アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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電波障害が多い!!

2020年02月07日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

最近 アマチュア無線に限らず、業務用無線等でも「車の無線が不調だ!」といった
話をよく耳にします。
      特に VHF帯の受信感度が悪くなった!! と・・・

こんな場合、まず下記機器等利用の使用における電波障害を疑って調べて見る
必要があります。

1  スマホ・携帯電話・タブレット等の車載充電器の使用
2  車用のLED照明・LED電球等(車幅灯・ナンバー灯・室内灯等)
3  後付け式  HIDライト・LEDライト
4  ドライブレコーダー
5  オーディオやナビ等
6  バックカメラ
7  他  電子機器等の電源アダプター等々
  *メーカーで最初から採用している物を除く

上記機器等の多くから「HF帯~UHF帯までの広帯域障害電波・ノイズ」を出している
場合があり、その物から発射された不要電磁波が受信機に抑圧を与えたり、目的波を
潰したりする結果となっている場合が多いのです。(UHF帯は比較的少ない)

今まで調査等をした中では、多くが「スマホ充電器」等の利用及びLED関連が原因で
受信状況が悪化する事が判明しています。

調査方法は、弱い電波を連続して受信している状況時に、スマホ充電器(充電状態で)を
シガーライターソケットに入れたり抜いたりしてみれば、即わかります。
(車の電源ONの時。USBコードの抜き差しだけでは、ダメな場合があります)

オーディオ機器やナビ等は、車の当該回路のヒューズを抜く等しないと止められないので
少々面倒ですが、逆に 無線機の電源だけをバッテリーから直接取って、弱い電波を受信
している状況時に、車のキーを入り切りしてみて受信状況が変わるとなれば
、ある程度
判断できます。

つまり、スイッチング電源回路を使った製品(殆どの製品に入っています)は、電波障害
を起こすものが非常に多く、特に海外製の安物スイッチング回路を使った製品は、
際立っているのです。

しかしこれらの調査結果の原因を話しても、多くの方は  車の中でも「無線は無くとも
困らないが、スマホが無ければ困る!」と、車載型簡易充電器使用は止めない上、
「無線機の具合が悪いんだ!」と  レッテルを貼られてしまいます。

更に「影響を受けない物を持って来い!」と凄まれることもありますが、他の機器から
発射されている妨害電磁波等(ノイズ)を排除できる無線機が有ったら教えて貰いたい
と思う今日この頃です。

一方、「どんな充電器なら良いのか教えてくれ」との質問も受けますが、周波数・無線機
の特性・個々の要望・価格意識等の違いから「これなら良い」とは言えないのが現状です。

また、自作FHD-ATV送信機等の中にも基板型のスイッチング電源等を採用する場合も
ありますが、これが送受信映像に問題を引き起こす原因となっている場合もあります
ので、物によっては要注意です。
特に、PLL回路等に係る電源回路に下記の様なSW電源を使うと、悲惨な事になる場合
があります。

 

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