追い詰められるスモーカー!
まあ、いいんじゃねえの!
タバコを吸わない男が珍しかった時代があったと言ったら若い世代は信じるでしょうか。
昨年の下記厚労省情報では、男のスモーカーは4人に1人強、とかなり少なくなっており、いずれは男女を問わずスモーカーのほうが珍しい時代が来るのかも知れません。
そんな中で東京都の小池百合子知事は、東京都の全施設の喫煙室につき、都職員の利用を停止することを決めました。
スモーカー減少の世相を反映してか、あるいは正規の休憩時間でもないのにしばしば有給タバコタイムを勝手に取っている職員多数を放置できなくなったからなのか、はたまた低空飛行から上昇をめざす好感度up政策なのか、その真意はわかりませんが、おらは「まあ、いいんじゃないか!」などと思い居ります。
小池知事が表明 都施設の喫煙室、職員利用を停止へ All Nippon NewsNetwork(ANN)
東京都の小池知事は都内で開かれた受動喫煙対策に関する国際会議で都の施設の喫煙スペースについて、4月から職員の利用を停止すると明らかにしました。
小池都知事:「まずは『隗(かい)より始めよ』ということで、4月からは都のすべての事業所で職員の喫煙室の利用を停止して、全庁で受動喫煙対策を徹底する」
小池知事はあいさつでこのように述べて、4月1日から都のすべての事業所で職員の喫煙スペースの利用を停止することを明らかにしました。職員しか利用しない場所については撤去される見通しで、来庁者も利用する場所については国の法律の中身が決まっていないことから、当面はそのまま残されるということです。
都喫煙スペース、都職員全面利用停止の記事はこちら。テレビ映像あり。
画像は記事と無関係。上野駅構内の喫煙所です。
Photo by http://aya.miyuki313.com/smoking_area_ueno_station
***************
成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)
たばこ産業の「2017年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は28.2%でした。 これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、50年間で55ポイント減少したことになります。 年代別にみると、急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は21.2%ですが、30歳代から50歳代はまだ35%前後を推移しており、一番高い年代は40歳代で36.7%でした。
成人男性の喫煙率は、減少し続けていますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあり、約1400万人が喫煙していると推定されます。
これに対し、成人女性の平均喫煙率は9.0%であり、ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。 喫煙率が一番高い年代は40歳代の13.7%、最低は60歳以上の5.6%です。 (厚生労働省の「最新たばこ情報」より)
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たばこタイム相当の賃金を返せ、という思い出
おらは、自分自身はかつて1日20本以上吸っていましたが、45歳のときにひいた大風邪を契機にやめたまま23年経過です。
自分は吸いませんが、現役の勤め人時代の終わり加減のころは、このタバコ問題でだいぶ苦労させられました。
健康増進法の施行で、喫煙場所を制限することになりましたが、非喫煙者からの各種苦情が増え、調整がなかなか大変でした。
それから、たばこ吸いは就業時間中も勝手に喫煙場所へ出向いて10分やそこいらはいわば休憩してくるのに対し、非喫煙者は自席にずっと座りっぱなしで不公平じゃない?という声が大きくなり、確か何かしら制限を設けたような記憶です。
忘れられないのは、超たばこ吸いで有名だった男が自己都合退職をする際、「残業代を請求できる雰囲気じゃなかった」ことを理由に、未請求残業代を4年分ばかり請求してきたことでした。かなりの金額になってましたね。克明に退勤時刻を記録した一覧表を提出してきて、タイムカードと照合してみ!と胸を張っているとのことです。
総務から相談を受けたおらはむっとしました。そのしばらく前に、蔓延していたサービス残業の問題を、払うものは払ったうえで解消したんですが、そのたばこ吸いはそのときはなにも申し出てこなかったからです。
で、おらはまず、賃金債権の消滅時効2年を援用することとし、時効消滅しない残りの2年分は先方の言い分どおり支払うことにしました。ただし、たばこタイムに相当する非稼働分の合計賃金を返還させ、支払い金額を減額しようと目論んだのです。
で、そいつの周辺に座っている従業員を5、6人呼んで、そのうち4人からたばこ吸いの実態を聴き取って文書体裁につくりました。
その内容は、1回10分乃至15分、3、40分に1回、1日10回は席を立つ。しかも、たばこスペースでのスモーカー仲間との話題が盛り上がると、たばこ1本ではあきたらず、3本も4本も吸っていて小1時間も戻ってこないことがしばしばあるとのことでした。
そこで、控えめなカウントでたばこタイム相当賃金を2年分計算させたら、予想に反してたばこタイム相当賃金は未払い残業代を4万円弱も上回りました。
その後、本人を呼んで、請求どおり未払い賃金2年分を支払うことにした、と話したら、一笑破顔、大喜びの様子でした。
それからおもむろに、過剰なたばこタイム取得があったようだが、それは正規の休憩時間ではなく職場離脱であるので、本来就業規則違反である。しかし、たばこタイム相当分の過払い賃金を返還すれば不問に付す、と通告しました。
喜色満面はただちに消え、今度はやや青ざめた無表情で肩を落としましたね。
そのうえで、未払い賃金より、返還請求のほうが高額だけれど、未払い請求を引っ込めれば会社も過払い賃金請求をおこなわないことにする、とやったら、「そのせんでひとつお願いします」とにっこり頭を下げましたので、一件落着となったのでした。
たばこの話題で、ふと思い出した次第です。
まあ、いいんじゃねえの!
