QSOパーティが昨日から始まりました。FT8での運用者が増加し、私もDigitalモードで20局との交信を『サクッ』と済ませ、サマリーシートとログシートを作成し、JARLに送付しました。さて、Digitalモード運用者増加は嬉しいのですが、コンテストナンバーに相当する『オペレーターネーム』の送り方がわからない局も比例して増加していると感じました。中には『交信の都度、手打ちしている』とか、笑うに笑えない『無効な交信も増加した』と感じます。
【写真:Tx4とTx5に注目です(Tx4をダブルクリックするとRRRに)。】
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◆通常交信とは、設定が異なります。
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まず、CQの出し方は『CQ NYP JF3TBM PM74』です。
ときどき『CQ NYJF3TBM PM74』のように、
NYとコールサインの間の『スペース』が入っていない局も見受けられます。
この場合『JA扱い』ではなく『NA(北米)』と、
表示され『あほやなー』『格好悪りィ』と、
吹き出してしまうこともありました。
まぁ、それでも相手がダブルクリックして呼んでくれれば交信は可能です。
▲Tx4をダブルクリックすると『RR73』が『RRR』に変わります。
別に『RR73』や『73』を送出後『オペレーターネーム』を送っても、
交信には差し支えなく『有効な交信』ですが、
そのまま『73』を返して、交信が終わってしまう『残念な局』もありました。
ざっくりと『3%程度の局』が『残念な局』です。
こちらが『CQ NYP JF3TBM PM74』と送出しているのですから、
原則、オペレーターネームを送っていただきたいのです。
ご自身はログを提出せず『通常交信』を望むならば・・・。
ジブンで普通に『CQ JF3TBM PM74』のようなCQを出せばいいのです。
バンド内が『コンテストの雰囲気』になっていれば、
そこは、大人の趣味なのですから『空気を読めよな』と思います。
あたりまえですが『KYは嫌われる』ということです。
NYPを送出している局には『オペレーターネームを送って』と思います。
また、オペレーターネームは、Digitalモードでのソフトウエアが、
イレギュラーな扱いとして処理していきますので『赤表示にはならず』、
できれば『TBM/OTA 73』のように『サフィックスも併記』してほしいです。
コンテスト運用時は『紙ログ併用』がオススメです。
運用しながら『PCへ同時にロギングできる高スキルな方』はいいのですが、
残念な局は『きっと、そのスキルに達していない』と思われます。
通常交信のように『ログ』を自動的に書き込みをしながら、
オペレーターネームは『紙ログ』や『メモ』を取ることをオススメします。
多少、気ぜわしいとは思いますが『ジブンでルーティンを作る』のです。
これが面倒くさいなら従来モードで『59オオタ』とやればいいと思います。
あるいは、FT8より交信速度が速いCWで『5NN OTA TU』がいいでしょう。
▲『QSOをログ(Q)』をクリックすれば、ログデータが表示されます。
▲『OK』を押せば、ハムログに転送されます(あらかじめ設定のこと)。
オペレーターネームは、Digitalモードのソフトウエアであらかじめ設定します。
1,ソフトウエア(wsjt-x等)を立ち上げ
2,メニュー→設定→Txマクロ
3,送出する短文を作って(TBM/OTA 73のように)
4,送出しやすいように、一番上にドラッグしてもっていく
5,相手局から『RRR』等が返ってきたら
6,Tx5(TBM/OTA 73)を送出できるように
▲基本的な交信の流れは『Tx2~Tx5』を順に進めていけばOKです。
手打ちで交信の都度『オペレーターネーム』を入力している局もいますが、
非常に効率が悪く『間違いのもと』『送り損ね』で『無効』になることも。
こういうことを書くと『不慣れな局に意地悪なヤツ』と思われますが、
何らかの競技に参加するときは『一定のルールを知って参加するもの』です。
スポーツ競技でルールを知らずに参加する人はいませんね。
一定のルールをわかった上で参加しないと、
楽しくありませんし、他の局に『迷惑をかける』ものです。
無効な交信は『時間のムダ』ですし『相手の時間を食いつぶすもの』です。
しっかりと『参加規約』に目を通して楽しく参加しましょう。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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