とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

わが輩はノラ公/菊池規子

2009年03月30日 22時34分19秒 | 懐かしのマンガ
このマンガを読んだ当時
 私は何歳だったのでしょうか?
記憶はありません。
  
当時はサンデーとマガジンを買っていただけなので、
 少年ジャンプを読むことはほとんどなかったのですが、
 たまに読む機会がありました。

よくよく考えると、
 当時はジャンプより冒険王のほうをよく読んでいたかもしれません。
 私にとっての少年ジャンプとは
当時その程度だったのです。

 ジャンプに当時何が載っていたかというと
これがまたよく覚えてない。
 当時のジャンプは劇画タッチの重いマンガか
下品なギャグしかなかったような記憶があります。

  (というとなんだかわかるだろうな。
そう、「トイレット博士」とか「アストロ球団」とか
だと思う)

  たまたまこのマンガの1回目が掲載されて
 かなりはっきりと記憶されました。
(読切だったかもしれません)
 その後連載が始まったようで、
単行本を立ち読みして記憶が戻ってきて
つい買ってしまったのが始まりだったのです。

 お話としては
今から考えると
別段変わった設定でもないのです。

人間の言葉を喋ることができて、
 しかも人間より利口?な野良犬ノラ公が
できの悪い少年(名前を忘れたが、のび太ではない)を
 助けてあげるというものです。

 ドラえもんほど万能ではないのですが、
軽い劇画タッチの絵柄が結構現実味を感じさせて
 当時は無垢な小学生であった私は好きになりました。

このマンガはその後
月刊少年ジャンプで連載され
結構長く続きました。

 ノラ公が放浪の旅を続けるあたりは
いかにも人間を冷めて眺めている
世捨て人的な雰囲気もあり
毎月読んでいたわけではないのですが
単行本はちゃんと買って読みました。

 残念ながら、
子犬が産まれてからは
ノラ公の魅力が少々減じられ
 父ノラ公に分別くささもでき、
また、子犬のドタバタ喜劇色が強くなり
もうひとつ魅力はなくなりました。

 でも、 こうしたマンガは今でも通用すると思います。
長年ペットを飼ってきた身としては 彼ら(彼女ら)は
結構醒めた目で人間を見ているように思えます。
人間ではないから、
醒めていられるのかもしれません。

 今の時代なら今の時代の悩みがあり
 また愚かさがあり、
それを
違う目線から描くことは
 いつの時代にも通用するのでしょう。

 私にとって
夏目漱石の「我輩は猫である」を面白いとは思えません。
 いえ、面白いのは面白いのですが、
 たぶん 当時の人たちが
面白いと感じたような面白さは感じることができません。
このマンガもそうです。

 いまならノラ公と同じような設定で、
 子供たちにどんなメッセージを送ることができるのでしょう。
 誰か考えてみませんか。 


☆わが輩はノラ公(全11巻)/菊池規子/JUMP COMICS・集英社

△お勧め年代:昔の少年たち向け



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2 コメント

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はじめまして (なる)
2017-02-27 09:57:31
はじめまして
奈良県在住の《なる》と申します。50代前半の男性です。
「わが輩はノラ公」を検索途中でこのブログを見つけました。
わが輩はノラ公…実は、月刊ジャンプは、叔父さん(母の弟、私とは11歳上)のお下がりを読んでいました。
硬派銀次郎とかケッ○ウ仮面とか、子供には刺激の強い漫画も普通に載っていました(^^;。
わが輩はノラ公…毎回読んでいたはずなのに、覚えているのは1話のみ。
バレンタインで、街の男性たちにチョコが配られる事件が発生。男性たちはニタニタしながらも、焼きもち焼きの女性たちに戦々恐々。なぞを捜査するのが、ノラ公と彼女(そもそもメス?)の友人(?)でもあり、チョコ事件の被害者(?)でもある若手刑事。
ちなみに、息子(子犬)も登場していました(^^;。
息子が手に持つチョコを手掛かりに犯人(?)は同一人物と断定…さすが犬の嗅覚。
結末は、犯人は美人歯科医師。
日頃のお礼と実益(虫歯になれば来院者も増える?)をかねての犯行(?)でした…というものでした。
若手刑事が奥さんに〆られているとき、刑事がノラ公に助けを求めたときのノラ公の一言…「夫婦喧嘩は犬も食わず」は、子供の私にはちょっと難しかったのを覚えています。
ちなみにラストではチョコを食べ過ぎた息子の子犬も虫歯になっておりました。

懐かしい漫画は数々あるますが、記憶の縁にも残っていないものもたくさんあるでしょうね。
またお邪魔します。
長文になり失礼しました。
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放置ですいません (なまけもの)
2017-08-15 17:29:25
折角コメントいただいたのに,完全放置ですいませんでした.
 腰痛と花粉症後ののどはなの不調のため,日々の生活がやっとでした.

ご指摘の話題も記憶から戻ってきました.
 そんな話もあったな,と.

それよりも『ケッ○ウ仮面』!!
ハレンチ学園の二番煎じと言えばそうなのですが,
 あまりにひどい設定で見るのも照れくさいマンガでしたね.
 永井豪という漫画家はケッコウ好きだったんですが,
 ジャンプ系のマンガはちょっと・・・という感じでした.
 とはいえ,「イヤハヤ南友」が好きだった私が偉そうにはいえませんが(笑)
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