タバコを吸わない男が珍しかった時代があったと言ったら若い世代は信じるでしょうか。
昨年の下記厚労省情報では、男のスモーカーは4人に1人強、とかなり少なくなっており、いずれは男女を問わずスモーカーのほうが珍しい時代が来るのかも知れません。
そんな中で東京都の小池百合子知事は、東京都の全施設の喫煙室につき、都職員の利用を停止することを決めました。
スモーカー減少の世相を反映してか、あるいは正規の休憩時間でもないのにしばしば有給タバコタイムを勝手に取っている職員多数を放置できなくなったからなのか、はたまた低空飛行から上昇をめざす好感度up政策なのか、その真意はわかりませんが、おらは「まあ、いいんじゃないか!」などと思い居ります。
小池知事が表明 都施設の喫煙室、職員利用を停止へ All Nippon NewsNetwork(ANN)
東京都の小池知事は都内で開かれた受動喫煙対策に関する国際会議で都の施設の喫煙スペースについて、4月から職員の利用を停止すると明らかにしました。
小池都知事:「まずは『隗(かい)より始めよ』ということで、4月からは都のすべての事業所で職員の喫煙室の利用を停止して、全庁で受動喫煙対策を徹底する」
小池知事はあいさつでこのように述べて、4月1日から都のすべての事業所で職員の喫煙スペースの利用を停止することを明らかにしました。職員しか利用しない場所については撤去される見通しで、来庁者も利用する場所については国の法律の中身が決まっていないことから、当面はそのまま残されるということです。
都喫煙スペース、都職員全面利用停止の記事はこちら。テレビ映像あり。
画像は記事と無関係。上野駅構内の喫煙所です。
Photo by http://aya.miyuki313.com/smoking_area_ueno_station
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成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)
たばこ産業の「2017年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は28.2%でした。 これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、50年間で55ポイント減少したことになります。 年代別にみると、急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は21.2%ですが、30歳代から50歳代はまだ35%前後を推移しており、一番高い年代は40歳代で36.7%でした。
成人男性の喫煙率は、減少し続けていますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあり、約1400万人が喫煙していると推定されます。
これに対し、成人女性の平均喫煙率は9.0%であり、ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。 喫煙率が一番高い年代は40歳代の13.7%、最低は60歳以上の5.6%です。 (厚生労働省の「最新たばこ情報」より)
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たばこタイム相当の賃金を返せ、という思い出
おらは、自分自身はかつて1日20本以上吸っていましたが、45歳のときにひいた大風邪を契機にやめたまま23年経過です。
自分は吸いませんが、現役の勤め人時代の終わり加減のころは、このタバコ問題でだいぶ苦労させられました。
健康増進法の施行で、喫煙場所を制限することになりましたが、非喫煙者からの各種苦情が増え、調整がなかなか大変でした。
それから、たばこ吸いは就業時間中も勝手に喫煙場所へ出向いて10分やそこいらはいわば休憩してくるのに対し、非喫煙者は自席にずっと座りっぱなしで不公平じゃない?という声が大きくなり、確か何かしら制限を設けたような記憶です。
