OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●SWLも『まず、やってみる』が大事です。

2024年10月21日 | アマチュア無線

先日『シンニアマ』の方と直に会って話す機会がありました。現在の運用は430MHz帯・FMのみ。『HF、とりわけ7MHzに出たい。RIGはIC-705を持っているが、カウンターポイズを買ったものの、うまくいかない』と、抽象的なお悩みでした。案の定『動画サイト』が『先生』の方です。

【写真:室内に張った、いいかげんなループANTでもブラジルを受信】
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◆まずは、SWLでHFを体感してみよう。
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簡易な受信用アンテナも手元のジャンク電線で、

四畳半の部屋をぐるっと取り巻くループアンテナを作ってみました。

この程度のアンテナでも『受信用』と割り切れば・・・、

 

案外、使い物になるのだな・・・と実感しています。

 

ループでなくても『折り曲げたベント型ダイポール』でも構いません。

受信用ですから、平衡不平衡は『どうでもいい』とバランレス。

テキトーにこしらえたアンテナでも『HFは十分に体感できる』のですね。

 

・ロングワイヤーなら、GND容量もしっかり確保すべき

・DPなら、GND容量は意識しなくてもいい

・アンテナチューナーは『手回し』のマニュアル型でいい

 

ま、同軸の芯線側と網線側、それぞれに電線をつないでおけばいいわけで。

 

木造住宅の場合、室内アンテナでもHFの電波は十分に入ってきます。

天井の『へり』に沿わせて『電線』を『画鋲』で止めていくのでも十分。

形状は『ベントダイポール』でもいいし、ループにしても構わない。

 

芯線側(Hot)と網線側(GND)に電線をつないで・・・が、まず大事。

 

アンテナというモノは『大きなコンデンサ』みたいなもんです。

これが『理解できていない』と『C』だの『L』だの、言ってもわからないでしょう。

多くの方が『モビホ+カウンターポイズ(もどき)』の絵を動画で見ています。

 

それでも受信用なら十分に使えます。

 

鉄筋造りのマンションなら『モビホ+カウンターポイズ』で十分遊べます。

極端な事例ですが、50/144MHz用『DR-TRY2E(第一電波)』でもいい。

このアンテナは『2mの5/8λ』で『6mの1/4λ』を兼用する構造です。

余計なLCが入っていないため『HFの受信』にも使えます。

 

LCが入っていたら、目的外周波数の電波はLCがトラップになってカットされる。

 

近隣に高層マンションが建って『HFができない!』とあきらめている局も多いです。

実際に『どの程度、できないのか』は現地調査しないとわかりませんが、

少なくとも『多少は空が見える空間があれば微弱でも電波は降ってくる』。

 

受信用アンテナであれば『SWR』は無視すればいいです。

 

HFを体感するには『Digitalモード』がゼッタイにオススメです。

JTDXの方がデコードがいいとか、そんなのはDXerが言うことです。

wsjt-xで、簡易なワイヤーアンテナでも『SWL』なら十分です。

 

思った以上にデコードしてくれます。

 

・まず、受信だけでもできる『環境』を作る

・受信ができたら、かならず『ロギング』して『データ化』する

・運用とは別の『SWL用のログ』を作り、そこにロギングする

・eQSLに登録し、ADIFを生成し、受信レポートをeQSLで一括送付

・返信があった局を『Cfm』として、ログに反映させる

 

Cfmできた局を、エクセルでリストを作っていく。

 

・コールサイン

・受信年月日

・バンド

・モード

 

エクセルで作る『基本データ』はこれだけです。

 

国内AWARDで『JCC』などをやる場合は、

・JCCナンバー

・コールサイン

・受信年月日

・バンド

・モード

 

JCCナンバーが必須です。

 

項目ごとに、1セルを使用します。

JCCであれば、申請時にエクセルの『並べ替え(ソート)』すれば、

北海道から沖縄までJCCコード順に交信データが並びますね。

 

ここまでの遊び方は『ノーライセンス』の方でもできるのです。

 

すごく基礎的な話をしますが、届く電波は『電流』で『A』です。

アンテナは電流をキャッチする『C』です。

おカネを遣って『形から入る』のも結構ですが、

体感しながら『理屈をきちんと理解すべきだ』と、

私は、常々感じます。

 

SNSや動画サイトに振り回されぬように・・・。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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