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【五】旨い酒を呑もう!その11〜特別純米酒 宝船 浪の音〜

2025年02月09日 10時22分00秒 | 【五】「旨い酒」と「肴」いろいろ…







🍶🍶🍶🍶 酒データ 🍶🍶🍶🍶

製造蔵元:有限会社 佐々木酒造店

所在地 :宮城県名取市閖上中央1丁目12番地の3

製品名 :特別純米酒 宝船 浪の音

原材料 :国産米(宮城県産『蔵の華』100%使用)  米麹(国産米)

アルコール分:16度   精米歩合:55%

販売価格:720㎖ 1700円(オンラインショップ価格)


時の流れって いやぁ、ホントに早いモンで。
もう2025年も2月ですよ? 皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

『歳を取ると1年が過ぎるのが早い』という話がありますけれども…
これ、ヒトを🚗クルマに例えると年に1キロずつ加速しているのと同じなんだそうで。
つまり10歳の子どもなら時速10キロ。ハタチの若者なら時速20キロ。って具合に
『年齢イコール速度』みたいなことを聞いた事がある🏮店主。

てぇ事は…
今年還暦を迎える🏮店主は現在、時速60キロ。街中の幹線道路を流すスピード感ですな。
意外とスピード出てんなぁ〜😵 ジジイのクセに⁉️ ブレーキ間に合うかしら⁉️

子どもの頃は『早くお正月🎍来ないかなぁ〜🤗』なんて待ちわびていたモンだったが、
今なんざ毎年『もう正月🎍来たのぉ〜😮‍💨』てな具合でため息が漏れるばかり。

そんなため息漏れる正月🎍過ぎたとある日に届いたのが
今回ご紹介する『特別純米酒 宝船 浪の音』である。
例年親戚みたいなお付き合いのある、宮城から届く💋女将のブロ友様からのお宝特急便。
そのお裾分けが何より楽しみな🏮店主。

今年もまた『すげぇ』の来たんで ご紹介させて頂きます。

宮城の父ちゃん 母ちゃん 娘ちゃん
ありがとう😭




過去に於いて、この『宮城の父ちゃん』様からは様々な宮城県や東北各県の様々な
『旨い酒』を送って頂いた。しばらくお会いしてないのであるが、感謝🥲絶えない次第である。


さてとこの酒🍶、ラベルをまじまじ眺めて思わずハッとする。
それはこの地名にあった。まずはこちらの地図をご覧いただきたいと思う。





東北本線及び東北新幹線の停車駅である宮城県のド真ん中『仙台駅』と
それより南にくだった海沿いにある『仙台空港』の中間にその地はある。

漢字の地名は閖上。ゆりあげと読む。門構えの中に水。地元の人以外、日本人で正確に
読める人がどれだけいるだろうか?

東北最大の大都市である仙台は、独眼竜政宗の『杜の都』と、仙八先生の唄う『青葉城恋歌』が
🏮店主のイメージである。だが、あの日の出来事以来、それは全てひっくり返ってしまった…。

東日本大震災である。
あの日の🏮店主は成田空港にいた。13時からのシフト勤務で出勤し、到着便と出発便の作業を
1便ずつこなした後、昼食の休憩のため控室に戻って来たそのタイミングが発生時刻であった。
その後空港は閉鎖され、出発待ちの便は全てキャンセル。
旅客は館内に溢れ、空港職員が対応に追われる。
ターミナルビルではガラスが割れるなどの被害も確認された。大混乱の空港内。

その後次々入ってくる情報から浮かび上がる地震の規模。拡大する被害の情報。
そして何より衝撃的だった黒い水に次々と飲み込まれる街の映像。大津波。

今回紹介する『佐々木酒造店』さんは、この海から1.5キロの閖上の地で
1871(明治4)年創業。150年の歴史があり、地元の方々に愛されたであろう酒蔵を
この大津波で全て失ってしまった。その時の絶望感といったら…。
🏮店主の想像なんぞ全く及ばない感情の嵐だった事だと思う。

そんな絶望感の淵から立ち上がり、少しずつ…。でも確実に歩みを進めた結晶が
この『特別純米酒 宝船 浪の音』となって今🏮店主の手元にきたのである。
『宮城の父ちゃん』が選んだお酒🍶であるから、絶対に旨い酒🍶である事は
間違いないのであるが、調べ進めていくうち段々と…
『こりゃ、背筋伸ばして味あわねばならんな』と思った🏮店主。
ただ、そこは根っこが飲兵衛の性。口開けまでの数日間ラベルを見る度に
まぁまぁ 顔はニヤつき 心はウキウキ😆 ヘラヘラ😜していたのであった。







さぁって 口開けの瞬間がようやく訪れた。楽しみぃーーーー😆
キャップは一升瓶と同じはめ込みタイプ。抜くと『ポン❗️』いい音だ😆

柔らかく芳しい香りがする。
米をしっかり磨き、丁寧に仕込んだよい酒🍶の証である。たまらん‼️
香りを吸い込みながら、口に含んでみる…。

やはりあの人の味覚に間違いはなかった。
宮城の父ちゃん‼️ さすがです👍

米の甘味と旨味が口の中でいっぱいに広がり、スッキリと引いてゆく。
でも余韻はしっかり残る。あー たまらないわぁ❣️😆
つい、次をお猪口に注ぐ。あー たまらないわぁ❣️😆←延々これの繰り返し

飲兵衛冥利である。至福の時間。

酒米は宮城県発祥の酒造好適米『蔵の華』だそうで。
『山田錦』が酒米としては有名だが、『蔵の華』は『山田錦』と比較して
穂丈が短いので倒れにくく病気や寒さにも強い品種だとの事。
米粒が大きく、酸度 アミノ酸度共に低く 低タンパク。
そのおかげで酒を作る際 雑味のないすっきりした仕上がりになるとの事だ。

そんな理想的な酒米を作り上げた宮城県の情熱と
絶望からの歩みで旨い酒を作り上げた佐々木酒造店の情熱の結晶の味。

旨いだけではない 心に染みるような心地よい酔い心地。
心から堪能させて頂いたお酒🍶でした。
おすすめします‼️

宮城の父ちゃん 美味しいお酒でしたよ😊

🏮店主でした。
















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