り接点と施策実現は叶いたいところで、異動はあることです。
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