アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

アマチュア無線
ISDB-T方式 FULL HD-ATV
マイクロ波通信
デジタル-ATV
電気・通信

FHD-ATV用の ISDB-T STB(チューナー)比較

2022年04月19日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

私が FHD-ATV 用に所持している  ISDB-T  STB の ブロックノイズが出始める
辺りの「受信限界入力レベル」を比較してみました。
(いずれも±1dB程度の誤差は有ると思って見てください)

① 旧中華-STB ブロックノイズが出始める入力レベル
    83.0dBm(23.99dBμV Term) Quality 100%

② YAHOO-STB ブロックノイズが出始める入力レベル
    81.2dBm(25.79dBμV Term) Quality 16%
     (このSTBはいきなりブラックアウトする事が多いですね)

③ 新中華-STB ブロックノイズが出始める入力レベル
    -82.4dBm(24.59dBμV Term)  Quality 100%

この様に 中華STBは Quality 100%表示  でもブロックノイズが出て
レベルも限界値付近になって急激に、しかも大きく変化してしまいます。

 このテストは  MG3700A  から  MP-641+ 5C-BF 1m でSTBに接続したレベル数値で、
実際の受信波では更に複雑な信号劣化が有り、数値も違って来ると思われます。

この程度の受信感度(レベル)の違いは、FHD-ATVに使った場合、IFで使う為
殆ど差は出ませんので、どれを使っても問題はありません!!

但しフィールドでの運用上で、違う相手局や  MPEG-2  MPEG-4  を自動サーチ
するか、しないかが問題となります。

 6月11日 追加情報 

この「新中華STB」は、MPEG-2  MPEG-4  の両方を
自動的に切り替えて映してくれる事が判りました!
この3種類のSTB中では、一番使い易いでしょう。

(電源は、+5Vの単電源で動作します)

もう一つは、画質の差が残りますが、かなり見分けが付きにくいと思われます。

            オマケ写真 4/17の  黒姫山(左)と 妙高山(右)です
                                 道の駅 信濃町 の駐車場で撮影しました

 

コメント

2022年 移動運用シーズン開幕 FHD-ATV 上越ー弥彦山間 8局参加運用

2022年04月14日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

 4月9日に 新潟県名立谷浜の鳥が首 と 弥彦山間での FHD-ATV 移動運用計画 を設けた所、
天候に恵まれ計11名の皆様にご参集いただき、送受8局により賑やかな運用が行われました。

今回集まった 弥彦山グループは新潟県局だけでしたが、上越市名立谷浜運用ポイントには
新潟・長野県局の他 埼玉・東京からも参加され、各自が自作されたフルハイビジョンATV
送受信機器は  5.7GHz  10.2GHz  ともに動作し、皆様に笑みが浮かんでいました。

当局受信映像等(モニター映像含む)は下記に置きました。
https://youtu.be/0uw61egX8GY

また、JA1OGZ局受信映像は下記にあります。
https://youtu.be/Ge4EOR9cWR0

(申し訳ございません、コールサイン表記に間違いが有りました。誤:JGH0QDH  正:JH0QDH)

なお 今回の移動運用会後は「休暇村妙高」に集合して「Miniミーティング」を開催しました。
   実はこれが目的だった??のかも・・・

十数年間継続開催した「SHFミーティング  in 信州」も、コロナウイルスの為 2年中止となって
いましたが、今回「ワクチン3回接種済みか直前の抗体検査が陰性の方」のみ参加とし
十人以下での開催としました。(参加者全員が FHD-ATV 運用等の局です)

 参考 2004年から16回連続開催の「SHFミーティング in 信州」
    2019年  https://jh0yqp.org/what/shf_meet/2019/rpt/shf2019_report.html

 アマチュア無線でのマイクロ波帯運用は、買った無線機で単に音声交信ができただけ
の時と一味も二味も違い、試行錯誤して組み上げ、免許を受けたマイクロ波機器で、
(特に FHD-ATVシステム )FHD映像が送受信できた時の感激は想像以上のものです。

自作機器は機能にも各自の拘りがあり、構成も自由に作り上げられる!
そんな機器でバッチリ交信できれば満足度100%。
一発で上手く行かない場合も今後の楽しみが残せますので、これまた楽しみが増えます。

さて、FHD-ATVは運用場所の風景映像や場所のアナウンス等を含め交信状況がリアルに
残せる為、ユーチューブ等にも公開できますから、QSLカードなんかは一切発行して
いません!  交信映像が「事実の証明」として残りますから!!

FHD-ATV用自作送受信設備は、FM-ATV等設備の何倍もの知識・経験が必要で、誰でも
すぐに始めるにはハードルが高いですが、まずは5.7GHzでのFM交信設備等を自作・運用
できる事を目指して経験と技術を蓄積して頂くのが良いかと思います。

そのうち I  社から5.7GHzまでのオールモード無線機?が発売されるでしょうが、5.7GHz
設備を「運用」だけでなく「自作」出来ないと、FHD-ATV には進めません!
(追加情報:https://blog.goo.ne.jp/ja0ruz/e/e59c22e0742dff17f0b764782253d316

またATV運用を行うには運用場所の選定から始まり、運用の為の機材も多く、更に設置
から運用までの時間が掛かる為、「チョツトだけ短時間運用します!」とは行かない
代物で、時間が掛かりますので「面倒な事は嫌いだ!」って方には不向きでしょう。

マイクロ波 と聞くと「飛ばない!」と思う方が大多数でしょうが、私たちの様に長年
マイクロ波で遊んでいると、5.7GHz なんかは 1.2GHz よりは飛ぶと思えてきます。

最近は利用できる機材や測定器も安価な物が入手できる時代となり、自作のアマチュア
無線を存分に楽しむには丁度良いバンドの様に思えます。


 行き過ぎた資本主義社会の中でスマホ・ネット等に飼い馴らされ、面倒な事を避ける
人が多くなると「アマチュア無線は面倒な事」と見えて手を付ける人はどんどん少なく
なるでしょうね。

スマホだってネットだって殆ど全てが無線で動いている事も理解できていない方も多く、
「無線なんか・・・」と言い出す始末!!

車も「乗るだけ」で、仕組みもチョッとした整備も管理も、全て金を払って人任せ!

面倒な事!は「金さえ払えばOK」・・・

全ては 金次第!! ・・・これって 良い社会? なのでしょうか、、、

 

コメント

2022年 新潟県 村上市での 5.7GHz長野ビーコン受信

2022年04月04日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

4月2日 新潟県  村上市に 自局 5.7GHzビーコン の受信確認に行きました。

今回は、以前に受信した 岩ケ崎より更に北の  「笹川流れ」 まで行って確認
しましたが、さすがに  海抜3~4m  では受信できませんでした。

その少し南でも海抜7~8m程度の高台にて受信もしてみましたが、やはり受信
までには至りませんで、結局昨年受信できた  岩ケ崎  にまで戻り受信した所、
なんとか受信できました。
受信風景は下記に置きました。

https://youtu.be/xy727wSJC7w

ここは海抜60m程度は有る様な場所ですので、フレネルゾーンが確保できる
為か受信出来ています。

5.7GHzの信号は こんな条件の場所でも  常時確実に飛んでいます!!

 

コメント