IC-7760が話題です。税込で877,800円ですから『期待値も大きい』のでしょう。一方、IC-7300は普及型ながら、キャッチコピーは『最強のコンパクトHFトランシーバー。』とあります。価格は税込153,780円です。724,020円の差額でFTDX-101MPが買えるくらいに『差があるのか?』を考えてみます。
【写真:一言で表せば『単なる自己満のステイタス誇示機』に感じます】
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◆IC-7300が5.7台も買える無線機って。
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スペックを拝見したら『なるほどな』と、一旦は納得しました。
とはいえ、IC-7760で200Wを1時間連続送信可能といったとて、
どこまで、このホビーの『満足度が上がるのか?』が疑問です。
まぁ、FT8でDXを『呼び倒す』には『安心感』は得られるでしょう。
IC-7300で、呼び続けてファイナルの寿命を縮めるよりは、
精神的には『いい』といった程度の話です。
IC-7300を複数台所持して『予備機』に充てたら?。
どうしても200W出したければ、
外品のリニアを買っても、IC-7300と同等の価格です。
予備機を持っていたら『ファイナルが飛んだ』ときにも、
安心して『交換』すればいいだけのこと。
飛んだファイナルは『修理』すれば済みます。
極端な比較をしましょう。
・タワマンに住んでいる人の暮らし
・普通の10階建てくらいのマンションに住んでいる人の暮らし
暮らしの『中身』は、大きく違いません。
むしろ、普通のマンションだったら、
タワマンほどの高額なローン返済や高額な家賃にはならないです。
それだけの差額で『他の楽しみ』にも充てられるわけです。
年収4百万円を超えると『幸福度は頭打ち』という興味深い話を聞きました。
・年収4百万円の人の幸福度
・年収8百万円の人の幸福度
幸福度は『ほぼ同じ』ということだそうです。
パーキンソン第二の法則ってご存じでしょうか。
有名な『支出は収入額まで膨張する』という『アレ』です。
この法則の『おもしろいところ』は『貯蓄の敵』という点です。
収入が増えたら、支出も増えてしまう。
身近な例だと・・・。
・収入がそのままだったら、あんまり外食しない
・収入が増えたら、外食が増える
自炊しても外食しても『満腹感』は同じです。
こんな視点で『高額無線機』と『普及型無線機』では、
どの程度の『満足度』や『幸福度』が違ってくるのかな・・・と考えると、
たいして変わらないのではないか、という仮説が立ちます。
HFでの交信は『コンディション次第』です。
また、パイルになる前の『タイミング次第』です。
どうしてもパイルに参加したいこともあるでしょう。
かといって、200W程度でどうなるのか。
D/Tが0.1秒の誤差で・・・
IC-705などの10W機を使っている局に先を越されることもあります。
大事なのは『トータル・バランス』です。
IC-7760の200W機に『ATU+カーボン釣り竿ANT』というのは、
ものすごく『アンバランス』です。
メーカーは『シンニアマ』を『カモネギ』と位置づけています。
旧の第二級ですら『夜学の定時制工業高校レベル』で、
十分に合格できる内容です。
それが、e~ラーニング&CBTで『シンニアマ』を取れるようになったのは、
旧電話級で再開局した人を『合法的にハイパワーを出させるため』に、
アマチュア無線業界が『法律を変えさせた』という背景があります。
メーカーが法律を変えさせて、ハイパワー機が合法的に売れるだけの話です。
Digitalモードは『マウスでクリックするだけ。飽きた』という人もいます。
お気持ちは理解できますが『Digitalモード運用者は交信しておしまい』ではありません。
目指しているものが根本的に異なるのです。
430MHz帯・FMで『ノーカード』の人には理解しづらいと思います。
・コンテストも参加しない、しても『呼び回り』だけ
・AWARDも申請しない
・交信は『目の前の寂しさを埋めるだけのコミュニケーションツール』
これでは、進歩も発展もありません。
HFの高額無線機は、普及機と幸福度の差が小さいので『いらない』と感じますが、
せめて普及機でHFに出てDigitalモードも食わず嫌いで『やってみる』。
飽きる飽きると言いますが『それは、あなたの工夫が足りないだけ』です。
幸福度、満足度を『どう引き出すか?』。
私は『それが「大人の趣味」ではないか?』と考えます。
▲のんべんだらりやっても、飽きるのは当たり前です。
言い換えれば『飽きるのも、自己責任』です。
わからないのなら『勉強せんかい!』です。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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