ハミなし頭絡で楽しい馬生活!日本ビットレスブライドル協会

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乗馬の技術について思う事5

2021年01月19日 | ハミなし頭絡

 「馬術」を習っている、と気づかされずに乗馬クラブに通っていると、なんとなく洗脳されます。馬術が偉くて、乗馬は下、みたいな。で、例えば3級獲った、外乗も行けるかなア、と行ってみると、外乗には、今まで習ってたはずの「馬術」的な技術っぽいもの(ハミ受けだの内方姿勢だの)が、特段不要、というか、それを外乗馬に押し付けようとしてうまくいかない、という現象が起きてきます。外乗馬の皆さんは、シロートのヘタクソを乗せながらでも、きちんと外コースを回れる、という凄い馬なんですが、客側は「駄馬」扱い、で、特に男性にありがちなのが、「勝手に馬を引き回す」という、パワハラ乗り。その結果として、死亡事故まで起きている。女性はどうかというと、それまで、クラブで散々事故を見てるから、なんか怖い。従って、今度は馬に引き回される。どちらにしても危険ではある。つまり、「馬術の技術が乗馬を楽しむ目的に全然対応できない」という現実が出てきちゃうんです。

 一方、乗馬クラブでの、乗馬中の事故は多い多い。レッスン中等々に馬がいきなり暴走、はもうあるあるで、その理由が全く分からない。

こんな感じですね。こういうのは、大会でもよく見かけます。障碍だから、じゃないです。馬場の練習中だって起こる。ただ、まあ、「馬場クラス」の練習の方が事故率少なめなので、日本では大半の人が「馬場」を練習するようになってしまう。「優雅でかっこいい」が理由ではない。「障碍より怖くないから」という理由でしょうね。

 理由が皆目分からないのに馬がいきなり暴走したり横っ飛びしたり急停止したり、で振り落とされる。しまいに大腿骨骨折、乗馬レベルを問わず(初心者から指導員クラスまで)、この事故が、自分の周りだけで複数回起きています。指導員が頸椎をやったのも見た。死ぬかと思った。こんな危険なスポーツを「癒し」だなんだって、騙すもんじゃない。

 こういうのも、客側が事故ると、結局「あんたが下手だから」にされるし、一方では「馬がサラだから」で馬のせい。問題の根本解決を考えているように思えないんですよ。

 管理人はこれでもけっこう素直な人間でして、一体どういうことなのか、なんでだ?悩みぬいた理由は、やっぱり獣医だからですね。というか、今まで診ている犬猫等々の感じから、馬がかけ離れている(攻撃的だったり、協力的でない)のがどうしても納得できない。最初は、ご多分に漏れず自分に問題があるんじゃないかと思ってたので、色々本を買ってみたり、騎乗法の講習に行ってみたり(センタードライディングやバランスインムーブメント)、ナチュラルホースマンシップの勉強会(宮田さんや持田さん)に行ってみたり、あれこれ鞍を変えてみたり、で、結果、全然役に立たん。何をやっても「馬がいきなり暴走したり横っ飛びしたり急停止したりする、あるいは馬房から出すとき、馬房に入る時に暴れる、洗い場で噛みつく、等々の理由と対処」が出てこないんですよね。

 まさか、その原因がハミにあるとはね。あるいは蹄鉄。こっちかい、と、今では分かっているので。事故を減らしたければ、スポーツの第一条の筈の「安全」をキープしたけりゃ、まずは、ハミだ蹄鉄だをやめないとダメです消去法の極みという事ですけど。

 なのに、馬場馬術等々の「競技規則」が邪魔をする。大体競技なんかやる人ってめっちゃ少ないわけでしょ、なぜこだわるのか?



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