とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

木星ピケットライン/あさりよしとお

2009年11月02日 21時58分25秒 | 思い出の読み切り作品
さて、知る人ぞ知る あさりよしとお のデビュー作です。
少年サンデーの新人賞入選であるこの作品は
あさりよしとお短編集に収録されているため
今でも読むことのできる読切です。

時々、無名作家や新人作家の
いい読切作品というのを見かけたんですが、
残念ながらそこそこ人気のある作家しか単行本には収録されません。
したがって、それっきり陽の目を見ない作品もたくさんあります。
昔は、そんなものを雑誌からむしり取って
大事に保管していたんですよね・・・。

関係ないことは
こっちへ置いといて。。

この作品もサンデーからむしり取って保管しているものです。

何が面白いといって、
計算されたギャグ!
納得させられる科学理論!
そして、
笑いは間だ!

ストーリーは単純です。
某国宇宙開発機構は地球に接近する小惑星の存在を検知。
間違いなく地球に衝突する!
それを迎撃する極秘任務のため地球を旅立つ勇者!
木星近辺で確認した小惑星は
予期せぬ代物で迎撃は不可能と計算された!
地球は救われるのか?!

う~ん、
これだけ読むと
一時代前の本格SF。

しかしながら、随所に散りばめられたギャグは
全体の緊張感を損なわない程度に配慮され、
時代遅れを感じさせないSF設定は
適度に少年の好奇心をくすぐりました。

この主人公である山本五十六は
私に非常な影響を与えたキャラクターで
日常の私の話に、つい、ギャグが入ってしまうのはこいつのせいです。

ほんまか?!

いまだに忘れられないキャラというのはたくさんいますが、
単行本として読めることもあって
こいつは私の記憶から消えそうもありません。


追記
このマンガに使われているコンピューター“春”が
HALのパロディだと知ったのはずいぶん後でした。
他にもずいぶんパロネタがあるんでしょうが、
初めて読んだときにそれに全て気づいていれば
もっとこのマンガは面白かったんでしょうね。
そんな方おられます?

ちなみに、
あさりよしとおの「宇宙家族カールビンソン」に関しては
Wikipediaに解説が載っているので
それを見るとわかります。
って、濃すぎてよくわからんかった・・・。



○「あさりよしとお短編集」(徳間書店)に収録
△お勧め年代:(いい意味で)マンガの基本を学びたい学生へ



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