忘れられないのは、超たばこ吸いで有名だった男が自己都合退職をする際、「残業代を請求できる雰囲気じゃなかった」ことを理由に、未請求残業代を4年分ばかり請求してきたことでした。かなりの金額になってましたね。克明に退勤時刻を記録した一覧表を提出してきて、タイムカードと照合してみ!と胸を張っているとのことです。
総務から相談を受けたおらはむっとしました。そのしばらく前に、蔓延していたサービス残業の問題を、払うものは払ったうえで解消したんですが、そのたばこ吸いはそのときはなにも申し出てこなかったからです。
で、おらはまず、賃金債権の消滅時効2年を援用することとし、時効消滅しない残りの2年分は先方の言い分どおり支払うことにしました。ただし、たばこタイムに相当する非稼働分の合計賃金を返還させ、支払い金額を減額しようと目論んだのです。
で、そいつの周辺に座っている従業員を5、6人呼んで、そのうち4人からたばこ吸いの実態を聴き取って文書体裁につくりました。
その内容は、1回10分乃至15分、3、40分に1回、1日10回は席を立つ。しかも、たばこスペースでのスモーカー仲間との話題が盛り上がると、たばこ1本ではあきたらず、3本も4本も吸っていて小1時間も戻ってこないことがしばしばあるとのことでした。
そこで、控えめなカウントでたばこタイム相当賃金を2年分計算させたら、予想に反してたばこタイム相当賃金は未払い残業代を4万円弱も上回りました。
その後、本人を呼んで、請求どおり未払い賃金2年分を支払うことにした、と話したら、一笑破顔、大喜びの様子でした。
それからおもむろに、過剰なたばこタイム取得があったようだが、それは正規の休憩時間ではなく職場離脱であるので、本来就業規則違反である。しかし、たばこタイム相当分の過払い賃金を返還すれば不問に付す、と通告しました。
喜色満面はただちに消え、今度はやや青ざめた無表情で肩を落としましたね。
そのうえで、未払い賃金より、返還請求のほうが高額だけれど、未払い請求を引っ込めれば会社も過払い賃金請求をおこなわないことにする、とやったら、「そのせんでひとつお願いします」とにっこり頭を下げましたので、一件落着となったのでした。
たばこの話題で、ふと思い出した次第です。
従来は「喫煙室を設けて分煙する」方向だった企業だが、(アルツハイマー型認知症の引き金となる可能性の高い)喫煙についてもはや認めなくなってきています、これからは禁煙リフレッシュルームを作って、(糖尿病・心筋梗塞・脳卒中の予防効果のある)コーヒ等を飲める環境づくりをする、これが主流です!と。
世の中は健康志向、タバコ吸ったり、大酒飲んだりするのは時代遅れです。タバコは禁煙、酒はノンアルの時代、コーヒー飲むのもオジンです。若い衆はミネワタやウーロン茶を飲むのです。
なるほど、さまざまな知見が積み重なり、酒やたばこはやめようという勢いに拍車がかかる。時の流れが良い方向に向かっていく、というものもあるわけですね。
あれだけたくさんの人間が死に、悲惨の極みを経験しているのに、またそこに戻したいという人もいるわけで、まっこと困ったことです。
以前、ブログにも書きましたが、最近の傾向としてiQOSなどの電子タバコを吸われる方が多くなったなと思っています。
煙が出ないからいいだろうと、喫煙室に行かず自分のデスクで吸うひとがいて、煙は出なくとも、その独特の匂いで喉がいがいが…気分もわるい。
たまりかねて、別の場所で吸ってもらうよう話をしました。
目に見える煙はなくとも、やはり何かしらの成分は出ていると思うのですが、吸っている方は、あまり気にしていないようで困ってしまいます。
むかしの困窮具合の表現、「タバコ銭にも事欠く」。
そんなに高いという感覚はなかったんだと思います。
いまのタバコの値段の例、ショートホープ10本230円、セブンスター20本460円。
泥棒に追いゼニじゃないっすけど、けっこう高いお金を払って、毒物を買ってるってこってすね。
電子タバコというのも、なにがしかの物質を発生させるんですね。困ったもんですが、まさか禁煙の乗り物なんかで吸えるってことじゃないですよね。あとで調べときますけど。
集合住宅の話。部屋の中で吸うと家族からクレームが出るらしく、ベランダで吸う「ホタル族」というのがいるんです。これが真冬以外は上の階の住人にとって大迷惑。真下のベランダ以外からも拡散して上がってきます。一向に改善されません!