アマチュア無線をやっている人なら『DXCC』の名称は聞いたことがあるでしょう。私は、そんなに注力していないDXCCですが、ある程度『飛ばせるムセン設備』を持っている方なら『海外交信の王道は、やはりDXCC』だと考えます。DXCCとは『DX Century Club』の略です。アメリカのARRLが定めた『異なるエンティティの100以上のアマチュア局と交信し、その証明を得る』と、DXCCメンバーとして申請ができます。その『会員の証』である『DXCCアワード』を受領できます。詳細は、インターネットにたくさん情報がアップされていますので、関心がある方は『ご自身で調べる』のをオススメします。
【写真:サイクル24の頃は、CQ-hamradioの別冊付録も充実していたが】
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◆自身の『メインバンド』を決めませんか?。
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DXCCに挑戦するなら『今季がチャンス』だと思います。
・まず、DXCC入りにチャレンジする気持ちを持つ
・運用面の工夫、無線設備のシステムの充実
・常日頃から、バンド内の様子を把握すべくワッチを欠かさない
ハイバンドでの運用に特化すれば第三級でもDXCC入りは十分可能です。
私が感じるのは『手あたり次第の運用』は『後で困る』です。
今はDigitalモード全盛で、交信が完了すれば、
交信データが、そのままハムログ等に転送できます。
紙ログからハムログへの『転記』などは、やらなくて済みます。
転記は間違いのもとです。
しかし、紙ログも『一定の数なら一覧性に優れている』ので、
データから転送したハムログを『総勘定元帳』の位置づけにして、
紙ログへは、ハムログの『元帳』から『間違わないように転記すればいい』でしょう。
紙ログは、あくまでも『補完』で『メモがわり』な位置づけで十分です。
さて、手あたり次第な運用は、
いずれ、必ず『頭打ち』を迎えます。
しつこく書いていますが『多くが250エンティティで頭打ち』です。
世界に196か国しかないのを、
ARRLの規定で『340エンティティ』まで増やしているにすぎず、
340エンティティから250エンティティを差し引くと『残りは90』です。
残90エンティティは『運用者がいない』等の理由で、交信が難しくなります。
当たり前ですが『ペディション頼み』になります。
・その情報を『いち早く手にする』
・DXクラスターに上がる前に交信を済ます
・ペディ局はCWでの運用を行うので、DigitalモードがだめならCWで済ます
こんな『運用面での工夫』も必須でしょう。
また、コンディションが『どうなのか?』の把握も大事です。
▲SSNの数値ばかり話題になりますが・・・。
・SSN(Sun Spot Number)
・SFI(Solar Flex Index)
・K Index(地磁気指数)→K=1以下で静穏、値が低いと安定
『コンディション把握の習慣づけ』も大事です。
こういった『中級者向け情報』は、
本来、CQ-hamradio誌が『別冊付録企画』などで、
DXCC攻略、海外交信を楽しむための企画等々、
無線業界がやってほしいな・・・と、個人的には思っています。
私は、ARRLのDXCCより、JARLのWASA-HFに軸を置いています。
しかし、WASA-HFをするにしても、
グリッドロケーターのスコアを伸ばしつつ、
新エンティティがCfmできれば、やはりうれしいものです。
運用に関しては『戦略』を立てて『グランドデザインを描く』のも不可欠でしょう。
趣味に戦略がいるのか?とか聞かれますが、
手あたり次第な運用だと、
数年後には必ず『最近飛ばないなあ』とボヤキが出ます。
実際には、電波がSAやAFまで飛んでいてもリターンがない・・・。
グランドデザインや戦略は『またの機会』に書きますが、
とにかく『何も考えず、パワーを突っ込んで、手あたり次第な運用』は、
ほどほどにしておくのを、オススメします。
まず、ご自身の『メインバンド』を決めて、徹底的にリサーチしましょう。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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